標準体重を測る指標としてよく見かけるこの計算式。果たして正しいのか……。 「これはウソです。正確な計算方法は『標準体重(kg)=身長(ⅿ)×身長(ⅿ)×22』です。この公式を使えば、身長170cmの人の場合、『1.7(m)×1.7(m)×22=63.6(kg)』。 これは肥満度を測る国際的な指数であるBMI(Body Mass Index)に基づくもの。『BMI=体重÷身長(ⅿ)×身長(ⅿ)』で求めることができ、『22』になるときに、高血圧や高脂血症、肝障害の有病率がもっとも低くなるとされています。この『22』のときの体重を理想体重と考えることから、前述した公式が使われているんです」。