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2020.02.10

たべる

東郷平八郎が発明した元祖・肉じゃがは、 食べると縁が増える?

要点からお伝えしよう。
肉じゃがは東郷平八郎が作った。そして肉じゃがを食べると森林が増える。だからみんな、原宿に行こうぜ。
突拍子もないが、そういうことである。もともと肉じゃがは東郷平八郎が作ったもので、その「東郷肉じゃが」を食べるだけで森林保護に繋がる……そんな一度で二度美味しいイベントが原宿で開催されるのだ。
まだ全然わからないと思うので、さすがにここからは順を追って説明しよう。
 

そもそも、肉じゃがって東郷平八郎が作ったの!?

原宿の東郷記念館で販売される「東郷肉じゃが」。1人前1050円[税込み]
まずは肉じゃがと海軍の英雄・東郷の関係について、である。
我々にとって肉じゃがは、押しも押されもせぬ“おふくろの味”である。実家を出てから食べる機会が減ったという人も多いだろう。しかし、たまの里帰りで肉じゃがを頬張っては「この味、変わらないな……」と初心に帰ったり、「おふくろ、老けたな……」と切なくなったりする。肉じゃがよ。お前は美味しいだけでなく、何とノスタルジックな食べ物であることか!
しかし、ノスタルジーついでにもっと遡れば、肉じゃがはもともと東郷平八郎がイギリス留学中に食べたビーフシチューの味が忘れられず、シェフに作らせた料理が発祥と言われている(諸説あり)。
ただし、東郷本人がビーフシチューの詳しいレシピを知っているはずもなく、そもそも当時は赤ワインやバター、デミグラスソースなどの入手が困難だったことは想像に難くない。つまり、ビーフシチューを再現しようとして、醤油や砂糖でどうにかこうにか作ったビーフシチューの“失敗作”こそが肉じゃがの元祖なのだ。
 

で、なんで肉じゃがを食べたら森林が増えるの?

原宿にたたずむ東郷記念館。
あとは、「なぜ肉じゃがを食べると森林が増えるのか」ということだが、その答えはカンタン。
2月11日(火)、原宿から徒歩5分のところにある東郷記念館で「東郷肉じゃがチャリティ」が開催される。東郷記念館は、東郷平八郎を“勝利と至誠の神様”として祀る東郷神社に併設されている館で、イベントは森の保全活動を行っているNPO法人「地球の緑を育てる会」に協賛。会場で販売される「東郷肉じゃが」の売り上げ全額が同法人に寄付される仕組みとなっているのだ。
「東郷肉じゃが」は、東郷平八郎がシェフに作らせた当時のレシピを再現したもの。肉じゃがのオリジンだが、ビーフシチューを真似て作ったものである以上、おそらく「東郷肉じゃが」は、我々が口にしている肉じゃがともまた違うと思われる。
肉じゃがのオリジンを味わう絶好のこの機会、逃すことなかれ。しかも社会貢献にも繋がるんだから一挙両得。原宿で肉じゃが、食おうぜ!
 
[イベント詳細]
「東郷肉じゃがチャリティ」
日時:2020年2月11日(火)
時間:11:00~15:00(なくなり次第終了)
会場:原宿東郷記念館 3階「オランジェール」
電話:03-3403-1431


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