「玄人キャンパーが選んだコスパギア」とは……徐々にアッパーな価格帯になってきた本特集。今回の予算は2万円だ。
・予算1万円なら
コチラ・1000円でお釣りがくるギアは
コチラセレクトのサブテーマは“質実剛健”。この値段で一生使えるものが手に入るとしたらコスパは高い。
長年キャンプを嗜むアウトドアマンが紹介する愛用品は、どれも買って損なしの品ばかり!
①「ソト」のステンレスクッカー
キャンプは自転車で行くことが多い辻井さん。そのため、軽量ギアを選ぶことが多いというが、今回は堅牢なクッカーをリコメンド。
「重厚なポット&リッドの3種セットはスタッキングして収納できることもあり、家でもキャンプでも使うようになって6年くらい経ちます。こちらは車で移動するときに持参しています。
最初は高いな〜と悩んで買ったのですが、結果的にちまちまと買い足すより経済的でした。収納を考えると同じシリーズで揃えるのが鉄則ですね」。
ちなみに、ソトの「ステンレスダッチオーブン 10インチ」にもピッタリ収まる仕様。さらにリッドは皿、鍋敷きとしても活用できるなど、使い勝手もキチンと計算されている。
| 推薦人 ボルシチPR代表 辻井国裕さん(45歳) キャンプ歴8年。国内外のブランドを取り扱うフリーランスPR。キャンプは登山や自転車とセットで楽しむことが多く、バックパックに詰め込めるような、ソロで使えるコンパクトなアイテムにこだわりを持つ。 |
②「スタンドジョー」のテーブル
モデルの春日さんイチオシのスタンドジョーは、天板を外せばサーフボードスタンドに変身する折りたたみテーブルだ。
「サーフィンとキャンプが趣味なので、かなり重宝しています。天板のペイントは、島根滞在中に手伝っているショップ『BSKK』と親交のあるイラストレーター、KILL THE KETTLEさんに描いていただいたもの。世界に一台のスペシャルモデルです」。
また、そのデザイン性はもちろん、機能性も愛用している理由だという。
「脚の上部、ボードに接触する部分にはコルクが接着されていて、ボードをワックスアップするときやフィンを取り付けるときに傷がつかないように配慮されています。持ち運ぶときは解体して、専用の収納袋に納められるのも最高です」。
| 推薦人 モデル 春日潤也さん(38歳) キャンプ歴約10年。ファッション雑誌を中心にモデルとして活動し、CMや広告にも多数出演。東京で活躍する傍ら、地元である島根県を行き来し、二拠点生活を実践中。スケートボードや自転車にサーフィン、釣りなど趣味も幅広い。 |
③「フィルソン」のベスト
質実剛健なアメリカンブランドといえばやっぱりフィルソン。その良さを知り尽くしているアウターリミッツの吉田さんがオススメするのは、“ギア”とも呼べるゲームベストだ。
「もともとはコートやブルゾンの上に着るハンティング用のオーバーベストですが、キャンプでは何でも持ち運ぶ“着るバッグ”的に活用しています。
オイルドクロス生地で多少雨に降られてもポケットの中身は濡れないし、焚き火の火の粉にも強い。これは汚れたほうがむしろカッコイイ服だと思うので、かなりラフに使っています」。
実際に着てみるとこんな感じ。単調なキャンプコーディネイトにもアクセントを与えてくれる。
「日常でも、収納力が下がる夏場にはTシャツの上に、冬場にもアウターの上に着てバッグ代わりに使っています。特に海外出張時は必携で、セキュリティ面も含めて携帯やWi-Fiルーター、財布などを入れています」。
| 推薦人 アウターリミッツ海外事業&PRシニアマネージャー 吉田 聖さん(41歳) キャンプ歴約20年。ナイジェル・ケーボンの運営、またフィルソンなどの海外ブランドの日本総代理店を務めるアウターリミッツのキーマン。二児の父としてキャンプで家族をもてなす際は、テキサス仕込みのBBQとタコスを振舞う。 |
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