Camp Gear Note Vol.75
2021.01.17
LEISURE

車中泊からサーフィンまで。海キャンプにオススメな「ニーモ」の最旬ギア

ニーモ

「Camp Gear Note」とは……

テントブランドとしてのイメージが強い「ニーモ」だが、この数年はテント以外のジャンルのギアにも力を入れ始めている。独特な形状と構造のシュラフやマットをはじめ、そのラインナップは年々拡充中だ。

この春リリース予定の新作をはじめ、オーシャンズな男たちにオススメしたいサーフキャンプや車中泊に便利な最旬ギアをご紹介しよう。

 

日本仕様だから快適、扱いやすいテントのラインナップ

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「ダガーリッジポーチ 3P」7万9200円[税込]。重量はふたり用で2.71kg、3人用で3.03kg。

前編でお伝えしたとおり、日本国内で流通するニーモのテントのほとんどは日本向けに設計されている。高温多湿な環境でも快適な時間を約束してくれることが特徴だ。

なかでもキャンプ派におすすめしたいのは、この春に発売予定の「ダガーリッジポーチ」。

トロピカルな夏場のサーフキャンプから、シリアスな雪山でのバックカントリーキャンプまで使えるハイエンドモデルだ。

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就寝スペースのフロントは全面メッシュで通気はバッチリ。出入口は後方にも設けられている。

なんと言っても特徴は、アーチ状のフレームが作り出す広々とした前室。

チェア2脚+テーブルが余裕で入るので、ミニマムなキャンプならこれがあればタープを立てる必要すらない。自転車やショートボードもそのまま入れられるほどの広さだ。

生地は荒天にも耐えるタフな素材が採用されている。この造りでいて、3人用でわずか3.03kgと軽量なこともポイント。このスペックならソロで背負って使うことも十分検討できる。

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「ダガーストーム3P」7万400円[税込]。3人用でわずか1.73kgという軽さ。

家族とキャンプ場で使うのはもちろん、ソロキャンプや登山にも1張りで対応したい。そんな欲張りな方には、「ダガーストーム3P」がおすすめ。

特徴は2kgを切る軽さに加え、前後に大型ドアと前室を備えていること。大型ドアはメッシュに切り替え可能なので、蒸し暑い時期には前後をメッシュにすれば快適な風の通り道を作ることができる。

ニーモ
サブポールが頭頂部を、逆Y字型構造のポールが側壁を引っ張り、内部空間を広げていることがわかるだろう。

頭頂部にはサブポール(写真の黄色いポール)、側面部には曲げ加工が施された特殊な形状のポールを採用。空間を最大限広げ、ミニマムなテントの弱点であるテント内の圧迫感を軽減している。

ポールとテントはパチっとはめるだけのコーナーアンカーで固定する仕組みなので、ビギナーでも素早く簡単、かつ確実に設営できることもうれしい。

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スリーピングギアにも独自のアイデアがきらりと光る

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「ディスコ30」3万4650円[税込]。右の「ディスコ30 W’s」3万8500円[税込]は女性用。

くびれたヒョウタン型のシルエットが特徴的なニーモのシュラフは、この数年で急速に愛用者を増やしている。

従来のマミー型(ミイラのような形)よりも肘や膝周りに余裕を持たせた独特な形状は、彼らが独自に開発したもの。実は70%ほどの人が横向き姿勢で寝ているそうで、この特殊な形状は横向きの姿勢や寝返りにも対応できる実用的なフォルムなのだ。

実際にくるまってモゾモゾ動いてみると、肘や膝周りに圧迫感がなく、寝心地の違いがよくわかる。

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横方向ではなく縦方向にダウンの部屋を構成すると、ダウンが体に沿うように全身を包み込むので保温性が高まる。

