「部長びんびん“着回し”物語 Season7 withマーシー」とは……今日は共同プロジェクトを依頼すべくクリエイティブディレクターと打ち合わせ。
2人の意見はまとまらずじまいだが、果たして上手くいくのか……?
Day 13 FRI.
ついに打ち合わせ当日。が、マーシーとハニワは氷炭相容れず
「では、今回のお話をお受けできるか検討します」。ハニワ氏はそう言い残してミーティングルームを出ていった。つまり、依頼を受けてもらえないということだ。
服装はアウトではなかった。ユースケは紺ブレに水色のオックスフォードBDで、首元に白のモックネックニットでニュアンスをつけたビジネスカジュアル。マーシーも黒いTシャツ×デニムに、マドラスチェック柄のジャケットと黒いローファーできちんと感を演出。
ただ、マーシーの希望するぬくもりを重視した雰囲気が、ミニマムを信条とするハニワ氏の哲学と相容れなかったのだろう。
「気持ちはわかるけどさ、少しは妥協しないと」(ユースケ)。「オレにはオレの考え方がある」とマーシーは前を向いて歩き続ける。
「せっかく紅茶の手土産も喜んでもらえたのに。また新しいデザイナーを探さないとだな」。肩を落とすユースケであった。
ユースケの着回しアイテム【D】清涼素材が使われた今どき紺ブレの決定版ワイドラペルの紺ブレのハイライトはカシミヤ混ウールのトロピカル素材。軽く通気性に優れ、ハリのある生地はシワにも強い。アームホールが大きいため、レイヤードもしやすい。4万1800円/ワーダー(デザインワークス 1965 トウキョウ 03-3406-7669)
【I】定番シャツにも機能性を求める男たちへ肩の落ちたゆったりシルエットと超長綿のタイプライターコットンのこなれた風合いが持ち味。ジップの付きの胸ポケットや脇の大容量ポケットなど機能面も優秀だ。2万7500円/フレッシュサービス(フレッシュサービス ヘッドクオーターズ 03-5775-4755)
【Q】コーデの主役を張れる2タックのワイドチノ深めの股上やツータックのデザインが存在感を放つワイドチノ。両サイドのベルトでウエストの調節が可能だ。高密度に織り上げられたチノクロスが見せる、味のある風合いもポイント。2万900円/MHL. 03-5467-7874
ユースケのお助けアイテム継ぎ目のないホールガーメント製法で編まれたモックネックニット。ふっくらとしたボディは再生素材を含むポリエステル×キュプラで、袖には構築的なシルエットを生み出すクリースがデザインされている。
マーシーの着回しアイテム【1】渋色マドラスチェックが春夏らしさを演出ケネスフィールドとのコラボで誕生したのは、シャツ感覚で羽織れるマドラスチェック柄のテーラードジャケット。シャツのような薄手の生地ながら、肩や胸は立体的だ。4万2900円/Jプレス オリジナルズ(J.プレス & サンズ 青山 03-6805-0315)
【12】北欧ブランドらしい洗練されたグラフィックありきたりなサーフTがイヤなら、スウェーデン発のサーフブランドの新作ロゴTを。ドロップ気味のショルダーやワイドな身幅も今の気分。1万9800円/ストックホルム サーフボード クラブ(エドストローム オフィス 03-6427-5901)
【14】スキニーデニムとは思えないストレスフリーなはき心地定番のスキニーシルエット「レーザー」のブラックデニム。卓越した伸縮性を持つハイパーストレッチ素材、フリームーヴが使われているため、はき心地は楽々。リアルなタテ落ちも見どころだ。3万3000円/デンハム(デンハム・ジャパン 03-3496-1086)
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