やっぱりみんなデニムが好きだった。デニムの男100人特集! Vol.54
2021.04.18
FASHION

ブーム到来中のスウェット。本質を見るため、無地だけで厳選した優良7品

一変した社会の中で、研ぎ澄まされた僕らの感性が求めているのは、心地良く快適で、親しみが持てて、生活にしっかりと寄り添う服だ。そんな時代の要請に応えるように、巷ではスウェットブームが到来中。

ここではそんなスウェットの最新事情を紹介していこう!

 

難度高めの認識だった半袖、ついに攻略

心地良く快適で、生活に寄り添う服。ブーム到来中の“スウェット最新事情”
スウェット1万6500円/キャプテン サンシャイン 03-6277-2193、パンツ1万9800円/イエスタデイズ トゥモロウ(ベンダー 03-6452-3072)、メガネ7万400円/10 アイヴァン(アイヴァン 03-6450-5300)、ヴィンテージの腕時計26万1800円/江口洋品店・江口時計店 0422-27-2900

「キャプテン サンシャイン」
アメカジブームを振り返っても、ロンTやサーマルをレイヤードする以外の着こなしがピンとこないため、どうも苦手だった半袖スウェット。しかしオーバーサイズになるだけでご覧のとおり。1枚で簡単にキマるのだ。

表糸は強撚し、ガス焼きすることで独特のシャリ感を持たせたスーピマコットンを、裏糸にはスビンコットンを混紡素材によるダブルフェイスの天竺編み。春夏シーズンに適した軽やかなウェイトとボリューム感で爽やかに。

 

米綿のゴワッとした風合いが“米シック”を生む

スウェット1万1000円、スウェットパンツ9900円/ともにロサンゼルスアパレル(ダメージドーン セカンド 03-6434-0287)、カットソー1万7600円/ロンハーマン 0120-008-752

「ロサンゼルスアパレル」
「スウェットはアメリカ製に限る」というウルサ方が好むのは、ゴワッとしたあの独特の質感だろう。そこには「米国産コットンは綿花に含まれる油分量が少なく、ドライタッチの糸になる」素材上の理由がある。

昨今人気のロサンゼルスアパレルは、まさにその「オレたちの好きなアメリカ製」の質感そのもの。米綿を重用するだけでなく、サプライヤーの労働環境や環境低負荷な染色を重視するなど、これぞ21世紀のメイド・イン・USA!

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保温性の高さが支持されてきた裏起毛

3万3000円/アクネ ストゥディオズ(アクネ ストゥディオズ アオヤマ 03-6418-9923)

「アクネ ストゥディオズ」
表の生地を編みながら裏毛を編み込むパイル編みで、スウェットは表面のメリヤス地と裏面のパイル地の二重構造になる。パイル地を起毛させたものを裏起毛(もしくはフリース)と呼び、前者は吸水性、後者は保温性の高さが魅力とされる。

 

ヴィンテージ好きなら年代まで特定する“V”の意匠

3万800円/オーベット(ラウムス 03-6822-5306)

「オーベット」
ガゼットとは生地の縮み防止や汗止めを目的として付けられた首元のV字の部位。写真のスウェットは1950年代の古着に着想を得たもので、前後に付く“両V”仕様にて表現。

’30〜’50年代前半に採用されていた古き佳きディテールのほか、立体裁断を採用したパターンなどにもこだわりが光る。

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アメカジの超・名店による“重い”こだわり

1万3200円/ハイ! スタンダード 03-3464-2109

「ハイ! スタンダード」
1982年に創業して以来、アメカジの魅力を伝えてきた草分け的存在。そんなショップが作った、アメリカのデイリーウェアのひとつがこちら。往時の雰囲気を伝えるべく、14オンスという肉厚生地を採用。イヤな接触感をなくすため、首元のネームはタグではなくプリントに。

 

言わずと知れたリバースウィーブ、そろそろちゃんと知っておきたい

7590円/チャンピオン(ヘインズブランズ ジャパン 0120-456-042)

「チャンピオン」
チャンピオンの代名詞「リバースウィーブ」。耳にしたことはあっても、はたしてどんな仕様なのかきちんと理解できているだろうか。キーワードは“縮み”。

スウェットの裏毛は編み地のため、体の動きに沿って伸縮する半面、洗うと縮むというデメリットがあった。縮むのは一定方向で、生地の取り都合の良さから縦に縞がくるよう作られていた時代には、縦に縮むため、やがてヘソが見えてしまうような事態に。

そこで考案されたのが、生地の取り方を見直して縦横を逆転させた“リバースウィーブ”。このままだと今度は横に縮んでしまうため、両脇下の身頃部分をリブと同じ生地にすることでそれを防ぎ、運動性を確保していた。

このコロンブスの卵的な特許のおかげで今日のチャンピオンがある、と言っても過言ではないだろう。

 

真のスウェット好きは裾リブのあつらえに目をつける

3万1900円/エイトン(エイトン青山 03-6427-6335)

「エイトン」
三角形状に切り込まれたリブは1920年代に散見された仕様で、その伸縮性がまだ乏しかった時代にフィット感を補うための工夫だったとか。そこに目をつけたのが、ベーシックウェアの達人、エイトン。

抜群に伸縮性のいい吊り裏毛生地を使いながら、あえてこのディテールを採用したのは、力点を一点に集中させないため。長年着用するとリブと袖との継ぎ目が割けてくる悩みを解決したかったからだ。

 

山本雄生=写真(人物) 竹内一将(STUH)=写真(静物) 松平浩市、中北健太=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 安部 毅、礒村真介(100miler)=文

# アクネ ストゥディオズ# キャプテン サンシャイン# チャンピオン# スウェット
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