2020.08.29
LEISURE

つるの剛士がキャンプで使う3つの“秘密兵器”。愛用のワケを本人が熱烈解説

「こだわりキャンパーの愛用ギア」とは……

あらゆる出来事に興味を持ち、積極的に新しい世界へ飛び込む。多趣味な男の姿は眩しい。

つるの剛士さんもまた芸能界きっての多趣味人間で知られ、一度やり始めたらトコトンのめり込むタイプだ。アウトドアもそのひとつで、今やソロキャンプも大好物。

そんな彼が「秘密兵器」と言って頼りにする愛用ギアを見せてもらった。

つるの剛士●1975年5月26日生まれ。福岡県出身。『ウルトラマンダイナ』の主人公、アスカ・シン役で知名度を高め、バラエティ番組の企画で誕生した音楽ユニット「羞恥心」でブレイク。2009年にはカバーアルバム『つるのうた』でソロデビューし、同年の日本レコード大賞企画賞を受賞する。芸能界きっての多趣味人間としても知られ、将棋、釣り、サーフィン、野菜作りとその領域は幅広い。愛妻家であり、5児の父親としての育メンっぷりにも注目が集まる。

男を料理に駆り立てる、燕三条発のダッチオーブン

燕三条製のダッチオーブン、TSBBQ(6インチ)。従来の鋳鉄製のものより30%、オールステンレス製のものより20%も軽量に仕上げられている。
燕三条製のダッチオーブン、TSBBQ(6インチ)。従来の鋳鉄製のものより30%、オールステンレス製のものより20%も軽量に仕上げられている。

家族キャンプは、ときに残酷だ。一瞬にしてテントを設営し、火を熾す父に向けられる子供たちの目の輝きは、我々を発奮させる要因となる。一方、そこでコケてしまえば一気に父の威厳は失われてしまう。つるのさんの場合は……。

「最初は全然ダメでしたね(笑)。家族との初キャンプは秩父だったのですが、当時は炭にすら火を点けられなくて、本当に恥ずかしい思いをしました」。

炭に火は点かなかったが、アウトドア魂には一気に火が燃え広がった。以後、当時小学生だった長男とテント泊をしながらの山登りに没頭し、次第にギアの数も増やしていったという。

「お気に入りのギアさえあれば、いつでもどこでも自分好みの環境を作ることができる。そこで過ごすひとときがたまりません」。

今ではソロキャンプがメインとなったが、そこで活躍しているのがこのダッチオーブンである。

「クラウドファンディングで偶然見つけました。見た目の美しさはもちろんですが、ソロキャンプ用のダッチオーブンに丁度いいサイズ感に、ひと目惚れ。即購入しちゃいましたね(笑)」。

金物の街、新潟県燕三条の職人によるハンドメイドで、ダッチオーブンでは世界初となるステンレスとアルミの三層鋼を採用。アルミが内部で“サンドイッチ”にされているため熱伝導率が高く、効率的に温められる。しかも高耐久で汚れにくく、錆びにくい。まさに願ったり叶ったりの逸品だ。

「ちなみに、これで6時間かけて一人前の豚骨スープも作っちゃいました(笑)」。

そんな逸話からも、つるのさんのホンモノ具合がよくわかる。普段は台所に立たない人でも、こんなギアがあればきっとウズウズして仕方がないはずだ。

NEXT PAGE /

洗練と逞しさを兼ね備えたキャンティーン

キースのキャンティーン。水筒とカップがセットになり、カップはラーメンのほか、ご飯を炊くことも可能。横に持ち手がつき、そのまま食べられるのも嬉しい。
キースのキャンティーン。水筒とカップがセットになっていて、カップではご飯を炊くこともできる。横に持ち手がつき、そのまま食べられるのも嬉しい。

つるのさんがギア選びで大切にしていること。それは、①コンパクトさ、②丈夫さ、③質感だ。

「移動時のことを考えると、やはり用途は多彩で、持ち運びもイージーというのは理想的。僕の場合、ギアはとことん使い倒したいタチなので、丈夫であればなお良し。もっと言えば、鉄の質感が大好き。洗練さがありながら、男らしさも感じさせる佇まいなら、それはもう“買い”です」。

