「ウェルネス&腕時計」特集 Vol.24
2021.07.12
HEALTH

あの“ウェル男”が再び!ピラミッドの中で行う「クリスタルヒーリング」って何!?

約半年前のウェルネス特集で、「いったい何者?」と話題になった男がいる。それがデイビッド・サイクスだ。

アーシング(素足で直接大地に触れる健康法)からリンパマッサージまで、デイビッドが未経験のウェルネスはもはや存在しないのではないかというほどの、LA屈指の“ウェル男”なのである。

今回もまた新たなウェルネスを教えてもらおうとデイビッドにコンタクト。すると「クリスタルヒーリングがいいんじゃない?」との返事が。未知なるウェルネスに期待を膨らませ、取材に伺った。

 

ココロの浄化を促すクリスタルヒーリング

あの“ウェル男”が再び!ピラミッドの中で行う「クリスタルヒーリング」って一体なにごと!?
デイビッド・サイクス●1983年生まれ。イギリス・ヨークシャー出身で、肩書はプライベートシェフ、マッサージセラピスト、モデル、ツアーガイドなど多彩な顔を持つ(instagram@thedavidsykes)。ちなみに奥さまのソフィアはイスラエル出身。ウェルネスな国際派カップルなのである。

日本ではクリスタル=水晶のイメージが強いが、アメリカでは「結晶」の意味で使う。つまり水晶以外の天然石や塩などの結晶体もクリスタルなのだ。

「さまざまなクリスタルをカラダの上に配置して、滞っている(良くない)エナジーを浄化するんだ。今回は妻のソフィアと一緒にリトリートしよう思う。じゃあ“ピラミッド”へと向かおう」。

LA・マリブの丘に鎮座する「マリブ・ピラミッド・ハウス」。キッチン、バスルーム、ベッドルームなどを完備する、宿泊も可能なヒーリングハウスだ。

ベニスビーチの自宅からクルマで約30分。マリブの丘の上にその“ピラミッド”は忽然と現れた。その名も「マリブ・ピラミッド・ハウス」。もともとは超高級建売物件だったのだが、昨年、ヒーリングハウスとして生まれ変わったのである。

広々としたリビングで、どんなクリスタルをどこに使うか吟味する。オーナーのロバート・ヴァンデンバーグさんも加わり、さまざまな色と形状の石を組み合わせていく。

「最初にだいたいの方針を決めていくんだ。今日はカラダの中心線にクリスタルを並べていくよ」。

ラグを敷きデイビッドがカラダを横たえる。ハーバリスト(ハーブの知識を持ち使い方などを指導する専門家)でもあるソフィアが、自身で制作したインセンスを焚き始める。何やら儀式めいてきた!

「マリブ・ピラミッド・ハウス」のリビングで、クリスタルヒーリングを行うデイビッド・サイクスと、奥さまのソフィア。水晶、ローズクォーツ、ジャスパーなど、さまざまなクリスタルがある。使うクリスタルは専門ショップや知り合いのバイヤーから購入。「自分で実際に触ってピンときたもの」を選ぶ。

額の上部から眉間、喉、胸へと、インセンスの煙で浄化したクリスタルを一つひとつ並べていく。そして並べ終わると、ソフィアがチェーン付きのクリスタルをカラダの各所にかざし始める。まるでダウジングのように、何かを探っている感じだ。

「このクリスタルがグルグル回ったところに、邪気が溜まっているのよ。どうも胸のあたりがあやしいわね」。

[左]オーガニックのワイルドフラワーなどで自作したインセンス(instagram@medincense)の煙でクリスタルを浄化。[右]クリスタルペンダントをかざす。ペンダントが回り出した箇所に邪気が溜まっているのだという。

その邪気を払うのにもクリスタルを使う。インセンスで念入りに浄化した棒状のクリスタルを置き、手からじっくりと念を送るのだ。ハンドパワーってやつ⁉︎

最初は儀式のようだと感じたが、始まってみるといずれもわりと淡々とした、静かな作業。アーユルヴェーダのようなイメージに近いかも。約40分でクリスタルヒーリングは終了した。

「すっきりするというよりは、ココロが静かに整う感じ。気忙しさから解放されて、今自分が本当にやるべきことを再認識できるんだ」。

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フラワーエッセンスで精神のバランスを取り戻す

庭でのマッサージ。施術前に自身のエナジーを整えるデイビッド。

次はソフィアが癒やされる番だ。マッサージセラピストでもあるデイビッドによるプロの施術である。庭にベッドを設置。うつぶせになったソフィアの頭の下には、小さなピラミッドが⁉︎

「ピラミッド型のアクリルケースの中にクリスタルを詰めてある。それもレインボーカラーになるように。太陽のパワーを集めるイメージだね」。

全身をくまなくマッサージしていく。デイビッドの動きはまさにプロフェッショナルで、いっさいの淀みがない。ただときおり瞑想するというか、祈るようなしぐさをするのだ。

デイビッドは「僕のエナジーを整えることでソフィアのエナジーが浄化されるのさ」と微笑む。普通のマッサージとどこが違うのか。マッサージを終えたソフィアに聞いてみた。

「強く押したり、捻ったりするマッサージじゃないのよ。手のひら全体で血液やリンパの流れを整えていく感じ。彼はマッサージのプロだけど、私から料金は取らないわ(笑)」。

「マリブ・ピラミッド・ハウス」のオーナー、ロバート・ヴァンデンバーグさん。ヒーリングの知識を持ち、ゲストのケアに努めてくれる。

そのあとはふたりで向き合っての瞑想を15分くらい。そして室内に戻り、フラワーエッセンスの処方を開始する。

使用するのは「バッチフラワーレメディ」のもの。1930年代にイギリスでその理論が確立された、感情や精神のバランスを取り戻すための処方である。ソフィアが説明してくれる。

「恐怖、怒り、緊張、さびしさなど、今の生活に悪い影響をおよぼしている感情を探していくの。それを7つまでに絞る。7つ以下でもOK。そして、それぞれの感情に合ったフラワーエッセンスを配合するのよ」。

フラワーエッセンスを処方する。40種類近くのフラワーエッセンスの中から、そのときとらわれている感情に合わせて調合。フラワーエッセンスはそのまま舌に垂らしてもいいし、飲み物に入れて摂取してもOKだ。

静かにデイビッドの感情を探っていく。彼はどうやら「内気で小心」「自信がない」「諦め」といった感情にとらわれているようだ。

その感情に合わせてピックアップした5種類のフラワーエッセンスを50ml程度に調合。ボトルに収めて、一日4滴ほど摂取していくのだとか。

この感情が癒やされたら、また次の感情が表れる。そしてまたフラワーエッセンスを処方する。そうやってタマネギの皮をむくように、本来の自分のココロを取り戻していくというわけだ。

「ウェルネスライフを続けていると、ココロが健やかに、強くなっていくのを実感する。これからもふたりで、より良いエナジーを作り出していきたいと思うんだ」。

 

朴 玉順(CUBE)、山本雄生、山城昌俊、鈴木泰之、宮前良将(Seven Bros. Pictures)、Rip Zinger=写真 水嶋和恵(La Plage)=ディレクション 加瀬友重、菊地 亮=編集・文 シーホース=翻訳・取材 小山内 隆、押条良太(押条事務所)、髙村将司=文 FLUX CONDITIONINGS、MALIBU PYRAMID HOUSE、LIBERTYHILL CLUB=撮影協力

# ウェルネス# クリスタルヒーリング
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