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2021.03.20

あそぶ

自称フットボーラーのPRコーディネイターが、走る習慣を大切にする理由

太郎館季道
「Running Up-Date」とは……
小学生の頃からサッカーに傾倒し、深夜のテレビ番組から流れてくる欧州サッカーの圧倒的な迫力に胸を熱くした。
多感な時期にJリーグブームを通過した太郎館季道さんは、先日、ファッション関係のブランドPRやディレクションなどを手掛けるコーディネイターとして独立したばかり。
エンジョイ&ハードワークをモットーに、今でも最低週1回のサッカーやフットサルを欠かさない。そして「いつ試合に呼ばれても、動ける体であるため」に、ランニングで体作りをしている。

自分の都合だけで出来るスポーツ。それがランニング

「自分では自分のことをランナーだとは思っていなくて、あくまでも軸足はフットボーラー、サッカーにあります。だからこういう取材を受けるのはおこがましいのですが……」と、太郎館さん。走り始めたのは30歳前後の頃だ。
太郎館季道
「当時はインポートブランドショップで販売員をしていました。勤務時間が不規則だったので、サッカーに呼んでもらっても参加できないことがあったのと、仲間が年齢的に家庭を持ち始めてサッカーの優先順位が変わっていったのとで、プレーする時間がだんだんと減ってしまっていたんですよね。サッカーのゲームって、1人じゃできないですから。
そこで、『自分の都合だけで出来るスポーツってなんだろう。そうか、ランニングがあるじゃないか』と、仲間に誘われるまま走り出しました」。
これ、比較的よく聞く話である。ランニングは好きな時間に好きな場所で行えて、ボールやラケットのように特別な道具もいらない。
「それこそ、最初はフットサル用のシューズで走ってましたね。ある日、当時登場したばかりだったナイキのルナロンソールを搭載したスニーカーに惹かれて、手を出してみたんです。感動しましたね、クッション性の豊かさに(笑)。生まれて購入した“走るためのシューズ”でした」。
太郎館季道
そのアイテムのどこが、なぜいいのか。どのような歴史を持つブランドで、どんな文脈から生まれたものなのか。仕事柄、モノのバックグラウンドに興味のあった太郎館さんは、ランニングの面白さに目覚めていく。
「いつでも動ける体でありたいと始めたランニングですが、タイミングが良かったのかもしれません。というのも、そのころPR会社に転職をして、アメリカのランニングブランドを扱うようになったんですよ。そのブランドのギアの背景を知り、実際に自分で試してから、その良さを語りたいというのがありましたから」。


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