BBQ最大の鬼門となる炭の火起こしについて考えてみよう。火起こし問題の解決法は、火が燃える原理を頭に入れることで見えてくる。 ① 火は上に燃え上がるので、着火剤はいちばん下に置く ② 燃え上がる炎を有効に使うために、炭は縦を意識して積む ③ 燃焼には空気が必要なので隙間を潰さない 空気の通り道になるよう、中を空洞にした円柱状に炭を組み、隙間から着火剤に火をつける。こうすると、炭が煙突のような役割を果たし、着火剤の炎が勢いよく燃える仕組みだ。 炭が真っ赤になるまで、崩したり、あおいだりする必要はない。ただ待つだけで、あとは勝手に火がついてくれる。 安価な炭の中には、積み重ねられない形の炭もある。その場合は、「チャコールスターター」と呼ばれる道具があると便利。 使い方は中に炭を入れて、火をつけた着火剤の上に置くだけ。炎が筒の中を燃え上がり、簡単に炭に着火できる。 炭を筒状に組むのと同じ原理を利用した道具だ。火起こしがスムーズに済めば、時間と気持ちに余裕が生まれるので、積極的に取り入れてみよう。