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2019.10.03

あそぶ

[番外編]俳優・平山祐介が“世界でいちばん好きな映画”とは?

オーシャンズ看板モデルの俳優・平山祐介さんに「家で気楽に観られる」をコンセプトに、NETFLIXからオススメ映画を選んでもらうこの企画。しかし、NETFLIXにないものでも「これだけは語りたい!」という映画があるようで……ということで、最後に番外編。
平山祐介さんの映画愛は、「NETFLIXに登録されている映画」で縛りつけられるほど小さくはなかった。NETFLIXには登録されていないが、ぜひこれだけはDVDで観てほしい……そう祐介さんが激推しする3本の映画を、特別にお届け!

平山祐介が世界でいちばん好きな映画は、あの人気“香港映画”!

©2002 Media Asia Films(BVI)Ltd. All Rights Reserved.
──ところで、祐介さんの一番好きな映画って何なんですか?
平山 NETFLIXにないのが残念なんだけど、俺がいちばん好きな映画は昔から「これ!」ってのが決まってるんだよね。ズバリ、『インファナル・アフェア』! 人生最高に面白かった映画ですね。
もう何回観たか数え切れないくらい、繰り返し観てます。DVDも持っているし、独身のときとかは、家で酒を飲んじゃあ再生して、酔っ払って帰ってきちゃあ再生して……その繰り返しでした(笑)。
マフィアから警察内部に潜り込んだスパイの男と、マフィアに潜入捜査に入った警察官の話で、その緊張感がスリリングで堪らないんです。
原題の「無間道」は無間地獄を意味してて、すなわち絶え間なく責め苦にあう地獄。潜入している両者は確実な情報を得るために潜入先で出世していくんだけど、一刻も早く本当の自分に戻りたいと喘ぎ、偽りの自分を真実としてこのまま生き続けたほうがいいんじゃないかと葛藤します。
そうやって徐々に両者が追い詰められていくと、観てるこっちからは「もう、抜け出すなんて不可能じゃん」て。まさに無間道に嵌っていく2人の様(さま)に、魅了されまくりです。互いの仲間たちも魅力的に描かれてるし、香港の雑多な街並みやネオンの色、流れる音楽とが絶妙に相まって、至極のハードボイルドがそこにはあるんです!
『インファナル・アフェア』 発売元:カルチュア・パブリッシャーズ 販売元:ポニーキャニオン 価格:DVD¥1,800(本体)+税、Blu-ray¥2,500(本体)+税 ©2002 Media Asia Films(BVI)Ltd. All Rights Reserved.
インファナル・アフェア(2002年)
監督|アラン・マック、アンドリュー・ラウ 出演|トニー・レオン 、アンディ・ラウ 。2002年公開の映画で、『香港ノワール』の代表的作品。潜入捜査官としてマフィアに潜入するヤンと、そのマフィアから警察に潜り込むラウの物語。警官として苦悩するヤンと、組織を裏切って足を洗おうとするラウが対照的に描かれている。全3部作。2006年にはマーティン・スコセッシが『ディパーテッド』としてリメイクした。


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