撥水ダウンを封入し、テントに触れて濡れやすいフードと足元に防水透湿生地を使うなど、濡れに強い構造もポイント。

他にもバッフル(ダウンが封入されている部屋)を縦型にして偏りを防いだり、メインジッパーのほかに寝袋内の温度を細かく調整するためのジッパーを付けたりと、ユーザーにとっての「こういうのが欲しかった!」機能が盛り込まれている。

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「クウェーザー3Dインシュレーテッド レギュラーワイド」2万1450円[税込]。幅132cmのダブルサイズもあり。

クローズドセルタイプからエア封入タイプまで、充実したスリーピングパッドのラインナップの新顔も紹介しよう。

この春からリリースされる「クウェーザー3D」は、3Dボディマッピングを採用したモデルで極上の寝心地を提供してくれる。

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緩やかにカーブを描いた3Dボディマッピング形状。

表面が緩やかなカーブを描いた形状は、まるでゆりかごのように体をマットの中央に収めてくれる。

内部にはラミネートされた中綿を封入。断熱性を示すR値は3.3と高く、雪上でのキャンプでも背中に冷えを感じることはない。

頭部には少し高めのバッフルが採用されており、枕なしでも快適だが、ニーモのベストセラー枕「フィッロエリート」と組み合わせれば、山中でも、雪の中でもさらなる快眠が得られること間違いなし。

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「フィッロエリート」5720円[税込]。カバーは取り外して洗濯できる。
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年々充実度を増す、キャンプファニチャーも要チェック

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「シャドウキャスターLE110」3万3000円[税込]。上から見ると左右非対称な六角形構造がミソ。

キャンプシーンの盛り上がりとともに、キャンプギアのラインナップも増え続けている。この春は特に注目の新作が次々と登場する予定だ。

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別売のタープポールとの組み合わせると、さまざまな形状に張り方のアレンジが楽しめる。

なかでもグループキャンプ用におすすめしたいのが、左右非対称な形状を採用した「シャドウキャスターLE110」。

独特な形状は、テンションをかけやすくするために理論的に生み出された構造でもある。併用するテントや気象コンディションに合わせて張り方は自由自在。使い込むうちに引き出しが増え、スキルアップを実感できるギアと言えるだろう。

素材には軽量なシルナイロンを使っており、重量はわずか710gしかない。車に1張り積んでおけば、シーンを問わず活躍してくれる。

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「ムーンランダーテーブル」1万9800円[税込]。「ムーンライトチェア」1万6500円[税込]。

この春からは、新たなテーブルとチェアの展開もスタートするそう。

気になる新作は、天板を開くだけですぐに使える「ムーンランダーテーブル」、リクライニング機能を備えた「ムーンライトリクライニンチェア」の2点。

どちらも携行性が高く、手持ちのキャンプ道具に加えるにも、家キャンプで使うにもぴったり。6月頃から手に入るようになる予定。

フットポンプで圧をかけて使うアイデア商品「ヘリオプレッシャーシャワー」1万3200円[税込]。容量は11Lで、5〜7分間も使える。

前編でも触れたが、ニーモのギア開発の根底には「ユーザーにより良い体験を提供する」という信念がある。このルールにさえ則っていれば、彼らは山の道具だって作るし、自転車やバイク用の道具も海の道具も作る。

CEOをはじめ、本国のスタッフはサーフィンや海釣りの愛好者が多いそう。

近い将来、ニーモから革新的なマリンスポーツ製品が生み出される日が来るかもしれない。

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[問い合わせ]
イワタニ・プリムス
03-3555-5605
www.iwatani-primus.co.jp

「Camp Gear Note」
90年代以上のブームといわれているアウトドア。次々に新しいギアも生まれ、ファンには堪らない状況になっている。でも、そんなギアに関してどれほど知っているだろうか? 人気ブランドの個性と歴史、看板モデルの扱い方まで、徹底的に掘り下げる。 上に戻る

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池田 圭=取材・文 宇佐美博之=写真

# Camp Gear Note# キャンプ# スリーピングマット# テント# ニーモ
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