やっぱりみんなデニムが好きだった。デニムの男100人特集! Vol.21
2021.04.05
FASHION

反町隆史さんにとってのデニムは、何にでも似合う万能服である

楽屋話になってしまうが、編集会議において「デニムが最高に似合う男」としてたびたび名前が挙がるのが、俳優・反町隆史さんである。

渋みが増してきた男のデニム姿を今一度、誌面に収めたく、2年ぶりにオーシャンズにご登場願った。

 

デニムに対する今の気分をオーシャンズらしく表現

俳優・反町隆史さんにとってのデニム「役作りの体重管理から解放されて自然体でいられる存在」
古着のデニムジャケット4万3780円/ベルベルジン 03-3401-4666、デニム3万5200円/ピーティー トリノ デニム(ピーティー ジャパン 03-5485-0058)、Tシャツ[3枚セット]6600円/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-02-1818)

シャッターが切られるたびに自然な立ち居振る舞いを見せていく。2年ぶりの登場となる今回は、長く信頼関係を築いているスタイリストの二村毅さんとともに、今の気分を反映した着こなしで臨んでくれた。

「シンプルなものを着たい、という今の気分と、オーシャンズに抱いている爽やかで男らしいイメージを表現できるかなと思って選びました。それと、自分の好みがリンクできる絶妙なバランスで」。

雑誌のカラーを斟酌していいものを作ろうというプロフェッショナルな姿勢に、思わず現場の編集スタッフ一同も歓声を上げた。

「Gジャンは、久しぶりですね。モデル時代によく着ていましたが、しばらくご無沙汰していたので、今着ると新鮮に感じます」。

早速、デニムについての話を伺う。

「1本目は、中学1年生で買ったエドウインのケミカルウォッシュデニム。当時、ものすごく流行っていたんです。16歳でモデルを始めていたので、お気に入りのそいつを撮影現場にはいていったんです。そうしたら、スタッフやモデル仲間には、馬鹿にされて(笑)。今どき、はいているヤツいないだろ、とか」。

若かりし頃のエピソードを披露してくれた。さすが同世代。同様の思い出を持つ読者もいるだろう。

「タックが入ってテーパードしているタイプ。でも、何年か前に少し流行ったじゃないですか。時代は回っていくんだなぁと」。

その後、リーバイス501などの正統派を経由して、トム・フォード時代のグッチや、アー・ペー・セーなどに傾倒していくことに。

「シルエットは大事。それに丈の長さも。結構、時代の気分で、好みの丈の長さは変わってきます。この調整がいちばん難しいですよね。デニムに限らずですが。それに、革靴とスニーカーでも、合わせたい丈の長さが微妙に違う。そういう細かな見え方も気にするタイプなんです」。

本誌などのファッション誌がしばしば提案するような、着こなしのバランスについて言及するあたりに繊細な感性を滲ませている。

「ニットを着ているスタイリング。これは、本当に飾らずシンプルに合わせているだけ。それを大人っぽく着るには、素材と形が重要じゃないですか。上質なものを選ぶだけで見え方が変わってくると思います」。

所属事務所の公式プロフィールに、一問一答形式で反町さんが100の質問に答える動画がアップされている。その中で、「どんな洋服が好き?」という質問に「素材がいいもの」と回答している。そこに通ずるものがある。

「もちろん素材がいいと柔らかくて着心地がいいですから」。

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TPOに即した着こなしに男らしさを感じる

デニム3万3000円/アー・ペー・セー www.apcjp.com/jpn/inquiry/index、ニット14万8500円/ザ・ロウ(ザ・ロウ・ジャパン 03-4400-2656)、腕時計77万円/パネライ(オフィチーネ パネライ 0120-18-7110)

若い頃と今とでは、ワードローブの中でのデニムの立ち位置もだいぶ変わったと実感しているようだ。

「昔は、デニムは相当カジュアルで、ちゃんとした場にはそぐわないものだったような……。“え? デニムで来たの?”って引かれるくらい。

今なら、シャツやジャケットを合わせたり、革靴を合わせたりするだけで、その場に合った装いが可能で着方と場所、いわばTPOに即したうまいデニムの着こなしの人に、男らしさを感じる瞬間はあります」。

実際、反町さん自身もさまざまな着こなしでデニムライフを楽しんでいるそうだ。

「デニムは万能だと思っているので、ジャケットからパーカまで、本当に幅広く着ています。特にアウトドアでは便利ですよね。バスフィッシングでは汚れてもいいようにデニムの登板機会が多いです。やっぱり気軽に洗えるのがいいんです」。

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年齢を重ねても格好いい存在

デニム3万3000円/アー・ペー・セー www.apcjp.com/jpn/inquiry/index、パーカ1万7600円/ウィンダンシー(エリオット 03-5708-5757)

勝手ながら、本誌が考えるデニムが似合う男の五指に入る反町さんだが、体型は意識的に管理維持しているのか、気になるところ。

「食生活に気を使ったり、トレーニングをしたりで、もちろん意識はしています。俳優じゃなくても、みんな、カラダが資本ですから。衣装に合わせるための体重コントロールは、すごく難しいんです。

今まさに刑事ドラマシリーズ『相棒』のためにやっていることですが、現状からプラスマイナス1、2kgの誤差で、スーツがパツパツになったり、細すぎて似合わなくなったりしてしまうんです」。

となると、服装の細部にこだわる反町さんは、はくデニムを変えたりするのだろうか。

「むしろ、デニムは、そうした体重管理から解放される服です。スーツは、体型の変化を如実に表してしまいますが、デニムは馴染んでしまう。それが魅力でもあるんです」。

格好いい大人について、どう感じているのだろうか。

「年を重ねて格好良さが増していくのも、デニムのいいところ。若い頃と違って、その人の深みが出てくるじゃないですか。それで成立する。デニムとジャケットを格好良くこなせるようになりたいです」。

反町隆史●1973年、埼玉県出身。16歳からモデル業を始め、’94年からは俳優として本格始動。刑事ドラマシリーズ「相棒」では、水谷豊さん扮する杉下右京の4代目相棒、冠城亘役として「season14」より出演。バスフィッシングやゴルフといったアクティブな趣味も。

赤木雄一(eight peace)=写真 二村 毅(hannah)=スタイリング 池上 豪(NICOLASHKA)=ヘアメイク 髙村将司=文

# デニム# 反町隆史
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