OCEANS

SHARE

2020.10.24

からだ

タニタの「体組成計」が“ダイエットの秘密兵器”と呼ばれる深いワケ

「ダイエットのモチベアップ術」とは……
ダイエットの効果を高めるには、何だかんだで“数字”が頼りになる。食事の場合は、摂取カロリーを知ることでカロリーの摂りすぎを防げるし、歩数計で歩数を測れば、運動量の目安がわかる。
そして、日本には“はかる”を通して、我々の健康づくりをサポートしている企業がある。言わずと知れたタニタだ。

1944年に設立したタニタは「『はかる』を通して世界の人々の健康づくりに貢献していく」という理念のもと、1990年代に世界初となる乗るだけではかれる体脂肪計の開発に成功。
その後も、体の総消費エネルギー量がわかる活動量計を発売するなど、まさにこの道のパイオニアなのだ。
オーシャンズは、やせるためのモチベーションアップのヒントを探るべく取材を敢行。今回は、タニタが国内でトップクラスのシェアを誇る「体組成計」について伺った。

話を聞いたのはこの人


内山朋香(うちやまともか)●理学博士。タニタ開発部にて体組成計などの研究開発業務を担当するエキスパート。健康の秘訣はよく食べて、よく眠ること。

体組成計で効率的なダイエットが可能に!

そもそも体組成計とは何なのか? 聞いたことはあるけれど、実際どんなものかはよく分からない人が大半だろう。
「体組成計とは、その名のとおり体の組成をはかる機器です。乗るだけで、体脂肪率や内臓脂肪レベル、筋肉量、体水分量などが計測できます。体組成を毎日チェックすることが、体脂肪を減らしながら筋肉を増やすといった健康的なやせ方の目安になります」。
体重計だとどうしても体重の増減で一喜一憂しがち。しかし、体組成計ならば、たとえ体重が増えたとしても筋肉量が増えたことが原因とわかれば落ち込む必要がない。
「体組成計はたくさんの指標があって混乱するかもしれませんが、ダイエットをしている方であれば、体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪レベルを特に注視してください。体脂肪率と内臓脂肪レベルは、肥満かどうかの目安になりますし、筋肉量が多いと自ずと基礎代謝量も高くなり、やせやすい体になります」。


2/4

次の記事を読み込んでいます。