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2020.04.28

たべる

医療機関、貧困児童らへ4万食を配達へ。ウーバーイーツが命をつなぐ

「これは新型コロナウイルスと人類の戦いだ」――。
多くの識者がそう叫んでいるが、そのとおりだろう。であれば当然、腹が減っては戦はできない。特に最前線に立つ医療従事者の方々には、せめて美味しい食事でエネルギーをチャージしてほしい。
そんな我々の切な願いを、「ウーバーイーツ(Uber Eats)」が届けてくれる。

ウーバーイーツはコロナ禍の拡大を受け、医療従事者や難病を抱えた子供の家族、そして貧困家庭の子供の支援を決定。計4万食もの食事を無償で提供するという。
現在、ウーバーイーツは全16都府県の都市部を中心にサービスを展開している。支援対象はサービスの範囲内に限られるが、感染者は人が密集する都市部で増加する傾向にあるため、ウーバーイーツの支援はピンポイントで効果的に違いない。
支援を希望する医療機関に対しては、計3万食分の食事を無償で提供する。配達が安全、かつスムーズに行えるよう、置き配サービスに適した保温機能付き折りたたみ式宅配ボックスを使用し、ボックスはそのまま医療従事者に寄付するという。
日本財団が支援している難病児とその家族向けの支援施設に対しては、計5000食分の食事を提供する。もちろん無料だ。基礎疾患を持つ人がウイルスに感染すると著しく悪化すると言われており、難病の子供を抱える親は食料品の買い出しもままならない現状だからだ。
貧困家庭も例外ではない。子供の貧困が問題視されて久しく、残念ながら「給食が唯一の栄養源」という子供は少なくない。現在は休校措置がとられ、給食を食べる機会も失われてしまった。そこでウーバーイーツは、児童支援施設「第三の居場所」に通う児童とその家族へ計5000食の無償提供を行うことを決定した。
コロナ禍はやがて収束するだろう。重要なのは、誰一人として欠けずにまた再会することである。この未曾有の危機をみんなで乗り越えるには、ウーバーイーツのようなコミュニティ支援が必要不可欠だ。
さて、我々もウーバーイーツで自宅グルメを楽しみますか。


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