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2021.08.01

からだ

40人のランナーから導く「夏のランT」選び、3つの視点。ブランドも含めて紹介

 「ランニング効果をアゲるギア」とは……

特別なギアも、なんなら才能や運動神経だって必要なく、誰もが手軽にできるのがランニング。
とはいえ、気分をアゲるためには着こなしにもこだわりたい。
ということで、イケてる先輩ランナーのスタイリングから、夏ランのTシャツ選びのヒントを学んでみることにしよう。
 

選択① ゆるジョグなら、いつものコットンTシャツで

この暑い時季に走るのであれば、リラックスした無理のないペースで走ることは基本的な絶対条件。
となれば逆転の発想で、決してゼイハアする気にならない、いつものコットンTシャツで走るというのもアリ。
Tシャツは、NEW YORK CITYのオフィシャルアイテム。
リラックスシルエットのコットンTは「オーバーサイズだから動きやすい」というシップスの椛澤 翔さん
「全身スポーツブランドで走ることもありますが、それよりもいつものカジュアル着感覚で走るほうが今の気分です。
これは米綿を用いたライフウェア社のボディで、厚すぎず薄すぎずの生地感が心地いい。ボトムスは化繊の機能素材がいいと思いますけど、Tシャツはこういう選択の日があってもいいのでは」(椛澤さん)。
Tシャツのロゴとパンツのイエローをリンクさせたハイセンスな着こなし。
総合商社に勤務し、サブ3目前の実力派ランナーである吹田 郁さんも、普段のジョグではコットンTをスタイリッシュに着こなしている。
 
「追い込んで走る日は別として、リカバリージョグの日はこんな格好です。これはトラックスミスという、アメリカで話題のランニングウェアブランドのもの。
コットン88%、レーヨン12%の、古着のアスレチックウェアによくある“ハチハチ”ブレンドのボディで、低速で生地を編む吊り編み製法で作られています。
生産効率の悪い製法ですが、糸に不要なテンションをかけないため、生地がふっくらソフトな質感。だからリラックスして走りたい気分にはぴったりなんです」(吹田さん)。
コットンのTシャツでもOKと割り切れば、シルエットもデザインも選択肢がグッと広がるはずだ。


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