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2021.12.05

からだ

「スキン&ボディケアはおじさんでも楽しめますか?」コスメキッチンのキーマンの答え

「メンズウェルネス グッズ カタログ 2021 Winter」とは……
女性に大人気のコスメキッチンだが、商品セレクトやマーケティングなどを牽引しているのは実は男性、しかもその知識と経験は驚くほどだ。
種市暁さん(右)に何やら手に持ち、迫っているのがその男。
そこで連載「Make de Happy」でもお馴染み小木充さんに、過去の体験や普段のケア事情など、スキン&ボディケアの魅力を聞いてみた!
小木 充さん●マッシュビューティーラボ 取締役副社長。「種カジのタネあかし」が人気の種市暁さんとのコスメ連載が好評。
 
また小木さんが実際に普段使いしている愛用品や出張の際に携帯しているポーチとその中身も披露。購入できるものもあるので、気になるアイテムはチェックして!

肌活の転機は突然!? ニューヨークでの出来事

1段目はリピートアイテムのストック。2段目はヘア、香り、エチケットケア、喉ケア。3段目は部分用、トラブルケア。4段目はオーラル、ベーシックケア。
小木充さんが肌を気遣うようになったきっかけは、幼少期の持病から。
「3〜4歳頃までずっと乳児性皮膚炎に悩まされていました。それが治らずに乳児から幼児になると、アトピー性皮膚炎と名前が変わるのですが、それがずっと治らなくて……。
皮膚科で処方されるステロイドや保湿剤を使ってきましたが一向に良くならない。風呂上がりなどは皮膚が乾燥してかゆくなるので、入浴後は、すぐに保湿しないと大変なことになっていました」。
そんな小木さんだが、25歳のときに突然転機が訪れる。
「1999年に出張でニューヨークを訪れて、何げなくホールフーズマーケットに行ったのですが、そのときに12歳くらいの少年がスキンケアアイテムを買っていたんです。店員さんに相談もせず、手に取って、成分とかを確認しながら。それを見て衝撃を受けたんです。自分も12歳くらいのときに、審美眼を持ち自ら選ぶ知識が備わっていたらもっと早く治っていたんじゃないかなって。
そこで僕も店員さんに、今の自分の悩みや過去のことを話しながら、約400ドルのスキンケアとボディケア、サプリメントを買って帰国したんです。そうしたら25年間悩まされていた肌トラブルが、なんと10日くらいで良くなってきて。ここでオーガニックの力を実感できたのです。
風呂上がりの肌の乾燥もなくなって、1カ月後には人生で初めて化粧水を塗り忘れるほど良くなって、今は敏感肌ではありますが支障なく生活が送れています。この経験から自分の肌に合うものは自分で選び、ケアするようになりました」。
1泊2日の出張!天候や環境に合わせて小まめにケア

[1]「ナリン」のリフレッシングマウススプレー
マロウ(*1)やカレンデュラ(*2)など7種のハーブを配合したマウススプレー。爽やか清涼感のあとに口に残る甘みがポイント。口臭予防に。(*1)ゼニアオイ花/葉/茎エキス(皮膚、および粘膜の保護) (*2)トウキンセンカ花エキス(保湿剤)30ml 1980円
[2]「ジョヴァンニ」のミニ L.A. ナチュラル ヘアスタイリングジェル
自然な毛流れをキープしつつ、髪に艶を出してくれる。髪にハリ、コシを与える大豆プロテインやアロエなど15種の植物エキスを配合。60ml 880円
自分で試すようになってから、より自身の肌について詳しくなったそう。
「25歳でほぼ肌に関する悩みがなくなってからは、スキンケアだけでなく、自分に合ったヘアやボディケア、インナービューティを研究するようになりました。
試行錯誤を重ねる間には好転反応で肌トラブルが起こることもありましたが、30歳を超えてからは、ほぼありません。やはり自分の肌のことを熟知しているので、対処法をセルフメソッド化していることが大きいのだと思います。
肌ケア初心者の方は、まずご自身の肌のことを知ることが、美肌への近道になると思います。ファッションも、アメカジやストリートなど、いろんな服やスタイルを試して、最終的に自分に似合うものが見つかり、ブラッシュアップしていくというか」。
最初に買うべき、小木さんイチ推しのアイテムを挙げてもらった。


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