「満たせ! 俺たちの休日3大欲求」特集 Vol.5
2021.05.04
LEISURE

欧米&日本の人気4ブランドの傑作テント。どれもグッドデザインゆえ迷うこと必至

自宅を飛び出して自然に浸る。キャンプの認識はそれで間違いないのだが、ちょっとお待ちを。

どうせなら、もうひとつお気に入りの我が家を作る感覚で、テントに気を配ってみてはいかがだろう。

 

欧米ブランド
▶︎「ザ・ノース・フェイス」の2メータードーム

家の中にもうひとつ我が家を作る!? 家でも外でも使いたいグッドルッキングなテント5選
収容人数 8人、重量 23.13kg、フロアサイズ 394×394cm 88万円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン 0120-307-560)

いくつになっても冒険という言葉には強く惹かれてしまう。南極なんておそらく一生足を踏み入れることはないだろうし……。

だからこそ、同地やヒマラヤ山脈で冒険者たちを支え続けてきたザ・ノース・フェイスの名作に憧憬するのだろう。

[左上]複雑に組まれた骨子が類いまれな強度を生む。テントの構造を提唱した、現代のダ・ヴィンチと称されたフラー博士の偉大さを実感。[右上]前後に2つ設置された大きな入り口は、出入りのしやすさだけでなく夏には涼をもたらす風をテント内に招き入れる。[下]付属のフライシートで雨もケア。天頂部分には天窓が設置され、ベンチレーションや煙突穴としても機能する。このロゴにもグッとくる。

幾何学的に三角形と六角形を掛け合わせて形成した球体は、外部の圧力に屈せず突風にも耐えうる強度を備える。

おいそれと冒険はできないが、この中でかの地に思いを馳せるのもきっと悪くない。

 

▶︎「ヒルバーグ」のアトラス

収容人数 8人、重量 10.5kg、フロアサイズ 435×425cm 41万2500円/ヒルバーグ(エイ アンド エフ www.aandf.co.jp

いつかはヒルバーグ。キャンプ好きなら誰もが思う憧れのスウェーデンブランドは、創業から約半世紀にわたりテント作りひと筋を貫く。

自社のファクトリーでは職人がひと張りひと張りに魂を込め、タグに自身の名を刻む。そうして出来上がった製品は、各国の軍隊や極地遠征のベースキャンプにも採用されるほどに軽く、強い。長らく、すべてのアウトドア愛好者の信頼を一身に集めるのもうなずける。

[上]元森林管理官にして創設者のボー・ヒルバーグ。[左下]ヒルバーグの特徴のひとつがシリコンを繊維に染み込ませた強靭な生地、ケルロン。風雨をものともせず、摩擦や引き裂き強度にも優れる。[右下]水が染み込むのを防ぐシームテープは劣化により剥がれる場合も。その点、4枚もの生地を重ね縫い合わせているこのテントにその心配はない。

ちなみに、アトラスは使い勝手と見た目の良さからブランドの中でも圧倒的人気を誇る。

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日本ブランド
▶︎「ゼインアーツ」のゼクーL

収容人数 約10人、重量 14kg、フロアサイズ 540×470cm 9万8780円/ゼインアーツ 0263-87-2955

徹底的に機能を追求しつつ無駄を極限まで省く。その最大公約数を突き詰めたキャンプギアはやはり美しい。ゼインアーツのテントを見るにつけそれを実感する。

ワンポールテント、ゼクーMは2020年にグッドデザイン賞を受賞し、グッドデザイン・ベスト100にも選出された。これはその最大サイズ。複雑構造に見えて設営が簡単ってところもいい。

 

▶︎「オガワ」のアポロンT/C

収容人数 約10人、重量 約30kg、フロアサイズ 435×320cm 16万2800円/オガワ(キャンパルジャパン 0800-800-7120)

100年という途方もない時間をテント作りに費やしてきたオガワ。それだけでも尊敬に値するが、天井に縦方向のポールを通すことで自立と優れた耐久性や居住性を確立したブランドきっての人気者、アポロンの実力には感服する。

そして、昨年秋にはT/C(ポリコットン)素材を使った新作を発表。その出来栄えに老舗の底力を改めて実感した次第。

 

増山直樹、菊地 亮=文

# ザ・ノース・フェイス# キャンプ# テント
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