オーシャンズとレジャー 37.5歳から始める大人の趣味入門 Vol.63
2018.07.15
LEISURE

ランタン、寝袋……。キャンプの夜は、ギア選びでこんなに快適に!

O父CHANSとレジャー【キャンプ編】 Vol.4
親子で野外レジャーを楽しむなら、キャンプがいい。ゼロから一緒にテントを建て、メシを作り、焚き火の熱をゆったりと浴びる。子供はオヤジの技を盗み、自然との触れ合いを経験する。今回は、テントを“寝室”に変える必需品、ランタンと寝袋について。

「O父CHANSとレジャー【キャンプ編】」をはじめから読む

キャンプに必要なギアは、テントとタープだけではない。特に寝泊まりするテントには、闇夜を照らすランタンや、ベッドに劣らぬ寝心地の寝袋も揃えたい。そんなギアを組み合わせて作る“寝室”は、家族を守る温かな場所になる。

とはいえ、エントリー層の親子にとっては、何を選べばいいのか混乱してしまうもの。アウトドアブランド・コールマンに務める山中隆司さんに、テント内の必需品であるランタンと寝袋の選び方、おすすめのギアを教えてもらった。

 

“2台持ち”がマスト。真っ暗な夜の山に、ランタンは欠かせない

「ランタンと寝袋は、妥協せずにいいモノを選びましょう。キャンプ場の夜は驚くほど真っ暗だし、寝袋選びに失敗したら子供は寝つけずにグズってしまう。せっかく昼間は楽しめていたのに、夜を快適に過ごせなくて『もう行きたくない』となったら残念じゃないですか」(山中さん、以下同)。

だからこそ「快適な自宅を再現してください」と山中さん。家に例えるならば、さしづめランタンは部屋の隅々まで照らす照明、寝袋は倒れ込むだけで脱力してしまうベッド。その環境に近づけられるかが鍵らしい。

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では、各ギアの選び方を教えてもらおう。まずはランタンだが、実はひとつ買うだけでは足りない。テント内の光源としてひとつ、屋外サイトを照らすためにもうひとつ。最低2台はマストだ。

「欲を言えば、テーブルとテントにLEDランタンを1台ずつ、屋外用にはガスかガソリンランタンを1台以上ほしいです。特に屋外はとても暗く、足元のロープや荷物にもつまづきやすいので、子供がケガをしないためにも、2台ぐらい使ってなるべく明るくしたいですね。それに、せっかくキャンプに来たのに暗すぎると、楽しさも半減じゃないですか(笑)。僕はテント内に2台、外に3〜4台は置いてますね」。

実際に山中さんが行ったキャンプの夜。美しいが、飲み込まれそうな暗闇が周囲に広がっている。

また、ランタンには3つの種類がある。乾電池や充電式バッテリーで動く「LEDランタン」、ガスに点火する「ガスランタン」、純粋な石油から作ったホワイトガソリンを燃料とする「ガソリンランタン」。どれを選べばいいのだろう?

「テント内の灯りにはLEDランタンを選びましょう。火を使う、ガス・ガソリンランタンの場合、密室だと一酸化炭素中毒を引き起こす危険性もあります。逆に、屋外サイトには光源の大きいガス・ガソリンランタンを。おすすめはガソリンランタンで、ガスランタンのようにカートリッジを交換する構造ではない分、アイテムに味も出てくる。仕組みを頭に入れておけば安全性も問題ないし、親子向きだと思います」。

左●「ワンマントルランタン286A」1万2800円、右●「クアッドマルチパネルランタン」9800円/ともにコールマンジャパン www.coleman.co.jp/

コールマン製LEDランタンのイチオシは、右の「クアッドマルチパネルランタン」。4つの発光パネルを取り外せるため、懐中電灯にしたり、家族一人ひとりの枕元に置いたりと、複数の光源にもなる優れもの。800ルーメンの大光量も心強い。

左はキャンプの定番ギアとしても名を馳せる、ロングセラーランタン「286A」。

作り込まれたレトロなデザインと、うっとりするようなオレンジ色の光は、エントリー層だけでなく往年のキャンパーをも唸らせる。メンテナンスにちょっぴり手間がかかるのも、なんだか愛おしい。

山中さんのランタンコレクション。愛用品を“集める楽しさ”も魅力。
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寝心地にはトコトンこだわれ。子供をグズらせない寝袋選び

キャンプの醍醐味のひとつは、自然を感じながら迎える朝。すっきり目覚められれば、起き抜けの体に受ける風の心地よさも倍増だ。だからこそ譲れないのが、寝覚めを左右する寝袋選び。特に保温性は大切で、寝袋は商品ごとに15度、10度、5度、0度という適正温度を設定している。

「通年使えるのは5度帯の寝袋ですね。たとえ真夏でも、夕方や夜になると山の気温は一気に下がります。5度帯なら寒さにも強いし、暑い日には敷布団のよう広げてタオルケットを羽織ってもいい。汎用性は抜群ですよ」。

寝心地にもこだわりたい。最近では“ザ・寝袋”というツルッとした素材のみならず、フリースやコットンに近い肌触りの素材を使ったタイプもあるという。寝袋の下には、ふかふかの寝心地を実現するエアーベッドを敷いてもいい。

「おすすめは、ダブルサイズの寝袋を並べて親子一緒に雑魚寝するスタイル。手足を思いきり伸ばせるし、どれだけ寝返りを打ってもいい。自宅と近い環境にすることで、子供もグズらず、ぐっすりと眠れるようになります」。

ファミリー2in1/C5」9980円/コールマン ジャパン http://www.coleman.co.jp/

コールマンからは「ファミリー2in1/C5」をセレクト。これひとつで父、母、子供がみんな一緒に暖かく眠ることができる。上下の分割も可能だ。寝袋というと、ミノムシのように首まで包まれる「マミー型」をイメージしがちだが、近年は布団のように使える「封筒型」も主流になっている。

エクストラデュラブルエアーベッド(ダブル)」7980円/コールマン ジャパン www.coleman.co.jp/

エアーベッドには「エクストラデュラブルエアーベッド(ダブル)」を。驚異の20cmもの厚みが、地面の凹凸を吸収して安眠をもたらす。

気持ちよく眠る子供の姿を、少し弱めた灯りの下で覗き見る。そんな“寝室”で過ごす夜は、父としての幸せをひそかに噛み締めさせてくれるだろう。

 

佐藤宇紘=取材・文
澤田聖司=撮影

[取材協力]
コールマン ジャパン
www.coleman.co.jp/

# オーシャンズとレジャー# キャンプ
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