夏まで待てない……「Tシャツ」大特集! Vol.22
2020.06.25
FASHION

これからの季節に重宝する「ゴアテックス」の、簡単で重要なケア方法

誰もがお世話になっている「ゴアテックス」ついて改めて掘り下げる本企画。ラストはそのメンテナンス方法について言及したい。

>第1弾 高機能素材の「始まりと歴史」編はこちら
>第2弾 ゴアテックスの「偉業」編はこちら
>第3弾 ゴア社のテクノロジーの「可能性」編はこちら

ゴアテックス ウェアの「扱い方」

大スケールなゴアテックスの全貌を覗いていると、取り扱いのハードルまで高く感じてしまうが、あくまで実用性を重視しているゴアテックス ウェアは、意外と簡単にケアができる。

「ゴアテックス パックライト」の採用で、軽やかさを高めたフード付きのショートコート。/ストーンアイランド
「ゴアテックス パックライト」の採用で、軽やかさを高めたフード付きのショートコート。ゴワゴワ感がないのでサッと羽織れて折り畳みやすく、脇下にはベンチレーションを設けているので夏場の行楽にも最適。12万円/ストーンアイランド 03-6271-4654

ラミネートされたシェルの素材にもよるが、ゴアテックス素材自体は基本的に家庭で洗濯が可能。衛生的にもうれしいのはもちろん、それによって耐用年数が延びて、環境への負荷を減らしてくれるという実験結果も出ているのだ。

製品によって違うため、まずは洗濯表示の確認を。そのうえで、洗濯可能なゴアテックス ウェアをケアするうえで押さえるべきポイントは、液体洗剤を少なめに使い、40度以下のぬるま湯で洗うこと。すすぎは2回、脱水時間は短めが鉄則だ。柔軟剤や漂白剤は使用を避けよう。

洗ったあとの乾燥は日陰で吊干しするか、乾燥機で。完全に乾いたあとに、さらに乾燥機で20分間ほど温風乾燥すると、表生地の表面にある「撥水基」と呼ばれる細かい突起が整い、水を弾く効果が回復する。乾燥機がない場合は、乾いたウェアに当て布をして、低温・スチームなしでアイロン掛けすればOK。

タフな環境を支えるゴアテックス。要点を知っておけば、こんなに気軽に、長く付き合っていけるのだ。

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街使いを意識した防水・透湿の最新「フューチャーライト」がスゴイらしい

街使いを意識した防水・透湿の最新「フューチャーライト」がスゴイらしい/ザ・ノース・フェイス
3万9000円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン 0120-307-560)

防水・透湿機能を備えた多くのウェアは、衣服の内外の温度差によって高い透湿性を実現するものがほとんど。そのため、外気温が低く、体温が上がる厳しいアウトドアフィールドでの活動中には本領を発揮するが、日常での街中では透湿機能が下がってしまうという欠点があった。

それを解消したのが、昨年、ザ・ノース・フェイスが発表した独自開発の防水透湿素材「フューチャーライト」だ。独自開発のメンブレンが水蒸気だけでなく空気も通しつつ、水だけを通さないため、衣服の内外の温度差が生じなくても蒸れを解消してくれるのが最大のメリット。

さらに、シェルジャケットながらもゴワつきにくく快適で、アイテムによってはストレッチ性を備えるなど、まさに未来を語るに相応しい新技術だ。

山本雄生=写真 松平浩市=スタイリング 今野 壘=文

# ゴアテックス# メンテナンス
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