度々、旅。 Vol.20
2020.09.06
LEISURE

北海道・トマムでワーケーションのオフ日。絶景の中でデジタルデトックス!

「39歳、ワーケーション実践ルポ」とは……

前回の牧場でのテレワークに続いて、今回は「リゾナーレトマム」での「バケーション」についてもご紹介。

なんと言っても人気のアクティビティは「雲海テラス」でしょう。「雲海テラス」とは、気象条件が揃ったときに流れ込むダイナミックな雲海を間近で鑑賞できる展望施設。

冬はスキー場として賑わう一方、「雲海テラス」は2006年にオープンし、2018年には累計来場者数100万人を突破。トマムの夏の風物詩として人気を集めており、今回僕も雲海が見られるのを楽しみにしていました。

今回は「リゾナーレトマム」での「バケーション」についてもご紹介。 なんと言っても人気のアクティビティは「雲海テラス」
「雲海ゴンドラ」に乗って片道約13分。標高1088メートルの雲海ゴンドラ山頂駅へ!
運良く雲海発生中。この雲を抜けたら、絶景が!
運良く雲海発生中。この雲を抜けたら、絶景が!

ただし、自然現象なので雲海は毎日出るわけではありません。聞けばその発生確率はシーズンを通して40%ほど。そこは運次第なので、祈るような気持ちで朝4時に起床し、ゴンドラ乗り場を目指しました。

徐々にゴンドラが登っていくと周辺が雲に囲まれ……そこを抜けた瞬間、息を飲む絶景が!

 

今シーズンいちばんの雲海を引き当てる

バーカウンターをイメージした「クラウドバー」と呼ばれる雲海特等席で絶景を堪能。
バーカウンターをイメージした「クラウドバー」と呼ばれる雲海特等席で絶景を堪能。お酒が飲みたくなる!

心が震えるとは、こういうことを言うのでしょう! まるで雲の上に降り立ったかのごとく、視界一面に広がる白い雲。山頂駅を出て、足は自然と鑑賞スポットへ向かって走り出していました。

風に吹かれて波のように押し寄せる様子は、まさに字のごとく「雲の海」。神秘的な自然現象を目の当たりにして、眠気は完全に吹っ飛びました。早起きしてトライする価値は絶対にある、特別な体験。

空にせり出した「クラウドウォーク」。吊り橋のように少し揺れ、雲の上を歩いているよう?
空にせり出した「クラウドウォーク」。吊り橋のように少し揺れ、雲の上を歩いているよう?

スタッフの方が言うには「今年いちばんの雲海です」とのこと。2020年の運を使ってしまった感はありますが、悔いはありません。

雲海には3種類ありまして……、と雲海発生のメカニズムを教えてくれる「雲海ガイド」さん。
雲海には3種類ありまして……、と雲海発生のメカニズムを教えてくれる「雲海ガイド」さん。

雲海テラスで眺められる雲海は、大きく3種類。

北海道東部が高気圧に覆われ、夜から朝にかけて東寄りの弱い風が吹き込むという、絶妙な気象条件が揃ったときにだけ見ることができる「太平洋産雲海」。盆地状の地形の底にたまるかたちで発生し、ホテルのタワーの高層階が突き出す姿が印象的な「トマム産雲海」。天気が悪い日、トマム山にまとわりつくように層雲が発生し、雲の上にも雲ができる「悪天候型雲海」。

滝のように雲が流れ込む一番ダイナミックな「太平洋産雲海」を見ることができました。
滝のように雲が流れ込むいちばんダイナミックな「太平洋産雲海」を見ることができました。

3つのうち、この日見られたのはいちばんダイナミックな「太平洋産雲海」で、その発生確率はさらに珍しく15%ほど。聞けば聞くほど、雲海との出会いは一期一会であり、運次第なことを理解しました。

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雲海テラスは過ごし方のオプションも充実

雲をつくる雲粒をイメージしたという「クラウドベッド」。弾力があるクッションのようになっていてくつろげる。
雲をつくる雲粒をイメージしたという「クラウドベッド」。弾力があるクッションのようになっていて寛げる。

ちなみに雲海テラスには6つの展望スポットが設置されているですが、今後9つまで増やしていく「Cloud9(クラウドナイン)計画」というのがあります。

これは、“I am on cloud nine.”という英語に「この上ない幸せ」という意味があることに由来しているそう。

縦横約10メートル、巨大なハンモックのような「クラウドプール」。
縦横約10メートル、巨大なハンモックのような「クラウドプール」。

バーカウンターのように座って雲海を眺望できる「クラウドバー」や、雲粒をイメージしたクッションが無数に拡がる「クラウドベッド」も楽しみましたが、個人的なおすすめは「クラウドプール」。巨大なハンモックのような感じで浮遊感を味わいました。