その要素をすべて満たしたのがキースのキャンティーン。キースは、成長著しい中国アウトドアシーンでひときわ存在感を放つブランドだ。モダンなデザインと、世界的な実力派ブランドにも引けを取らない機能に定評がある。

「ソロキャンプにキャンティーン・クッカーセットは何かと重宝するので、どこかにいいものが売っていないかなぁと探していたんです。そこで遭遇したのがこれ。スタッキングができて、持ち運びもすごくラクなんですよ」。

こちらは2012年の登場以降、ビギナーやベテランから厚い信頼を寄せられている定番モデル。オールチタン製で耐久性に優れ、無味、無臭、無毒。食洗機に入れて洗うこともできる盤石な逸品だ。

しかも、ボトルとカップを合わせた総重量は、一般的なステンレス製のキャンティーンのカップ1つとほぼ同等という脅威の軽さ。何より、チタンの特徴として知られる綺麗な青い焼け色は、使っていくほどに男を引き込む魅力を放つ。

「超絶軽いだけでなく、ボトルは1100mlと容量も申し分なし。カップは700mlなので、ラーメンも作れます。ちょっと値段は高めでしたが、見た目の格好よさに背中を押されましたね」。

NEXT PAGE /

小さい体に秘めた馬力と地球への優しさ

ソロストーブのソロストーブライト。大きさはミニマムながら発する火力は想像以上。燃料を周辺から調達できるのも、昔ながらの焚き火っぽくていい。
ソロストーブのソロストーブライト。小さいながら火力は想像以上。小枝も燃料にできる利便性もよし。

キャンプに焚き火は外せない。それはつるのさんも例外ではない。

「小枝を拾ってきては焚き火をするのが日課になっています。なんせ、庭でもやっちゃいますから(笑)。お酒を飲みながら二次燃焼を見るのが好きなんですよね〜。お湯を沸かすときにクッカーなどが煤で黒くなるのもまた良いんです」。

なんともマニアックな楽しみ方の相棒は、決まってこれ。

「ガス、固形、アルコールと、スタイルに合わせてバーナー類はさまざま使ってきました。ただ、ソロキャンプとなると、やはり焚き火ストーブは欠かせません。そこで、元より所有していたクッカーにサイズがぴったりだったこともあって、こいつを手に入れました」。

ソロストーブはアメリカのテキサスで誕生した小型ストーブ。軽量で環境に優しく、とても丈夫なことで知られる。ビギナーから本気系バックパッカーまで、あらゆる層から絶大な支持を得る。

特許を取得した独自構造によって燃焼効率が高く、コンパクトながら火力はパワフル。小枝や松ぼっくりなど、自然燃料で使用できるため環境にも優しい。五徳部分の安定感も高いので、カップだけでなくケトルや鍋を置くこともできる。

キャンプ・つるの
2008201903_IMG-2282
2008201903_IMG-2281
2008201903_IMG-2280
2008201903_IMG-2279
2008201903_IMG-2278
2008201903_IMG-2282
2008201903_IMG-2281
2008201903_IMG-2280
2008201903_IMG-2279
2008201903_IMG-2278

こちらはメーカーのラインナップでも最小を誇るソロストーブ ライト。軽くて丈夫なステンレス製で、1Lほどの水なら約8分で沸かすことができる。ご覧のように、愛用中のビッグクッカー内にちょうど収まる絶妙なサイジングで、持ち運びにも便利。手持ちのギアとの相性を想像しながら新たなギアを選ぶ。これも、つるの流ギア選びの極意のひとつである。

 

キャンプにはそれぞれスタイルがあり、同じギアでも使い方に違いがある。「繰り返し使っていくことでその人だけの色が出るし、ギアの佇まいも不思議と変わってくる」とつるのさんは言う。

そうして馴染んできたギアは「自分だけの秘密兵器になるんです」とニンマリ。趣味を全力で楽しむ男のピュアな笑顔は、きっと5人の子供たちにも引き継がれていくのだろう。

 

「こだわりキャンパーの愛用ギア」とは……
全国的に沸騰中のキャンプ熱。その魅力は開放的な大自然と、「ギア」に見出す男のロマン。今もっとも気になる、“あのこだわりキャンパー”たちの愛用ギアを特別に拝見。
上に戻る

菊地 亮=取材・文

# キャンプギア# つるの剛士
更に読み込む