「玄人キャンパーが選んだコスパギア」とは……ちょっとした気の迷いでいろいろと買ってしまいがちな、魔の価格帯である1万円以下のギア。ここまでくると選択肢が膨大になってくるのだが、だからこそ財布の紐をしっかり締めて品定めしたい。
今回もプロフェッショナルたちがセレクトした、心惹かれるギアの紹介だ!
①「ユニフレーム」のファイアグリル
シンプルな使い心地だからこそ愛着が湧く。大桃さんがオススメするのは、キャンプを始めたときから使い続けているユニフレームの焚き火台だ。
「今はさまざまなメーカーから数え切れないほどの焚き火台が発売されていますが、僕が選んだのは大定番のコレでした。毎回キャンプで使っていますが、キャンプを始めて5年経った現在も耐久性があって壊れる気配はまったくナシ。
複数人で使えるサイズの焚き火台としては安価な部類なのに、タフなのが素晴らしい。今後も使用していきたい愛用品です」。
| 推薦人 ユナイトナイン プレス 大桃祥弘さん(34歳) キャンプ歴5年。オーシャンズでもお馴染みのブランドを取り扱うショールーム「ユナイトナイン 」のPR担当。キャンプやハイキングと山寄りの外遊びをメインに、最近ではサーフィンにも挑戦。ファッションとアウトドアの接点を自ら広げている。 |
②「ゴードライ」のハンガーラック
キャンプハック編集長の松田さんが推すのは、愛車のハイエースに取り付けたハンガーラックだ。
「車中泊で連泊時に寝袋をうまく簡単に乾燥させたいと思ったときに見つけたのが、サーファー用に開発されたウエットスーツをかける吸盤式のハンガー。タオル類や寝袋を乾かすのに使ったり、キッチンペーパーの穴に通して使うなんてこともできます」。
ご覧のように窓ガラスにもピタッと吸着。耐荷重は一本あたり6kgなので、濡れた衣類をかけておいても大丈夫そうだ。
「サーフィンをしなくとも、キャンプで大活躍しています。バンライフや車中泊している方におすすめですよ!」。
| 推薦人 キャンプハック編集長 松田隆史さん(32歳) キャンプ歴8年。2016年に編集部に入って以来、仕事でもプライベートでもキャンプ漬けの毎日を送る。最近フレックスでハイエースをリノベーションした「リノカ」を購入。その勢いで自宅も改装した。 |
③「レザーマン」のマイクラ
ディッセンバーの菊池さんは、釣りや狩猟、カヌー、キャンプなどのアクティビティ時に必ず持っていくという、コンパクトで頼れる相棒を推薦。
「アウトドアのマルチツールといえばほとんどがナイフですが、レザーマンはペンチを主とした画期的なマルチツール。なかでもマイクラはハサミが主体です。
実際はハサミが便利な場面が多いですし、20年以上経つ今もエマージェンシーグッズとして必携しています。僕のは学生時代に購入したもので、当時2500円ぐらいだったかな」。
収納時は6.5cm、重さは51gと携帯性の高いボディに、ナイフ・ピンセット・ドライバー類など計10の機能が盛り込まれている。現在は同モデルが6050円で発売中だ。
| 推薦人 ディッセンバー 代表 菊池大二郎さん(47歳) キャンプ歴40年。山形と目黒に店を構える名店「ディッセンバー」を経営。レトロなアウトドアギアのセレクトセンス、コットンやウッド、メタルを使ったローテクなオリジナルギアに定評あり。 |
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