これからの大人カジュアルって何だろう。自分らしい装いって何だろう。
その答えを探る道標として焦点を当てたのは、世界から注目を集める日本ブランド「ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ」「ビズビム」「ナナミカ」。これらを着こなすセンスのいい男たちは、まさに大人カジュアルのお手本だった。
BEDWIN & THE HEARTBREAKERS ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ
2004年に東京で設立。ブランド名は「遊牧民族」に由来する。ストリート的な解釈で、世界各地のカルチャーやあらゆる時代を切り取ったコレクションは、まさに「TOKYOの服」を体現。国内外のクリエイターからの支持率も高い。
[左]ジャケット5万5000円、パンツ3万円、Tシャツ6500円/すべてベドウィン & ザ ハートブレイカーズ(ザ・ハートブレイカーズ 03-6447-0361)、その他すべて私物 [右]ジャケット3万4000円、デニム3万3000円/ともにベドウィン & ザ ハートブレイカーズ(ザ・ハートブレイカーズ 03-6447-0361)、その他すべて私物バイリンガルプロダクション マネージャー[左]アレックス・ウィトマーさん Age 31
[右]ショーン・レイエスさん Age 31国内外で、映像や広告等のディレクションを手掛けるふたり。日本で生まれ、ショーンさんはNY、アレックスさんはLAで生活していたという異なる経歴を持つ。「ベドウィンは、仕事でもプライベートでも毎日のように着ている」と口を揃える。
ショーンさんは、’30〜’40sを想起させるビッグシルエットのデニムセットアップ、アレックスさんはカシミヤ混ウールのセットアップをセレクトしているのも興味深い。
カーディガン3万7000円、パンツ3万円/ともにベドウィン & ザ ハートブレイカーズ(ザ・ハートブレイカーズ 03-6447-0361)、その他すべて私物ビートカフェ マネージャーカトマンさん Age 50東京・渋谷にある名物バーにて、マネージャーを務めるカトマンさん。「今日着ているのは、ウチの店とベドウィンのコラボです」。思い入れのある非売品のTシャツの上に、アンゴラ山羊のモヘアカーディガンをさらりと合わせている。
[左]ニット2万8000円、パンツ1万7000円/ともにベドウィン & ザ ハートブレイカーズ(ザ・ハートブレイカーズ 03-6447-0361)、その他すべて私物 [右]パーカ2万5000円、デニム2万3000円/ともにベドウィン & ザ ハートブレイカーズ(ザ・ハートブレイカーズ 03-6447-0361)、その他すべて私物C C レディオ MC[左]ロノさん Age 32[右]ショーさん Age 37ポッドキャストのレディオショーでMCを担当しているふたり。毎回ノンジャンルでゲストを呼び、テーマを決めずにフリートークを繰り広げる番組は、今密かな注目を浴びている。
ショーさんが好きなシルエットというデニムも、ロノさんがはいているチノパンも、原型はディッキーズの定番874。「アメリカでの生活が長かった自分たちにも、ベドウィンの服は着やすいと感じます」。
[左]ジャケット4万7000円、デニム1万8000円/ともにベドウィン & ザ ハートブレイカーズ、Tシャツ4500円/ベドウィン &ザ アンダートーンズ(すべてザ・ハートブレイカーズ 03-6447-0361)、その他すべて私物 [右]ジャケット4万7000円、パンツ1万9000円/ともにベドウィン & ザ ハートブレイカーズ、Tシャツ4500円/ベドウィン & ザ アンダートーンズ(すべてザ・ハートブレイカーズ 03-6447-0361)、その他すべて私物キックボクサー[左]江幡 睦さん Age 29[右]江幡 塁さん Age 29一卵性双生児のふたり。兄の睦さんは日本フライ級王者、弟の塁さんは日本バンタム級王者、そしてともにWKBA世界王者にも輝いた強者。普段からベドウィンの服は愛用しているが、「リングに上がるときのコスチュームもベドウィン製」というから筋金入りだ。
色違いで着ているパイル地のジャケットは、ガスステーションジャケットをベースに、スイングトップのデザインを落とし込んだもの。
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