やっぱりみんなデニムが好きだった。デニムの男100人特集! Vol.55
2021.04.19
FASHION

ディテールにこだわった男好みなスウェットパーカ。君の次なる“お気に入り”はどれ?

スウェットパーカなんてどれも同じ。なんて思っている人はいないはずだ。

シルエット、グラフィック、フードの付け方、タグ、縫製、編み方etc. 服が好きな男ほど、パーカのディテールにもウルサイのが常。そこで、うんちくがたっぷり詰まった新作を集めた。次なる“お気に入り”が見つかることを願って!

 

定着した大きめ。だからこそ、独自性を追求する

ニューノーマルに不可欠な服。あらゆる面で進化を続けるスウェットパーカを集めてみた
パーカ1万9580円/レミ レリーフ(ユナイト ナイン 03-5464-9976)、ショーツ1万780円/グラミチ フォー アダム エ ロペ(アダム エ ロペ 0120-298-133)

「レミ レリーフ」
巷に溢れるビッグサイズの服の中で、目を引くのは一歩踏み込んだ作り込み。このパーカは1960年代に主流だった染料と自然由来の加工で、古着のような褪色とヤレ感を演出。

リラックスした雰囲気を際立たせる趣向を凝らした。垂らす・絞るで表情をアレンジできるし、ドローコードも使える。作る側も着る側も、定着したからこそ独自性を追求するのだ。

 

“好き”を背負って足取りも軽く

1万4410円/ハフ(ハフ ジャパン 0548-24-1250)

「ハフ」
1990年代初期のスケートブランドに着想を得たグラフィックと、トリプルトライアングルロゴをドッキングしたポップで楽しい後ろ姿。心身ともに気楽でいられるのが、スウェットに袖を通すいちばんの醍醐味。

平日の仕事や責任から解放される休日、とびきりの“好き”を背負って。

NEXT PAGE /

ゆったりとした袖の仕様は温故知新ゆえのデザイン

パーカ4万2900円/ストックホルム サーフボード クラブ(エドストローム オフィス 03-6427-5901)、カットソー1万7600円/ロンハーマン 0120-008-752、デニム3万5200円/スティーロ×マインデニム×ワコマリア(パラダイス トウキョウ 03-5708-5277)

「ストックホルム サーフボード クラブ」
袖ぐりが深くゆったりして袖口で細くなるドルマンスリーブ。袖付けの縫い目がなく、着用時の運動性と快適な着心地を保証する画期的な仕様は、1934年に考案されたスウェットの“名作”に着想を得たものだ。

そしてフォレストグリーンの肉厚ボディはサステイナブルにも配慮したオーガニックコットン製。サーフカルチャーやアート、ファッションの過去・現在・未来を探求する実にスウェーデンブランドらしいもの作りだ。

 

ハードなフォトグラフをソフトなスウェットで

パーカ2万2000円/リチャードソン(リチャードソン・トーキョー 03-6455-5885)、パンツ1万4850円/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 原宿本店 03-3479-8180)

「リチャードソン」
一枚で羽織ってもサマになるのが、フォトプリントスウェットの魅力。ただし、特集担当スタイリストからアドバイスがひとつ。「インナーのカットソーを裾からチラ見せできる丈のものにすると、無造作ながらしっかり着飾った雰囲気が醸せます」とのこと。参考にされたし。

そしてこちらは、ロバート・キャパらが設立したマグナムフォトとのコラボ。写真家ダニー・ライアンがテキサスの刑務所をドキュメンタリーで切り取った「カンバセーション ウィズ ザ デッド」の一枚をセレクト。

NEXT PAGE /

古着好きにはお馴染みのヴィンテージなフード

2万2000円/イーストファーイースト info@eastfareast.tokyo

「イーストファーイースト」
「後付けフード」を知っているだろうか。一部で根強い愛好者のいるパーカの仕様で、ネックのあるスウェットシャツにあとからフードだけを縫い付ける製法だ。

正直手間とコストのかかる手法のため、1950年代にはよくあるフード一体型パーカにとって代わられたのだそう。一方でフードの付け根がすぼまらず、ワイドに広がるため、リラックスした雰囲気はこちらに軍配が上がる。それはむしろ、昨今のゆるさが求められるスウェット事情においては打ってつけでは?

イーストファーイーストのパーカもご多分に漏れず、ユニセックスのバルーンシルエット×ドロップショルダー×後付けフードというリラックスこのうえないディテールを凝縮。フード自体も継ぎ目のない「一枚取り」のビッグな被りで、雰囲気がとてもいいのだ。

 

“S字曲線”に見る先人の英知を理解する

2万4200円/アナトミカ(アナトミカ 東京 03-5823-6186)

「アナトミカ」
着心地を左右する重要事項に袖付けがある。通常は袖付け線が直線であるのに対して、写真のスウェットは“S字”にカーブしている。

これは1940〜’50年代のものに見られた「フリーダムスリーブ」と呼ばれる袖付けの技術で、腕の可動域を確保するものだという。スウェットの誕生が’20年代なので、その黎明期に生まれた先人の英知のような技術だ。

アナトミカはそんな歴史的意匠に敬意を払いつつ、両脇をリブに切り替えて着脱しやすく進化させた。

 

オーシャンズ定期購読者だけが手に入れられるスペシャルなヤツ

お申し込みはこちらから。

「サタデーズ ニューヨークシティ」
「前に目にしたときはまだ定期購読期間が残っていて」という読者に伝えたく、今一度ご紹介。オーシャンズ連載「種カジのタネあかし」でもお馴染みのフリープランナーである種市暁さんと、サタデーズ ニューヨークシティとでクリエイションした、オーシャンズらしさを詰めこんだ自信作だ。

このスペシャルな一着は、通常1冊980円のプリント版とデジタル版の本誌サブスクリプション1年分とセット(税・送料込みで2万6400円)で買える一着。これはかなりのバリューと自負しています。ぜひお申し込みを!

 

山本雄生=写真(人物) 竹内一将(STUH)=写真(静物) 松平浩市、中北健太=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 安部 毅、礒村真介(100miler)=文

# アナトミカ# レミ レリーフ# スウェット# パーカ
更に読み込む