特集
OCEANS Fashion X Talk
2021.03.13
ファッション
※1:ナイキは前身であるBRS(ブルーリボンスポーツ)社を経て、1971年に創業。’70年代初期のタグには「BRS」の名が刻まれ、黒地に赤の刺繍で風車が大きく描かれていた。このタグがついたアイテムは超レアで、市場に出回ることは滅多にない。※2:ナイキが創業した当初に用いていたカクカクしたロゴのフォントで、アメリカでは“ブロックバスター”と呼ばれる。こちらもまた大変貴重。 ※3:ナイキがロゴに使用していたフォントで、タテにまっすぐ「NIKE」と表記されていることからそう呼ばれる。’80年代のアイテムによく見られる。以降、現在のロゴは斜体で表記されたことから“斜めナイキ”と呼ばれたこともある。 |
ときには財布の都合上、古着から離れてファストファッションに頼った時期もあるし、ジーンズもヴィンテージではなくレプリカに手を出したこともある。ただ、周囲が売れ出した途端にハイブランドの服を着るようになるなか、森田さんはブレずにアメカジを極めようと今も突き進んでいる。
「なんですかね。過ごしやすいというか、何も気を遣わないというか。最悪、野宿もできる格好ですよね。そのまま地べたに座っても全然気にならない。そんなありのままでいられる心地よさはありますよね。バイクも好きなんですけど、そういったカルチャーにもハマりますから、どうしても“男の着るもの”という認識は強いですし、まったく飽きませんね」。
本人は「広く浅く」を強調しているが、若い頃に情熱を傾けたアメカジの知識は色褪せない。「営業で地方へ行けば、絶対にその土地の古着屋さんに足を運ぶ」のだというから、そこでのスタッフとの会話で得た知識が蓄積され、むしろ厚みを増している。
そんな森田さんが特に愛してやまない鉄板アイテムは、どれも「王道中の王道」。我々にも馴染みのある面々だ。
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