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2020.03.28

あそぶ

焙煎士に欠かせない味覚センスは“走ること”で得られる!?

連載「Running Up-Date」
ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。
>>連載を最初から読む
小林修人
茅ケ崎に住む小林修人さんの朝は早い。仕事はコーヒーの焙煎士。豆をローストとして風味を引き出すことが仕事で、合間にはコーヒースタンドでも働く。
勤務先は中目黒の目黒川沿いに佇むサイドウォーク・スタンド。非常にスタイリッシュで、小林さんの雰囲気によく合っている。ノンネイティブなどを扱うアパレルショップ、ベンダーの系列店であるから、格好いいのもある意味当然だ。

ロースターでスーパーランナー

この連載に登場していただいていることからも明らかなように、小林さんはランナーだ。それもかなり本格的な。フルマラソンは、ほぼ毎回サブスリー(3時間切り)。いわば走れるロースターなのだ。
小林修人
「村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』が愛読書なのですが、走ることというかランナーであることはもう自分の一部分になっています」。
走る頻度は週3回ほど。主に休日の午前中で、起き抜けに体を動かさないとどうにもシャンとしない。一度に15~20kmほど、茅ケ崎の海岸沿いのサイクリングコースなど、海を感じられるコースを疾走感あるスピードで流すのがルーティンだ。
「休みの日だからこそダラダラしたいという人がいるのもわかりますが、自分は走らないと何だか気持ち悪くなっちゃうんですよね。音楽を聴きながら走ることが多いですが、頭の中はからっぽというか、何も考えず体が動くままに走ります。
フィジカル的にもメンタル的にもポジティブになれるので、休日こそ走りたい。その後のメシも抜群にウマいですし。ラン後のビールが美味しすぎて最近痛風になっちゃったんですけどね(笑)」。
走ると何もかもが美味しく感じられるというのはよく聞く話だが、それが実は焙煎士の仕事にも活かされている。


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