2021.02.07
HEALTH

衝撃の独占インタビュー 。「長沢オリゴ」でウィズコロナ時代をサバイブできる!?

新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、昨秋に出版された一冊の本が話題を呼んでいる。『東大の微生物博士が教えるコロナに殺されないたった1つの方法』(自由国民社)だ。

刺激的なタイトルの本の著者は、小柳津広志氏。万病に効くとウワサの“長沢オリゴ”の仕掛け人である。

編集部では昨夏、長沢オリゴの実態に迫った記事を公開(詳細は前編後編をご覧あれ)したが、今回はその続編。話題の新刊の真相を伺った。

話を聞いたのはこの人!

小柳津広志●東京大学名誉教授。カフェ500オーナー。1953年静岡県出身。東京大学農学部農芸化学科卒業。専門は微生物系統分類と腸内細菌。米国留学を経て自身の研究が世界中の研究者に評価され、43歳という異例の若さで東大教授に。2017年に神奈川県・横須賀市に高齢者のための減塩カフェ「カフェ500」をオープン。2018年からは「長沢オリゴ」を販売している。著書に『東大の微生物博士が教える 花粉症は1日で治る!』(自由国民社)など。 

本題に入る前に、まず「長沢オリゴ」とは何かを簡単におさらいしよう。

これは、大腸に潜んでいる酪酸菌のエサとなるフラクトオリゴ糖のことで、水溶性食物繊維を食べて大腸内に酪酸菌を増やせば、アレルギー症状をはじめ、あらゆる炎症反応を抑えることができるという。

小柳津先生が数千人の長沢オリゴの使用者に詳しい聞き取り調査を行った結果、数えきれないほどの効果があることがわかったそうだ。

花粉症やアレルギー鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎、うつ病、自律神経失調症、潰瘍性大腸炎など。ほかにも、血糖値や冷え性の改善、記憶力アップ、風邪やインフルエンザになりにくいという声もよく聞くという。

そういえば、昨年の取材時、先生は「酪酸菌は新型コロナウイルスの予防にも期待できるんですよ。今、研究をまとめた本を書いているところです」とこぼしていたが、ま、まさか……!?

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キーワードは自然免疫と獲得免疫

──本のタイトルになっている「コロナに殺されない方法」とは、ずばり長沢オリゴのことでしょうか?

その通りです。わかりやすくいえば、フラクトオリゴ糖によって体質を改善し、免疫を高めることがコロナウイルスに殺されない方法と考えます。

大腸内に酪酸菌が多ければ、新型コロナウイルスはほとんどの場合、自然免疫によって撃退することができるからです。

──最近よく耳にするようになった免疫ですが、一体どういうものなんですか?

新型コロナウイルスの場合で説明しましょう。ウイルスが口や鼻、喉、気管支、肺などに感染すると、まず自然免疫の系統に属するNK(ナチュラルキラー)細胞とマクロファージ、樹状細胞などがウイルスへの攻撃を開始します。

しかし、これらの自然免疫系がウイルスを除去できない場合、7日目くらいから、B細胞、キラーT細胞という獲得免疫が動き始めます。

B細胞は抗体を作り、その抗体はウイルスにくっついて他の細胞に感染できなくします。

キラーT細胞は、ウイルスに感染した細胞の内部だけを破壊するもの。新型コロナウイルスの場合、理由はわからないのですが、感染した細胞をキラーT細胞がうまく攻撃できない、と推測されています。

──要するに、免疫は「自然免疫軍団」と「獲得免疫軍団」の二段構えなんですね。

そうです。獲得免疫のB細胞が作った抗体にくっついたウイルスは、自然免疫系に属するマクロファージや好中球などが食べてしまいます。ただ、問題はそのときに産生される炎症性サイトカインというタンパク質の一種にあります。

これは体に炎症反応が起きるときに、ウイルスと闘うものですが、この炎症性サイトカインの分泌が多すぎると、細胞が次々に破壊されるという現象が起こってしまいます。

特に新型コロナウイルスは、この炎症性サイトカインが大量に放出される傾向にあるといわれています。

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腸内環境を整えることが感染症対策への近道

──肥満の人は重症化しやすい説は本当ですか?

脂肪をたくさん含む脂肪細胞は多量の炎症性サイトカインを放出します。BMIの値が30以上もあるような肥満の人は、全身の細胞に炎症が起こった状態であり、免疫系の活性が低くなります。

そのため、新型コロナウイルスが増殖しやすく、重症化しやすい傾向にあるといえます。欧米諸国と比べて日本人の死亡率が低かったのは、肥満率とも深い関係があると私は考えています。

──炎症性サイトカインが大量に分泌され、強力な炎症反応が起きた場合、体はどう対処するのでしょうか?

