2021.01.13
FASHION

ロンハーマンで見つけた要注目ダウン3選。山でも街でも使えるその魅力

「ザ・ベストダウン 2020」とは……

「ダウンジャケットの活躍どころは、冬のキャンプや釣り」との持論を持つのはロンハーマンのPR担当、福本宏二さん。

そんな彼でも「これなら街着としてのダウンとしてオススメ!」と言う3着を紹介しよう。

西海岸カルチャーと大人の日常との架け橋を担うロンハーマンのプレスを担当する福本宏二さん。季節を問わず、サーフィンやキャンプ、釣りを愛する根っからのアウトドア派。身長168センチ。

 

まずはシティダウンの先駆けから!

ダウンはサイズ2を着用。ダウン19万6000円/モンクレール、パンツ9000円/ディッキーズ フォー ロンハーマン、スニーカー1万5000円/コンバース フォー ロンハーマン(すべてロンハーマン 0120-008-752)

アウトドアマン専用に近かったアウターに、モードの風を招き入れたのは、このブランドが先駆けかもしれない。そう、モンクレールである。

機能が絶対的正義の分野において、ファッション性に重きを置いたアプローチは、確実に我々とダウンの距離を縮めた。その威光は今も陰ることがないことを、この一着から大いに感じ取れる。

「サラッと羽織るだけでキマッてしまう。それはもうラグジュアリーダウンの先駆者であるモンクレールの面目躍如といったところでしょう。シンプルにまとめるほど、それは際立ちますね」。

全身を黒で包んだ出で立ちは実に簡潔で潔いが、それゆえにモンクレールならではの美しいパターンワークや品のあるマットな質感が目を引く。とはいえ、その本当の凄さはハードとソフトの両面にこだわり抜く姿勢にある。

「言っても、もともとテントやシュラフなど、登山家のためのギアを製造するメーカーとして創業しました。モンクレールのダウンは工場労働者たちの防寒用に作った、手足を出せるシュラフが原型と言われていますから、機能面においても抜かりはありませんよ」。

その意志を脈々と受け継ぐこの“キヴェルビル”。中にはホワイトグースの産毛だけを厳選したダウンをしっかり充填。フランスダウンフェザー協会が最高品質であること認めた証しとして送る“キャトルフロコン”のマークからも、クオリティは明らかだ。

ストレッチナイロンは豊富なダウン量を支える受け皿となり、タイトフィットながら動きの自由もしっかり確保。「移動や着脱のしやすさを考えてもショートレングスは賢い選択といえますね」。

街とアウトドアフィールドをリアルに往来する男にとって、何から何まで計算づくなこの一着は大いに価値がある様子だ。

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モダナイズした90年代の名作!

大きめな作りのヒム ダウン パーカ。サイズはMを着用。ダウン6万2000円/ザ・ノース・フェイス、スウェット3万1000円/ドリス ヴァン ノッテン(ともにロンハーマン 0120-008-752)

サーフィン、キャンプ、釣り……と、とにかくアクティブな休日を過ごす福本さんが「この時季は欠かせない」と全幅の信頼を寄せるのがザ・ノース・フェイスのダウンである。

「やはりアウトドアフィールドで培われた技術や経験には、袖を通すたびに感服しますよね」。

そんなアクティブ派な男が今季満を持して推すのが“ヒム ダウン パーカ”である。ヒム ダウン パーカの記事をご覧いただいた方なら、すでにその魅力は十分承知だろう。

「機能面はもう言うことなし! インナーが薄手のスウェットでもまったく問題ないですから。“バルトロ”や“ヌプシ”に近い見た目もいい感じです」。

さらに、「街着として活用するなら……」と、着こなしを自身のスタイリングで教えてくれた。

「ボリューミーな佇まいが苦手という人もいると思いますが、黒であれば危惧する野暮ったさは柔らぎます。そのうえ、フードが着脱可能なので外せばスッキリした見た目になりますし、全身ワントーンで合わせれば、洗練された雰囲気に仕上がるはずです」。

何気に入れた内ポケの赤のパイピングも気が利いている。90年代を代表する名作が、装いも新たにアップデートされたこの一着。懐かしさを感じつつ今の空気にもマッチした絶妙な趣は、今冬のダウン戦線の先頭集団を間違いなく引っ張る存在である。

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アメカジ好きに欠かせない一着

身長168センチの福本さん、こちらはLサイズをセレクト。ダウン6万6000円/ポロ ラルフ ローレン フォー ロンハーマン、パンツ5万3000円/ロンハーマン デニム(ともにロンハーマン 0120-008-752)

1970年代から日本に入ってきたアメリカ発のアウトドアアイテム。我々のファッション原体験としては、古着シーンで再び脚光を浴びたそれらを目にした人も多いに違いない。こんな原色系のダウンも含めて。

そんな記憶の扉をノックするような一着がこちら。

「もともと古着やヴィンテージが好きなんです」と話す福本さんも、その感覚には大いに賛同。「ミニマルな落ち着いたアイテムが主流だからこそ、こんな色味が今は新鮮に見えます」と話す。

大元は、これまた我々にとっては欠かすことのできないポロ ラルフ ローレン。しかもこちらはロンハーマンの別注で、左胸で主張していたポロプレーヤーロゴを左袖に移動、襟裏に配したロッカーループや裾のドローコードを白でまとめ、軽やかな印象に仕上げている。

リサイクルポリエステルを使用した表地、シルバーとネイビーで構成されたオールドタグ、そして別注仕様に仕上げたブランドネームも特別感を存分に煽っている。

カラーはグリーン、オレンジなどカラフルな6色を用意し、どれもが着るだけで気分をアゲてくれる。デニムとの相性もご覧の通り。重たく見えがちな冬スタイルの起爆剤として、これ以上ない選択肢となりそうだ。

優れた機能性のみならず、背景にもグッとくるエピソードを湛えたストーリーテラー的ダウン。こいつと一緒に山と街を行き来して、存分に冬を楽しみたい。

・ビームスいち推しの最新ダウン3選はコチラ

 

「ザ・ベストダウン 2020」とは……
冬アウターの王様、ダウン。その温かさ、存在感、使い勝手の良さはアウター界で他の追随を許さず、だからこそ各ブランドは毎冬、渾身作を世に送り出す。さぁ、2020年のキング・オブ・キングスを決めようか。
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佐藤 裕=写真 菊地 亮=取材・文

# ザ・ノース・フェイス# ポロ ラルフ ローレン# モンクレール# ロンハーマン# アウター# ダウン
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