ユースケ部長も登場! 「イケオジ着回し物語」 Vol.41
2020.11.23
FASHION

スペックとデザインの融合。頼れるダウンの代名詞的4モデル

ダウンとは機能とデザインを楽しむアウターだ。

世界中のあらゆる過酷なフィールドを想定した圧倒的スペック。それらをシンプルにまとめる機能美的デザイン。知れば知るほど欲しくなる、奥深きダウンの話をお届けしよう。

 

南極からホッキョクまで。極寒のフィールドに想いを馳せて

圧倒的スペック×機能美的デザイン。これぞ王道!奥深きダウンの世界
12万8000円/カナダグース 03-6758-1789

CANADA GOOSE カナダグース
幾分オーバースペックと捉えられるほどの機能とシンプルなルックスを併せ持つカナダグースのダウンジャケットは、アーバンアウトドアの代名詞的存在だろう。とはいえ代表作の「エクスペディションパーカ」が南極のマックマード調査ステーションに滞在する研究者たちのニーズに由来したように、あくまでその軸足は極寒のフィールドにあり。

抜群の保温性はもちろん、強風から顔を守るワイヤー入りのコヨーテファー、裏地をフリースで仕立てたチンガード、携帯に便利なショルダーストラップなど“生き抜くため”の知恵が各所にちりばめられている。

改めて同作を見てみると、ご存じ「アークティックテック」製のシェルの鮮やかな発色とともに、右肩のワッペンに目が留まる。ホッキョクグマが記されたそれは、「ポーラーベア インターナショナル」への支援の証し。稀少な野生動物の保護、ひいては地球環境を守るために活動するブランドのアイデンティティの表れだ。

人もクマも等しく、厳しい環境で生き抜かなくてはならない。しかし、人にこそできる環境への配慮がある。そんなことを、街にいながらも感じさせる服なのだ。

 

テクノロジーへの飽くなき挑戦には、プライスレスな価値がある

12万円/ストーンアイランド 03-5860-8360

STONE ISLAND ストーンアイランド
誤解を恐れずに言えば、ストーンアイランドは少々値が張るブランドである。しかし、創業者マッシモ・オスティの情熱が脈々と受け継がれたアウターは、いわば芸術であり研究成果。その価値を鑑みれば、いたって適正と判断されるべきだろう。

ウルトラハンマード仕上げのナイロンレップス生地を使うフード付きダウンジャケット。表地の特徴を大雑把に説明しただけで、魅惑のフレーズが並ぶ。

表面を叩くことで生地が圧縮され、耐久性が向上。独自の手法でタフネスを獲得した素材は、内側に樹脂加工を施して防風性と防水性を備え、さらに特殊な物質を配合した染色によって撥水性まで網羅する。特殊加工を施した羽毛を使用することで縫製後にダウンごと染色することが可能に。

これにより前述の優れた機能性を一寸の隙なく発揮し、ステッチまで染まった統一感のある美しい色を堪能できる。

細かいディテールに目を移しても興奮は冷めやらない。フードはフチにドローストリングが、上部に面ファスナーを使用したストラップが付属する。袖口はリブ編み。フロントには長いダブルスライダーファスナーが2本備えられ、それぞれふたつのポケットコンパートメントを開閉する。

シンプルに見えて、驚くほど複雑。ダウンは機能とデザインを楽しむアウターだと考えれば、やはりストーンアイランドは避けて通れない。

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変身&ハイテク機能満載な、これぞインナーダウンの最終形

インナーダウン2万3800円、バッテリー5000円/ともにタイオン エクストラ(タイオン 052-684-5182)

TAION EXTRA タイオン エクストラ
確かなクオリティ&手頃なプライスのインナーダウンを豊富に取り揃え、2016年のスタートから瞬く間に人気ブランドへと成長した日本発ブランド。

そのハイエンドラインの定番モデルであるこちらは、肩口に隠された着脱ジッパーによってベストへと変身するうえ、付属の袖を装着することでハーフスリーブにもなる3ーWAY。しかも充電式モバイルバッテリーで駆動するヒーティングシステムを搭載。内側の温度を40℃・50℃・60℃に加熱設定できるハイテクなシロモノである。

さらには雨や雪を弾いて汚れもつきにくい撥水ナイロンの表地、850フィルパワーの高品質な羽毛、収納袋に入れてコンパクトに持ち運べるパッカブル仕様、そしてバッテリーを取り外せば家庭での手洗いも可能など、かゆいところに手が届く至れり尽くせりな逸品だ。

 

いつもと違う“別の顔”に僕らはもう一度恋をする

10万円/タトラス(タトラス インターナショナル 03-5708-5188)

TATRAS タトラス
タトラスのダウンはときに“ドレッシー”と表現されるほど洗練されている。そのシックな佇まいからスーツに合わせる人も多いくらいだ。そうしたブランドのイメージから考えると、このダウンは少し意外性があるかもしれない。

赤と黒のコントラストがはっきり利いたカラーリングもそうだが、さらに驚くのはシェルの素材。タトラスといえば上質ウールや光沢ナイロンなど品のいい表地素材が多いが、こちらには密に織られた強靭なナイロンを採用。

摩耗、切断、引き裂きに対する強度が高いアクティブ仕様で、ネックには着脱可能なフードが付き、急な雨もなんのその。今季の冬は海や山などのアウトドアシーンでも、タトラスとずっと一緒にいられるってわけだ。

 

竹内一将(STUH)=写真 来田拓也=スタイリング 増山直樹、野中邦彦(OUTSIDERS inc.)、早渕智之、いくら直幸=文

# カナダグース# タトラス# ダウン# ハイスペック
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