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2017.05.14

たべる

えっ、そうだったの!? 飲み屋で教えたくなる5つのホッピートリビア

業務用は360ml、市販用は330mlとじつは容量が違う

(1)「ホッビー」だったらブレイクしていなかったかも!?
皆さんは疑問に思ったことがないだろうか。「なんでホッピーという名前なの?」と。ホッピービバレッジの前身、コクカ飲料創業者の石渡秀氏は、「本物のホップを使ったノンビア」ということで「ホッビー」と名付けようとした。しかし、どうも発音しづらい。そこで濁音を半濁音に変えて「ホッピー」となったのだ。もし、「ホッビー」のまま発売していたら、これほどまでブレイクしていないかもしれない。
(2)業務用は360ml、市販用は330ml。じつは容量が違う
ホッピーだけではなく、「黒ホッピー」を置いている店も少なくない。ちなみに飲食店に置いてあるものは基本的に業務用で容量は360ml。対して、コンビニや酒屋で買えるおもなものは「ホッピー330」「ホッピー」「ホッピーブラック」の3種類で容量が330mlとやや少ない。さらにホッピー発売55周年を記念して作られた「55ホッピー」(通称「赤ホッピー」)もある。こちらは従来のホッピーに比べて約2倍の醸造時間をかけた逸品で、2017年度モンドセレクション銀賞を受賞した。
画像提供/ホッピービバレッジ

安全性を高めるために瓶のデザインをリニューアル

(3)リニューアル後の瓶のフォルムにご注目!
瓶のくびれ部分のフォルムが変わったことにお気付きだろうか。以前はなめからなラインだったのに対し、現行の瓶はカクッと曲がっているのだ。「リニューアルしたのは2017年2月。鮮度向上と環境保護を高めるために強度と重量を増やしました。また、瓶の強度を増す為に『梨地』と呼ばれる凹凸部分をつくっています(ホッピービバレッジ広報・原知代さん)。次にホッピーを飲む際はじっくりと観察してほしい。
左がリニューアル前、右がリニューアル後
(4)2020年には世界が注目! 目指せ「ザ・Tokyo Drink」
東京・赤坂で誕生したせいか、ホッピーは東京圏以外ではなかなかお目にかかれないケースもある。その理由を原さんに聞いてみると……、「インターネット等で何でも手に入る環境になった中で、東京に行けばホッピーが飲める、ホッピーを見ると東京にいた頃を思い出す、など東京と共にある『ザ・Tokyo Drink』を目指しています」。なるほど。2020年の東京オリンピックでは多くの外国人も東京を訪れる。「ザ・Tokyo Drink」をアピールする絶好の機会になるはずだ。

ジョッキの星は北斗七星をイメージしたデザイン

(5)さりげなく7つの星に託された物語
ジョッキでごくごく飲むホッピーも美味しいものだ。ホッピーオリジナルジョッキには「ホッピー」のロゴと星がいくつか散りばめられている。これは北斗七星をイメージしたデザインなのだ。ちなみに、最下部の2つの星はアルコール度数を決める目安。下の星まで焼酎を入れると度数は約5%、上の星まで入れると約7%になる。
ジョッキの北斗七星とともに乾杯!
以上、ホッピーに関する5つのトリビアでした。こんな話を肴に今宵も楽しく飲んでいただければ幸いです。
取材・文/石原たきび
●お知らせ
来たる5月16日(火)〜17日(水)にホッピービバレッジも後援する飲み歩きイベント、「赤坂 食べないと飲まナイト」を開催する。ホッピーが飲める店も多数参加。
akasaka.tabe-noma.com
<クレジット>
取材協力/ホッピービバレッジ株式会社
www.hoppy-happy.com/


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