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2021.09.11

あそぶ

登山で着る服を徹底討論。山好き3人が10着のトップスを見て、着て感じたこと

モデル・大石学さんと考えるFUNな“山服”、蝶ヶ岳を登ってきたばかりの面々は今回、トップスについて考察!
▶︎第1弾 ボトムス編はこちら
【考察メンバー】
ガク:大石学。モデル。朝サーフならぬ朝登山をこなして撮影の仕事に向かうことも。蝶ヶ岳取材の発起人でもある。元高校球児だけに抜群の体力を誇る。
テツ:柏田テツヲ。フォトグラファー。今回の蝶ヶ岳取材を撮影。ファッション、ポートレート、アウトドアブランドの撮影まで幅広く活躍中。山旅も街旅も大好きなアクティブ派。
カセ:加瀬友重。オーシャンズ本誌コントリビューティング・エディター。今回の企画を担当。お気に入りの山域は奥多摩。低山の単独行を好む。蝶ヶ岳取材では登山口までの送迎を務めた。

山シャツ試着会、開始!

カセ 続いてシャツとTシャツですが。ガクさんはどちらかというとシャツ派でしょ?
ガク 完全に山シャツ派です、ハイ。何せこのミレーのシャツ(1)は実際に愛用してますから。
1)「ミレー」のシャツ1万5400円/ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン 03-6417-0492
テツ さすが(笑)。
ガク 素材が和紙からできている「和紙シリーズ」。サラサラの着心地でホント快適。乾きもめっちゃ早いんです。あと個人的には、最初からシワ感のある素材なのでシワが気にならない。
カセ 日本の夏って圧倒的に高温多湿。それは山でも街でも同じことなんだよね。こういう「サラリとした着心地」というのは、我々世代のFUNな山服に欠かせない要素だと思う。
ガク このシャツも大好きなやつ(2)。実際に着た感じ、いちばんしっくりくるシャツかもしれない。着丈もシルエットも完全に好みですね。
2)「マーモット」のシャツ1万8480円/デサントジャパン 0120-46-0310
テツ ガクさん、シャツを着始めたらどんどん元気になってきましたね。
カセ そろそろ疲れてくるんじゃないかな〜ていう中盤で、ガクさんが好きそうなシャツを持ってきたのよ。まだまだ頑張ってもらわないと。機能系シャツもいいけど、ちょっと街寄りなやつもいいと思うんだ。俺の推しはこの黒いシャツ(3)。ちょっとパンクっぽいテイストで、フックあるでしょ。
3)「マウンテン リサーチ」のシャツ3万1900円/…..リサーチジェネラルストア 03-3463-6376
ガク おお〜新しいっすね。でもアリでしょう。小物を入れることをちゃんと考えているから、ポケットにマチがあるんでしょうね。さらりとした着心地もいい。テッちゃんも黒、好きでしょ?
テツ 完全に僕好みですけど、これは格好良すぎて山で着る勇気が出ないかもです。
カセ そういう気持ちももちろん理解できる(笑)。街寄り、それもアメカジ系でいうとネルシャツライクなやつはどうだろう。このチェック柄のシャツ(4)、実にクラシックだと思わない?
4)「ザ・ノース・フェイス パープルレーベル」のシャツ1万9800円/ナナミカ 代官山 03-5728-6550
ガク めっちゃオールドスクール。あっでも、素材はクールマックスですよ。それにフロントボタンがスナップじゃないですか(大声)!
テツ えっそこ刺さる?
ガク もちろんもちろん。山ではできるだけ面倒が少ないほうがいいんだよ。さっと着られて、暑くなってきたら汗をかく前にさっと脱ぐ。着る服のこまめな調整はFUN登山の基本です。
カセ そういう意味でも、前ボタンや前ジップのシャツは有用かもしれない。ヤブや鎖場とかじゃない比較的安全な登山道だったら、リュックを下ろさず前を開けて、湿度を開放することができるし。ていうか実際自分、山でそういう着こなししてるわ。
ガク バートンのシャツ(5)はエクストリームなブランドらしく、色みにインパクトがありますね。手に取った瞬間はちょっと重いかなと感じましたが、保温力も高そうだしいい感じ。
5)「バートン」のシャツ1万6500円/バートン 03-4540-6752
テツ さすが本職、似合いますね。
ガク うん、動きやすさもある。リュックを背負ってもストレスないですね。やっぱり見た目だけじゃわからないなあ。このシャツを着て秋冬の山に行きたくなってきました。これ本心です。
カセ オーシャンズでも本来のシャツ特集をときどきするけど、機会があれば山シャツ特集をやってもいいかもしれないなあ。まじめな話、我々の年代ってボディラインが気になる人も少なくないと思う。ピタッとしたハイテク系のインナーも格好良いけど、シャツなら適度に体型もフォローしてくれるんじゃないかな。
ガク カセさん、機会があればじゃなくてぜひ企画してください。
カセ 了解、頑張るわ(笑)。


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