Camp Gear Note Vol.40
2020.04.26
LEISURE

サウナー諸君! STAY HOMEに「モビバ」のモバイルサウナはいかが?

モビバ

「Camp Gear Note」とは…

大好きなサウナに出かけることができず、悶々とした日々を過ごしているサウナー諸君。頭を柔らかくして考えてみよう。行けないならば、自宅に建ててしまえば良いではないか。

何も大きな小屋を建てる必要はない。モバイル式のサウナがひと張りあれば、自宅でも本格的なサウナ浴が十分楽しめるのだ。

今回は、ロシア発のブランド「モビバ」が誇るふたつの人気モバイルサウナを紹介するので、マイサウナ購入の参考にどうぞ。

携行性に優れる最軽量モデル。バックパックサウナ「RB170M」

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「RB170M」 8万8000円。総重量わずか12.8kgと業界最軽量クラス。定員は2名。もちろん、収納サイズもコンパクトなので収納時にも場所をとらない。

まずは、同社のラインナップの中でも最も軽量で携行性に優れるバックパックサウナ「RB170M」に触れたい。

なんとバックパックひとつの中に、本格スチームサウナ浴を楽しむために必要な道具がすべて収まってしまう優れもの。テント、ストーブを含めた総重量は12.8kgと驚くほど軽い。オートキャンプはもちろん、車ではアクセスできない場所にも背負っていける革新的なサイズのサウナテントなのだ。

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20個以上のサウナを構成する部品がバッグ内に納められている。
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12.8kgというと、だいたい1泊2日の登山装備と同じくらい。何時間も山道を歩くのでなければ苦になる重さではない。
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コンパクトながら熱効率の高いストーブが軽量化のミソ

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ストーブのみの重量は7.25kg。このストーブが超軽量なサウナテントを実現している。

ここまで軽量で小さくできた理由は、コンパクトかつ熱効率の高いストーブを採用したことにある。

一般的なモバイルサウナでは、ストーブの上にサウナストーンと呼ばれる石を置いて熱し、そこに水をかけて水蒸気を発生させて室内を温める方法(フィンランド語で“ロウリュ”)をとっている。

一方、このストーブは貯水タンクを内蔵しており、薪を燃焼させた熱で水を沸騰させてスチームが作れる。この構造により、重たいサウナストーンを省くことができ、大幅な軽量化を実現しているのだ。

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ストーブのそばに、薪、水、ベンチを揃えたら、サウナを始めるスタンバイOK。
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[左上から時計回りに]火を起こし、タンクにたっぷりと水を入れる。やがて水が沸騰すると、二重構造の煙突から蒸気が出始め、テント内を満たす仕組み。
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ラクラク設営&安全を考慮した独自構造を採用

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まずフレームを立てて、そこにテントを吊り下げていく。テント初心者でも問題なく立てられる簡単な設営方法だ。
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一見シンプルな造りだが、航空機胴体と同じ方法でデザインされており、驚くほど風に強い。

テントを扱い慣れていない方にとっては、設営の手間も購入前の懸念点だろう。しかし、このテント本体は初めてでもすぐ立てられるくらいシンプル。ストーブの組み立ても含めて、20分もあれば組み上がってしまう。

また、密閉空間で火を焚くという性質上、安全面には徹底的にこだわった構造になっている。なかでも、煩わしいジッパータイプではなく、押すだけで開閉できるスリーブ式のドア構造は出色だ。

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極力熱は逃さず、スムーズに出入りできるスリーブ式のドアを採用。
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安全を考慮し、給気口も設けられている。使用時は常にフルオープン。
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ファミリーで楽しむならモバイルサウナ「MB10A」の出番

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「MB10A」 13万5000円。総重量は24.4kg。大きな窓が印象的なデザインに仕上がっている。

より大人数で、本格的なロウリュスタイルのサウナを楽しみたい方には、モバイルサウナ「MB10A」がおすすめ。

基本的な構造は「RB170M」と同じだが、テントのサイズとストーブの構造は大きく異なる。

天井高190cmと大人も屈む必要のない広々としたテント内は、3〜4人がゆったりと寛ぐことができるほど。車移動のキャンプや自宅での使用が主で、重量よりも快適さを重視したいならば、こちらが選択肢だろう。

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バックパックではなく、キャリーバッグに収納する。ストーブのみの総重量は16.8kg(別売のサウナストーンは除く)。
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伝統的なスタイルのサウナを満喫するためのストーブ構造

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側面と背面は遮熱シールドで覆われており、人や可燃物を高温から守る。

ストーブで熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を作るロウリュスタイルを採用するため、ストーブの構造は大きく異なる。

「RB170M」に比べると、こちらのほうがテント内の細かな温度と湿度調整がしやすい。好きなタイミングで、好きなだけ水蒸気を作ることが可能だ。

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サウナストーンにかける水にはアロマオイルを加えるのもあり。ちなみに、取扱元の「ファイヤーサイド」では、銅製の柄杓や桶も手掛けている。

室内から外の景色を眺めるための窓も、より大きなものが設けられている。巻き上げ式のカーテンが付いているので、使う場所次第で外からの視線をシャットアウトすることもできる。

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110×87cmと大型で開放感の溢れる大きな窓を装備。

いかがだろう。ベランダにはちょっと大きいが、庭がある家庭であれば十分に設置することは可能だろう。収納スペースや価格を考えても、決して手の届かない贅沢ではない。

ロシアでは週末に家族でサウナを持ってアウトドアへ出かけることは、レジャーのひとつとして浸透しているそうだ。ひと張り手に入れて、自宅で家族と過ごす環境を整えてみるのもいいのでは。ただし、自宅で使用する際はご近所迷惑にならないよう、くれぐれもご注意を。

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[問い合わせ先]
ファイヤーサイド
0120-46-7877(平日9:00〜17:30)
www.firesidestove.com

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池田 圭=取材・文 宇佐美博之=写真

# Camp Gear Note# キャンプ# サウナ# サウナテント# モビバ
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