左脳を刺激する! オッサンIT化計画 Vol.4
2017.10.03
LIFE STYLE

オッサンの愚痴相手に最適!? スマートスピーカー、どこがスゴイのか?

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オッサンの愚痴相手に最適!? スマートスピーカー、どこがスゴイのか?

まさにお手伝いロボット感覚で、会話によって音楽をリクエストしたり買い物を頼んだりすることができるという話題のガジェット“スマートスピーカー”。オーシャンズ世代に、どんなメリットをもたらしてくれるのだろうか? “国内初”のスマートスピーカー「WAVE」(LINE/先行体験版)を試してみた!

話題のスマートスピーカーをいち早く体験できるLINEの「WAVE」

LINEの「WAVE」は、現在世界中で注目されている “スマートスピーカー”の一種。AI(人工知能)により、スピーカー本体の操作はもちろん、さまざまな情報を会話によって引き出せる最新ガジェットだ。海外では、すでにAmazonが「Echo」というスマートスピーカーを発売しておりヒット商品となっていることを、ニュースで知っている人も多いだろう。ソニーや東芝などのメーカーも今後スマートスピーカーのリリースを予定しているが、日本国内で実際に製品を体験できるのは、現状(2017年9月時点)で、この「WAVE」のみとなる。

果たして“スマートスピーカー”とは、どのようなものなのか? 正式版の発売を前に、現在予約販売を受け付けている先行体験版を入手し、実際に使ってみた。

話題のスマートスピーカーをいち早く体験できるLINEの「WAVE」
「WAVE」の形状は円錐形のスピーカー。バッテリー駆動も可能で、音質も悪くない。

重さは約1キロで、高さは約20cm。「WAVE」の外観は、ちょっと大きめのBluetoothスピーカーといった印象だ。実際にBluetooth接続でスマートフォンなどから音を鳴らすこともできるのだが、もちろん「WAVE」は単なるスピーカーの枠にとどまる製品ではない。

音楽の検索&再生から占いまで、AIと会話で操作できる点が驚きの楽しさ!

自分のLINEアカウントとの連携など、簡単な初期設定を済ませれば、「WAVE」はすぐに利用可能となる。使い方はズバリ「WAVE」に聞いてみればよい。スピーカーに向かい「クローバ(Clova)」と話しかけると、会話を受け付ける状態になる。ちなみに「クローバ」とは、「WAVE」に搭載されているAIのニックネーム。いわばこちらが人格にあたる部分なので以降、会話に関してはクローバという呼称で統一したい。

私「クローバ、できることを教えて?」
クローバ「音楽をかけたり、天気を教えたりすることができますよ」
私「じゃあ、明後日の天気を教えて?」
クローバ「9月〇〇日の新宿区の天気は晴れ、最高気温は…」

音声認識の精度は、思ったよりも良好。個人差もあるだろうが、筆者の場合は、多少早口だったり活舌が悪かったりしても、ちゃんとこちらの言葉を聞き取ってくれた。

話題のスマートスピーカーをいち早く体験できるLINEの「WAVE」
「WAVE(クローバ)」に話しかけると、ライトが点灯し反応してくれる。

続けて、音楽をかけてもらおう。

私「クローバ、渡辺満里奈の曲をかけて」

適当にリクエストしてみたのだが、なんと! それらしき曲が再生されたのにはびっくり。とはいえ、歌声はたぶん渡辺満里奈なんだけど(特にファンだったわけじゃないので)曲名がわからないんだよなぁ……。

私「クローバ、この曲のタイトルを教えて?」
クローバ「渡辺満里奈の『あなたから遠くへ』です」

検索してみたら、確かに該当する曲があった! 凄いなクローバ!! 実際にはLINEの音楽配信サービス「LINE MUSIC」に登録されている曲ならリクエスト可能ということなのだが、それにしても面白い。さらに面白いのが、「ヒップホップ」「静かな曲」みたいにジャンルやムードだけのリクエストにも、適当に応じてくれるところ。極端なところでは「何か曲をかけて」と話しかけるだけで、何かしらの曲(たぶん「LINE MUSIC」のヒットチャート上の楽曲)を再生してくれるのだ。もちろん音量の上げ下げや再生停止も音声でOK。正式版では当然「LINE MUSIC」の利用料金が発生するのだろうが、ライトに音楽を楽しみたい人なら、音楽機能だけでも購入する価値があると思った。

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このように、文字通り“賢いスピーカー”と呼べる「WAVE(クローバ)」だが、先行体験版の段階では、音楽関連や天気予報のほかは、占いや簡単な会話程度の機能しか利用できない。しかし、順次さまざまな機能が実装される予定となっており、つい最近も、内蔵されている赤外線通信を利用し、家電(テレビや照明器具)を操作するリモコン機能が追加されたばかりだ。今後は「LINE」のやり取りを音声で行ったり、スケジュールの確認やショッピングなど、Amazon「Echo」と同等の活用ができるようになるのだろう。

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そうした便利な活用法以外の点に目を向けると、現時点でも十分魅力的と感じたのがクローバとの“会話”だ。たとえば、

私「クローバ、今好きな人がいるんだけど……」
クローバ「あなたが好きになった人なら、きっと素敵な人なんでしょうね」

なんて、かなりどーでもいい会話にも付き合ってくれる。もちろん理解してもらえない話題も多々あるのだが、ロボットを相手におしゃべりしていると思えば、それもまた一興。こうして会話を続けているうちに、単なるスピーカーが、まさに人格のある存在みたいに思えてくるから不思議だ。実際、小さなお子さんがいる友人宅では、子供たちが夢中でクローバと会話しているのだとか。きっと、こうした最新機器って、子供のほうが自然に適応できるんだろうなぁ。

試用前は「声で操作をするのはちょっと恥ずかしいかも……」という抵抗感を覚えたが、自然な会話で操作ができる音声認識精度の高さもあるのか、慣れれば意外なほど自然と“会話”を楽しむことができたLINEの「WAVE」。正式版のリリースが待ちきれない人は、ぜひ先行体験版を予約してみるとよいだろう。

文=石井夢声

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