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2021.07.29

からだ

ガーミンvs.アップルウォッチ。40人調査で見えたランニングウォッチの選び方

 「ランニング効果をアゲるギア」とは……

ランニングシューズと同じく、日々進化を遂げるランニングウォッチ。ひと昔前のように、ただタイムを測るだけではなく、消費カロリーや心拍数なども計測できる万能ギアとして新たなポジションを確立している。
各メーカーが凌ぎを削るなか、ランナーたちはどのブランドを頼りにしているのだろう。40人の生声から導いた。
 

ランナーは本気になったら「ガーミン」を頼る

「フェニックスシリーズ」/ガーミン(松永健士さん私物)
「今、ランニングウォッチにできることってとても多いんですよ」とは、東京の最強素人ランナー練習会「健ちゃん練」を主宰する松永健士さん
 
10年前には一部のトップアスリートしか活用できていなかった心拍数のデータや、血中酸素飽和度などまで測定できてしまうのだという。
 
「これらのデータをモニタリングすることで、トレーニングの質と量、効果を測定できます。また、自動的に睡眠の質をスコア化してくれるため、その日のトレーニングで追い込んでいいかどうかの指標にもなります。こういったロジカルなアプローチが可能になったのがランニングウォッチの面白いとこですね」(松永さん)。
「フェニックスシリーズ」/ガーミン(小林修人さん私物)
その松永さんをはじめ、約10名ものランナーが所有していたのがガーミンだ。
 
米国で創業したガーミンは、21世紀になって広く一般化したGPSデバイスのリーディングメーカーであり、BtoBの分野で培ったGPSのノウハウを個人向けランニングウォッチへと惜しみなく還元しているのが特徴。
 
GPSの活用により、走ったコースのログが残せるのはもちろん、リアルタイムで走行スピードが分かるようになっている。
音楽の再生に対応するモデルも。「フォアアスリート945」/ガーミン(塩谷雅芳さん私物)  
これらの機能はGPSセンサーを搭載する時計型デバイスであればすべからく備えてはいるが、GPSの精度やトレーニングログを管理する専用アプリの使い勝手、バッテリーの持ちなどの面で、競技志向の強い熱心なランナーから確固たる支持を得ている。
 
ハイエンドモデルであれば予算5~10万円と、ランニングウォッチとしては値が張るが、それに見合う機能はお墨付き。活用できればモチベーションの維持にもひと役買う。
 
ランナーは、マジになったらガーミンに頼るのだ。
最大80時間も駆動する最新モデル「エンデューロ」/ガーミン(軍記ひろしさん私物)


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