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賃貸住宅が海外邸宅に! 原状回復OKな簡単壁紙テク/休日DIYのABC

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カナヅチとノコギリを駆使し、家具を作り、自宅の内外装を補修! ——オッサンが目指すべき休日の、あるべき姿のひとつといえるのではなかろうか? DIYのスキルを身につけることは、たくましさと頼りがいを身につけることに他ならない。いざ、こだわりの工具を揃えて、休日必修科目を学んでみよう!

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よほどのこだわり物件に住んでいるか、古式ゆかしき日本家屋に住んでいない限り、多くの自宅の壁には壁紙が貼ってあるはず。日本の住宅の内壁のスタンダードは壁紙といっていい。賃貸やマンション購入なら、入居時から貼ってあることが大抵なので、剥がして貼り直し……なんて面倒極まりない! と考えがちだろう。

とはいえ、実はカンタンに壁紙はカスタムできるらしい。ポイントは、外国製の壁紙を選び、ノリにこだわることだとか!

空間デザインを手がけるMARU代表で、DIYの達人・石坂 健さんに、気になるテクニックを教わった。

国産の壁紙はほとんどがビニール素材で、剥がしたときに裏紙が残りやすいんです。また国産は “ミミ”とよばれる印刷されていない部分が付いています。貼る際につなぎ目は4cm程度重ねて、そこをカッターで2枚同時にカットして、余分を取り除く必要があるので初心者にはハードルが高いんです。その点、輸入クロスはミミがないので、貼りやすい。極端な話、柄が多少ずれるのを気にしなければ、誰でも貼れるんです」

海外製の壁紙は、大胆な図柄と鮮やかな発色が特徴だ。石坂さんが見せてくれたサンプル帳には海外製壁紙の実物見本が納められているのだが、これが美術本を見ているような鮮烈な世界観。「これ、どうやって使うの!?」というユニークなものもチラホラある。家に貼った様子を想像するだけで楽しい。

「海外製の大半が、紙か不織布でできています。まず紙のクロスは、マットでしっとりとしていて質感がいいんです。また不織布は、鮮やかな発色と、水に強くて裂けにくいのが特徴です。いずれも凹凸があったり、質感も様々ですから、一度実際に見て選んでほしいですね。気になる価格ですが、幅が53cmほどで、1mにつき1300〜2000円くらい。不織布の方が紙に比べてリーズナブルな印象です」

今回取材した代官山にあるDÉCOR TOKYOなど、海外製の壁紙を扱うインテリアショップはチラホラ。取り寄せのみならず在庫を持つお店も多いので、こういう部屋にしたいというイメージ写真や雑誌の切り抜きを持っていって、お店でプロに提案してもらうのも手だとか。

そして壁紙とあわせて考えたいのが、ノリ。今や初心者が手軽に扱える、貼って剥がせるノリなどが数々出ているという。

「紙と不織布で、それぞれ使うノリや塗り方が違います。今回紹介するのは、『スーパーフレスコイージー』。このノリはどちらの壁紙にも使えるのですが、紙の場合はノリの水分を吸い取って壁紙が少し膨張するため、壁紙に塗ってしばらく染み込ませる必要があります。不織布の場合は、壁に直接塗ってください。不織布の壁紙には、塗って12時間置くと付箋のりのようになる『マタハルくん』がオススメです」

いずれもすでに貼ってある国産のビニール壁紙の上から貼れ、後々剥がしたときにはさっと水拭きするだけで後残りしないのだとか。


そしてツールについても、手軽なセットが売っている。DÉCOR TOKYOでは、ノリようのバケツからローラー、ハケや各種ヘラに、貼って剥がせる粉ノリまで付いたセットが3000円代で販売されている。


さて、一式揃えたなら、いよいよ塗り方だ。たとえば壁にノリを塗る場合、まず溶かしたノリをまんべんなく壁に塗るところからスタートする。ローラーを使うと、均一に塗れて効率がいいとか。


「壁のスミにはローラーでは塗りづらいため、ハケを併用するといいですよ」


そうしたらいよいよ壁紙を貼っていく。壁の高さ+10cmほど余るように、ロールから切り出しておこう。まず天井には5cmほどはみ出すように張り付け、しっかりとズレのないようにサイドを合わせる。


その後、大きなハケで中の気泡を抜いていく。上下左右にずれないように、慎重に。それでも気泡が抜けない場合、小さなローラーで転がして外に排出する。


こうしてしっかりと貼り付けたら、天井に竹べらで折り目を付けておく、こうすることで、カッターで切りやすくなるのだ。


最後に平ヘラを定規のように切れ目に押し当ててカッターで切る。カッターは一度刃を入れたら抜かないのが鉄則。ヘラの丸くなった側を進行方向にスライドさせて、最初と同じように定規を当てるように、カッターでゆっくりと切っていくのだ。天井と同様に、床側も同じように施工する。貼り終えたら、1枚目の壁紙と柄をあわせながら位置を決めて貼っていく。この繰り返しだ。ひとりでも十分にできてしまう手軽さである。

「言葉にすると難しいように思われがちですが、一度体得してしまえばカンタンなんです。ぜひ挑戦してみてください」

つまりDIYは、論もさることながら体で覚えることが重要。ちょっと体験しただけでも、苦手意識が吹っ飛ぶ手軽さだった。それに、初心者向けに扱いやすいツールは豊富にリリースされていることも、背中を押してくれるはず。材料費と最低限のツール代だけで、あっという間に部屋が見違えるような印象になるなら、週末を費やしてみるのも、損のない選択だと思わない?

■教えてくれた人

石坂 健さん
1986 年 埼玉県川越市生まれ。大学を卒業後、商業施設の設計施工監理会社、空間デザイン事務所を経て、2015 年に独立。店舗、住宅、事務所などのインテリアデザイン・プロダクトデザイン・企画・ディレクションなどを行うほか、DIYを学ぶワークショップを多数開催する。
公式Facebook

■取材協力

インテリアマテリアルショップ「DÉCOR TOKYO」
小さなDIYグッズから壁紙や建具、床材などの内装建材など、ほかではお目にかかれないマテリアル系のインテリアアイテムが数多く揃う。
渋谷区恵比寿西1-31-18
TEL:03-5784-1597
公式サイト

※第三回の募集は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。

■緊急告知! DIYを学びながら、海沿いのカフェをカスタムするイベントを、7月30日(日)に開催!

【募集概要】
日時:7月30日(日)
・10:00 渋谷集合(詳細な場所は当選者にメールでご案内します)
・12:00~13:00 会場到着・昼食
・13:00~15:00 DIY体験
・17:00前後 都内到着・解散
*貸切バスでのご移動か、直接会場にお越しいただくかをお選びいただけます。
*会場には駐車場がございません。お車でお越しの際は、お近くのコインパーキングをご利用下さい。
*交通事情によりやむを得ず、時間が前後することがございます。
場所:神奈川県葉山町「On The COB」
定員:12名
服装:汚れてもいい服装でお越し下さい
参加費:
・雑誌OCEANS定期購読者:2000円(送迎・お食事代含む)
・一般読者:5000円(送迎・お食事代含む)
*雑誌OCEANS定期購読者の方は、お連れ様1名まで2000円で参加できます。
*当日会場にて現金でのお支払いとなります。必ずご用意ください。
*お食事・飲み物をご用意しております。

締め切り:2017年7月1日(土)
*当選者の発表は、メールの発送をもって代えさせていただきます。

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