それは禁断の着心地……愛さずにはいられない「楽な服」! Vol.61
2020.05.17
FASHION

手抜きっぽいのにお洒落なあの人の、ユルい日のスタイルが気になる!

休日くらい手を抜いた格好でいたいじゃないか!

……と言いつつも、だらしないのはイヤなんだよね。

そんな「いい塩梅」スタイルをさらっとこなす、ファッション業界の4人の洒落者がここに集結!
 

真っ黒男でぶらり銭湯へ

格好も、スウェットはXXLサイズ、形状記憶素材のパンツは太めで確かにリラックス感のあるスタイル。
スウェット/シーシー、パンツ/サウスツーウエストエイト、スニーカー/グラビス

フリーランス PR 山田昭一さん Age 41
平日の疲れを癒やすため、週末は銭湯へ向かう山田さん。「そのまま呑みに直行してしまうので、浴場で使うものはサコッシュに入れて、手ぶらでフラッと!」。格好も、スウェットはXXLサイズ、形状記憶素材のパンツは太めで確かにリラックス感のあるスタイル。

だが、なんでわざわざローファーで風呂に?と思ったら「いやいや、実はこれ風呂上がりに素足ではけるスニーカーなので、すごく楽なんです」とのこと。そう言えば、全身黒でユルくても締まって見えるし、考えられたテキトースタイル、といった感じだ。

[左]アウトドアユースを想定してつくられたパンツは、ベルト付きのアクティブな仕様。「脱ぎ着も楽で、銭湯にスマートアクセス! 飲んだあとも苦しくならない!」。

[右]「下着とTシャツは外出前に既に着替えているので、荷物はこれだけです」。小さなサコッシュには財布とスマホ、育毛剤を収納してGO。

 

ズルく、ゆる〜く古書店めぐり

「足元は古着のトラックパンツと履きなれたスケートシューズで歩きやすく」と、下半身はまったく気取らない。
コート/メゾン マルジェラ、パーカ/ボイラールーム、パンツ/古着、スニーカー/エス、メガネ/オリバーピープルズ

エストネーション アートプランナー 小宮山智也さん Age 35
自宅から1時間程度も離れた東京・神保町を訪れ、古書店めぐりに興じる。小宮山さんの昔からの習慣というだけあり、「足元は古着のトラックパンツと履きなれたスケートシューズで歩きやすく」と、下半身はまったく気取らない。

「コートを羽織ってしまえばルーズに見えないですからね」と笑うが、有力デザイナーズの1着を “目隠し”に使ってしまうあたりが大胆! “崩れすぎ防止”の効果もあるようだ。「昔はガマンするお洒落をしていた時期もありました。でも、もうその頃には戻れなさそうだなぁ(笑)」。

[左]「実は平日から愛用しています」というパーカは、かなり大きめでストレスフリーなため、日曜日も活躍中。胸元のロゴから音楽愛が垣間見られる。

[右]スポーツブランドとヤンキースのロゴが入るパンツは、おそらくブート品。「ロングコートを着たときに覗くサイドラインの具合が好きです」。

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力を抜いてもシックに見せる黒の効能

休日ともなればトラックパンツにスニーカー、ベースボールキャップというカジュアルなアイテムたちを溺愛する。
コート/フリーマンズ スポーティング クラブ×バブアー、パンツ/URBS×ニードルズ、スニーカー/サロモン、キャップ/アーバンリサーチ×ニューエラ、バッグ/URBS×5525ギャラリー

アーバンリサーチ PR 中山慶人さん Age 36
仕事柄、平日は“ちゃんと見え”するきれいめファッションを好む中山さん。そんなスタイルとは一転、休日ともなればトラックパンツにスニーカー、ベースボールキャップというカジュアルなアイテムたちを溺愛する。

「例えオフでも色合わせだけは注意します。もっとも簡単なのは、頭からつま先までをワントーンで統一させること」。おっ! これは以前も紹介したコーディネイトテクニック。やっぱり黒って、だらしないスタイルのお助けカラーになりますね。

[左]襟を立てたコートと、キャップの組み合わせもこなれ感の鍵。「よりカジュアルに見えるので、週末に特に出番が増えるアイテムです」。

[右]「ニードルズの人気モデルに、色別注を掛けたもの」というトラックパンツの控えめなサイドラインと、ハイテクなスニーカーが好相性。

 

楽に身を委ねても清潔感は譲れない

自分の中でも最もゆるい服であるワイドシルエットのオーバーオールも上質なレザーを羽織ったり、シャツを挟むくらいの工夫はしますね。
ライダーズ/1945 CA、オーバーオール/セラードアー、シャツ/ホワイトブリーフス、スニーカー/コモンプロジェクト

ストラスブルゴ メンズバイヤー 時松祥吾さん Age 41
ストラスブルゴといえば、キレイめファッションが好きな男の頼りどころだ。そのバイヤーを務める時松さんは、20代の頃からデニム&古着ラバー。「普段はカッチリとすることが多いぶん、仕事から解放される日には、そんな“昔取った杵柄”に頼りっきり」。

ただ、歳を重ねるにつれて小汚く見えないアイテム選びを心がけるようになっているという。「とにかく汚く見られたくなのが一番。だから、自分の中でも最もゆるい服であるワイドシルエットのオーバーオールも上質なレザーを羽織ったり、シャツを挟むくらいの工夫はしますね」。

[左]「スタンダードだけど、高級感があるのが決め手です」というライトグレーのレザーシューズ。品良く見えつつも、気張って見えない具合がちょうどいい。

[右]「オーバーオールのインナーがボロボロのスウェットだと、ハマりすぎちゃうので(笑)」と選んだのは、ウール仕立てのブラックのバンドカラーシャツ。

 

比嘉研一郎、恩田拓治=写真(取材) 髙村将司、増山直樹、今野 壘、谷中龍太郎、菊地 亮、増田海治郎=文

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