炎症性サイトカインが大量に放出された場合、通常は獲得免疫のTレグ細胞が炎症を抑制します。

もし、Tレグ細胞の働きが弱ければ、炎症性サイトカインはどんどん増え続けて、やがてサイトカインストームという免疫の暴走が起こす強力な炎症を起こしてしまうんです。こうなると自分自身の細胞がさらに傷つき、最終的には多臓器不全を起こして、死に至ることもあります。

──Tレグ細胞はとても重要ですね。

世間では自然免疫系のNK細胞がよく話題になります。確かにNK細胞の活性が高ければ、新型コロナウイルス感染症や風邪、インフルエンザなどにかかりにくくなるといえます。

しかし、獲得免疫系のTレグ細胞の活性が高くなければ、肝心の炎症を抑えることができないのです。

──うーん、NK細胞もTレグ細胞も両方活性化させるにはどうすればいいのでしょう?

ですよね。実はNK細胞の活性は腸内フローラの影響を受けて大きく変化するのです。特に大腸に酪酸菌が増えると、NK細胞の活性が上昇することは多くの論文で報告されています。

Tレグ細胞もしかりで、酪酸菌を増やすことができれば、Tレグ細胞の数を増やすことができます。

──つまり、酪酸菌を増やして、総合的に免疫を上げることが大事というわけですね。

大腸内の酪酸菌が多ければ、新型コロナウイルスはほとんどの場合、自然免疫で撃退できるはずです。

万一、肺などに感染が広がり、獲得免疫が動き出した場合でも、炎症を抑えるTレグ細胞が増えているので、サイトカインストームをしっかり抑えることができるでしょう。

新型コロナウイルスの対策には、酪酸菌の摂取をはじめとする腸内環境の改善が近道であると私は考えます。

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ワクチンはまだ未知数のことが多い

小柳津先生が長年の研究をまとめた本がこちら。

──最近では、抗体を作らせるワクチンも開発されていますよね。

ワクチンを接種すれば、しばらくの期間は感染を抑えられるかもしれません。しかし、新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスと同じように、目まぐるしく遺伝子が変化しているため、ウイルスの変化とワクチン開発はいたちごっこになってしまう可能性があります。

それにワクチンで体内に抗体ができても、数カ月後には消えてしまうため、しばらくすると再び感染してしまうことも。断定はできないのですが、定期的に摂取したほうがいいかもしれません。

──ワクチンを打てば万全というわけではないのですね。

空気が乾燥する冬季、室内や電車内にはウイルスを含む飛沫核が浮遊します。この核の大きさはわずか1ミリの200分の1程度ですから、咳やくしゃみで周囲に一気に拡散しますし、一般的なマスクなどは簡単に通過してしまいます。空気感染するのですから、手洗いや殺菌だけでは完全に感染を防ぐことはできないのです。

その点、大腸の酪酸菌を増やしておけば、抗体の有無にかかわらず、どんなウイルスにさらされても無感染、もしくは無症状で済む可能性が高まります。

──感染を防ぐよりも、無症状化に努めたほうがいいと?

そうです。いったんワクチンが普及して感染者数が減っても、空気の乾燥する冬季には、新型コロナウイルスの感染者数が再び増える、という現象が起こりかねません。

そうなると、今後は新型コロナウイルスの無感染化、無症状化する方法の開発に重点を置いたほうが合理的でしょう。実際、この100年間に出現したウイルス感染症はすべて特効薬やワクチン開発では克服できていませんから。

それよりも人々の体質改善による予防について有効性を認め、研究を進めていったほうがいいと思うのです。

──最後に、長沢オリゴに込めた想いを教えてください。

私の主張は大腸の酪酸菌を増やせば、新型コロナ感染症は無感染化、無症状化できるだろうということです。とはいえ、無理に長沢オリゴを買ってもらう必要はありません。

酪酸菌を増やすには、フラクトオリゴ糖を豊富に含む食品を十分に摂ってもらえばいいのです。しかし、フラクトオリゴ糖を含むゴボウ1/2本とタマネギ1個という量を毎日食べ続けることは難しいので、手軽にフラクトオリゴ糖を摂取できる長沢オリゴを販売しています。

フラクトオリゴ糖を1日10~30g摂れば、翌日に大腸の酪酸菌は5倍ほどに増えます。

現段階では、大腸の酪酸菌が新型コロナを無症状化、または無感染化するという証拠はありませんし、私の主張はまだ臨床試験によって確認されていません。ただ、私自身の研究では、大腸の酪酸菌が増えれば、新型コロナ感染症は重症化しない、と確信しています。

 

つまり、現時点では、信じるか信じないかはアナタ次第というわけだが、『東大の微生物博士が教えるコロナに殺されないたった1つの方法』(自由国民社)が発売されて以降、長沢オリゴの注文数や問い合わせは以前よりも増えているという。

いずれにせよフラクトオリゴ糖で腸内環境を改善できれば、さまざまな体の変化を実感できるはず。先生の主張にビビッときたら、長沢オリゴを試してみては。

 

押条良太(押条事務所)=取材・文

# 新型コロナウイルス# 長沢オリゴ
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