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2021.02.21

ファッション

ハナコ・菊田竜大をスニーカーに目覚めさせたNBと、その後のアディダス

「偏愛スニーカー三番勝負」とは……
姿を変えずに語り継がれるクラシックもあれば、突発的に生まれたマスターピースも存在する。
変わらないモノと、変化し続けるモノ。スニーカーはその両軸で楽しめるってことを教えてくれたのは、第7世代を代表するお笑いトリオ「ハナコ」の菊田竜大さん。スニーカー三番勝負、いざ!
菊田竜大●1987年6月12日生まれ。千葉県出身。お笑いトリオ、ハナコのメンバー。2018年に『キングオブコント』で優勝。以降、冠番組『ハナコのBuzzリサーチ』や『有吉の壁』など、バラエティ番組を中心に活躍。4月より新番組『新しいカギ』(フジテレビ系列)にレギュラーとして出演予定。ツイッター(@komugi_the_dog)、YouTube

①先鋒 ニューバランス「M992」

菊田さんは、25歳までどちらかというと革靴派。スニーカーにさして特別な思いはなかったという。その考えを根底から覆したのがニューバランスだ。
「以前はトリッカーズのようなグッドイヤーウェルト製法の堅牢な一足に信頼を置いていました。ニューバランスに手を伸ばしたのもこれといって理由はなく、むしろお試し感覚。でも、いざM1400を履いてみたら、もう心地良くて心地良くて」。

以後、ニューバランスの虜となった菊田さんがもっとも足を通してきたのが900番台で、特に「992」には思い入れが強いという。
「992」といえば、2006年に作られた「991」の後継モデル。しかも、その年はブランド創立100周年だったこともあり、その特別感はひとしお。

「992は、USA製やUK製の気品すら漂うスエードの雰囲気も好きなんです」と菊田さんは力を込める。そして、2006年の初登場から長らくシーンに顔を出すことはなかったが昨年、待望の復刻。
そのニュースを菊田さんが見逃すはずもなく……
「情報を知り、絶対に買い逃したくないと思いましたよね。ただ、発売日に体調を崩して買えずじまい。人気モデルなだけにもうないだろうと諦めかけていたんです。
でも、どうしても頭から離れなくて片っ端からお店やネット上でも探しまくりました。そんな折、銀座のABCマートにあることを知って、矢のように飛んで行きました。手にしたときの興奮はもう忘れられません」。


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