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山上のカフェでひと息も

雲海ゴンドラ山頂駅を降りてすぐにある「てんぼうかふぇ」の名物「雲海ソーダ」。
雲海ゴンドラ山頂駅を降りてすぐにある「てんぼうかふぇ」の名物「雲海ソーダ」。

ほかにも絶景が自慢のカフェやポストが置かれたゆうびん屋さん、おみくじまであり、この日も早朝ながら多くの観光客で賑わっていました。

「雲のゆうびん屋さん」からは世界中どこへでもポストカードを送れます。
「雲のゆうびん屋さん」からは世界中どこへでもポストカードを送れます。

雲海テラスができる前、夏場にゴンドラを整備していたスキー場スタッフが日常的にこの雲海を見ていたそうで、この感動的な景色をゲストの方々にも見て欲しいという想いからこの雲海テラスがオープンしたそう。

そんな経緯にも心から感謝しつつ、今シーズン一番の雲海が見られたことに大満足して、ゴンドラで降りて行きました。

 

気球から眺める雲海もまたよし

運が良ければ、気球からも雲海(トマム産)を楽しむことも
ゴーっというバーナーの炎とともに上昇し、上空をふわりと漂う浮遊感は体験した人にしかわからない独特な感覚。

ちなみにリゾート内では熱気球に乗って、もう少し低い位置からトマムのパノラマを一望できます。運が良ければ、気球からも雲海(トマム産)を楽しむことも。

乗った日は「トマム産雲海」が発生しており、ちょうど目の前の高さに!
乗った日は「トマム産雲海」が発生しており、ちょうど目の前の高さに!

時間は約5分と短いのですが、気球は風に弱い乗り物。天候によって中止になることもありますが予約は不要なので空に浮かぶ気球を見つけたらぜひ乗ってみてください。

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子供が大喜びのファーム体験

大人は雲海に大興奮でしたが、子供にはファームエリアで動物と戯れるアクティビティがおすすめ
ヤギに首輪を付け、一緒にお散歩。

大人は雲海に大興奮でしたが、子供にはファームエリアで動物と戯れるアクティビティがおすすめ。今回、子供がいちばん楽しそうにしていたのが「モーモーカートで行くファーム体験ツアー」です。

ファームガイドと一緒にカートに乗ってファームを回り、餌やりや放牧を体験
目と鼻の先に牛たちが来てくれて、「モーモー!」と大興奮する息子。

ファームガイドと一緒にカートに乗ってファームを回り、餌やりや放牧を体験。餌を与えることで動物のほうから積極的に近付いてきてくれるし、ヤギに首輪を付けて一緒に歩いたりもでき、より身近に動物と触れ合うことができます。

牛の模様をしたモーモーカートに乗って牧場を周遊。乗っているだけでも気持ちがいい!
牛の模様をしたモーモーカートに乗って牧場を周遊。乗っているだけでも気持ちがいい!

こちらの「モーモーカートで行くファームツアー」は朝の8時半からですが、ほかにも高確率で野生動物に遭遇できる夕方の「サファリカートツアー」や、「モーモーカートで行くランチピクニック」、牛追い体験や牛乳の飲み比べができる「モーモー学校」など、ファームエリアでできるアクティビティがいっぱい用意されています。

夏休みシーズンや週末は予約で埋まってしまうので、どうしても参加したいものがあるときは事前予約がおすすめ。あとで写真を振り返って見たら、大人も子供も笑顔でいっぱい! 夏のトマムで、家族の思い出をたくさん作ることができました。

 

星野リゾート リゾナーレトマム
住所:北海道勇払郡占冠村中トマム
電話:0167-58-1111
risonare.com/tomamu/summer/

「39歳、ワーケーション実践ルポ」とは……
1981年生まれ、一児の父、オーシャンズ世代ど真ん中のトラベルエディター伊澤慶一さんが、今話題の「ワーケーション」を体験。朝から晩まで遊んで働いた滞在記をレポートする!上に戻る

 

伊澤慶一●1981年生まれ、子持ち。出版社勤務時代には『地球の歩き方』を始め、NY、LA、パリ、ベルリン、モロッコなど世界中のガイドブックを制作。
伊澤慶一●1981年生まれ、一児の父。出版社勤務時代には『地球の歩き方』を始め、NY、LA、パリ、ベルリン、モロッコなど世界中のガイドブックを制作。60カ国以上の渡航歴を持つが、いちばんのお気に入りはハワイ。最新の著書『最高のハワイの過ごし方』(ダイヤモンド・ビッグ社)も絶賛発売中。

# トマム# ワーケーション# 度々、旅# 雲海
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