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2021.06.16

あそぶ

日本人シェイパー・千葉公平。波乗りを楽しむ気持ちが込められた手仕事

日本の物づくりへの高い評価はサーフィンの分野でも感じられる。その代表例が「サタデーズ ニューヨークシティ」からパートナー指名された日本人シェイパー・千葉公平さんだ。
なぜ彼は選ばれたか?両者の出会いからその関係性を紐解いてみよう。
 

波乗りを楽しむ気持ちが互いの心を通わせた

サタデーズがパートナー指名する日本人シェイパー・千葉公平さんの“手仕事”
「ゼン2」というモデルのデッキ面中央部にスラッシュが大胆に描かれたコラボモデル。
都会的なアパレルとサーフィンを掛け合わせ、大都市ニューヨークでクリエイティブを行うサタデーズ ニューヨークシティ。日本に上陸したのは2012年。当初から東京・代官山の旗艦店に置かれていたのが303サーフボードだ。
両者の出会いにはキーパーソンがいる。スタイリストの熊谷隆志さん。彼が「サーフボードを扱うなら紹介したい人がいる」と、サタデーズのモーガン・コレットさんとコリン・タンストールさんらに進言。303サーフボードを主宰する千葉公平さんを紹介した。
「日本サーフィン界のレジェンドであり、自分の人生を変えてくれた人だと熊谷さんは言っていました。そのような人と出会えること自体、喜ばしかった」とモーガンさんは振り返る。
サーフィンIQの高いカリフォルニア生まれのモーガン・コレットさん。千葉さんのサーフボード談義にはいつも興味津々の様子を見せる。
このときまでブランドのことは知らなかった2人だが、改めて千葉さんと言葉を交わすと共通の知人が多いことに気がついた。それはアメリカやオーストラリアの友人サーファーたち。
近いところでサーフィンを楽しんでいたことを知ると、互いの心の距離が縮まり、友情のような気持ちが芽生えていったことをモーガンさんは覚えている。両者によるプロジェクトの根底には、初めからフレンドシップが流れているのだ。


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