それは禁断の着心地……愛さずにはいられない「楽な服」! Vol.21
2020.04.12
FASHION

スーツにイノベーションを起こす6コーデ! 部長びんびん“着回し” 物語特別版

日本を代表する企業に籍を置くだけに、「働き方改革」の潮流へは自らの装いで牽引すべし。そう一念発起したユースケ部長が、思い切ってスーツを新調。はたしてイノベイティブに着こなせるか?

OCEANS人気企画「部長びんびん“着回し”物語」の特別版ショートストーリー。テレワーク・スタイルの参考にも!

 

Day 1 MON.
クリエイターたちに一目置かれたボクシーなモノトーンルック

選んだ黒のセットアップは、高密度に織られた光沢あるギザコットンを使用。品良く見えるのに、ボクシーなシルエットとゴム&コードのウエストで快適に。
ジャケット4万9000円、パンツ2万9000円/ともにエイトン(エイトン 青山 03-6427-6335)、Tシャツ1万1000円/サンスペル(サンスペル 表参道店 03-3406-7377)、スニーカー13万円/ジョンロブ(ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010)、バッグ20万7000円/セラピアン(リシュモン ジャパン 03-4461-8340)

ビッグプロジェクトの合間も多忙なユースケ。今日は、自身の打ち合わせの間隙を縫って、部下の渡辺タケシ課長率いるプロジェクトの社外ミーティングに顔を出す。集まるのは、フォトグラファーやスタイリストなどのクリエイターたち。

選んだ黒のセットアップは、高密度に織られた光沢あるギザコットンを使用。品良く見えるのに、ボクシーなシルエットとゴム&コードのウエストで快適に。「部長、雰囲気変わりました?」なんて誰か言ってくれないかと、ほのかな期待を抱いている。

これまでの“かっちり”スーツから宗旨変え!?

これまでの“かっちり”スーツから宗旨変え!?
西崎博哉(MOUSTACHE)=写真

亞藤忠物産の繊維部門を統括するユースケ部長は、経産省案件から輸入ブランドのマーケティングまで、その業務は多岐。従来路線も一応キープしつつ、今年から新たなスタイルにも挑戦!

 

Day 2 TUE.
展示会巡りで、カーキグラデの思い切ったラフコーデに挑戦

思い切って、カーキのグラデーションコーデにトライしてみた。
ジャケット4万8000円、パンツ3万3000円/ともにオーラリー 03-6427-7141、Tシャツ1万2000円/エイトン(エイトン 青山 03-6427-6335)、メガネ4万4000円/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ 03-3409-7285)

思い切って、カーキのグラデーションコーデにトライしてみた。くだけた装いが許されるのも、展示会巡りだからだ。それも直接商談が絡まない気鋭ブランドばかり。

ステッチ、ポケット、カッタウェイのディテールからワーク感が漂うジャケットにクラシカルなベルトレス仕様のワイドストレートのパンツまで、かなりハイブロウなおじさんに映るだろう。若者にイケてるところを見せたいような気持ちが、ユースケのお洒落心に火を点けているのだ。

 

Day 3 WED.
終日の会議でも存分に活躍する、“楽&きちんと”な正統派

そこで“きちんと見え”するスリムフィットのネイビー上下が有効と見た。
ジャケット6万6000円、パンツ3万5000円/ともにアクネ ストゥディオズ(アクネ ストゥディオズ アオヤマ 03-6418-9923)、スニーカー12万7000円/ジョンロブ(ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010)

繊維部門一堂が集まる報告会に出席。長時間会議室に籠もるため、タイドアップの気分ではない。そこで“きちんと見え”するスリムフィットのネイビー上下が有効と見た。

ウールとモヘアが醸す光沢感で上質さとベーシックさを漂わせつつ、ストレッチの利いたウエストのリラックス感も享受。紺のポロシャツでもインするかな。

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Day 4 THU.
美術館を訪れるなら、気分高まる装いで。

シワ感が洒落たダブルのリネンシルクのセットアップを纏い、心も軽やかにといこうじゃないか。
ジャケット5万3000円、パンツ3万2000円/ともにキャプテン サンシャイン 03-6277-2193、バックパック6万3000円/トゥミ 0120-006-267

新型肺炎には困らされている。そのひとつが相次ぐ美術館の休館だ。来季のアートワークのインスピレーションを求めて訪れたかったのだが、それはまた事態が収束するまでのおあずけ。せめて美術館に似合う、シワ感が洒落たダブルのリネンシルクのセットアップを纏い、心も軽やかにといこうじゃないか。

 

Day 5 FRI.
何かと動きのある撮影日に適したスーツをチョイス

応援を頼まれたユースケは、ソラーロ(玉虫)素材のスーツで参上。
ジャケット2万9000円、パンツ1万8000円/ともにサンフランシスコ(ジャーニー 03-3461-8506)

タケシ課長が担当するブランドの撮影日だったが、当日に撮影商品の入荷が延期となる事態に。応援を頼まれたユースケは、ソラーロ(玉虫)素材のスーツで参上。正面からはセットイン、背面からはラグランという袖付けは運動性が高く、ステッチされたクリースは動いても折り目正しい。“きちんと動ける”服、大活躍の予感。

 

Day 6 SAT.
リラックス感ときちんと感を両立するセットアップで乗り切るハードデイ!

そんなときは、ゆったりシルエットのセットアップがうれしい。
ジャケット7万5000円、パンツ4万2000円、シャツ2万5000円/すべてグラフペーパー 03-6418-9402、ベルト1万5000円/ダミコ(バインド ピーアール 03-6416-0441)、靴10万円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店 03-6805-1691)

尾州の繊維工場からの来客、クライアントを交えて来季カタログのモデルオーディション、部下とのミーティング……etc。何かと会社の周りをうろつく1日となりそうだ。そんなときは、ゆったりシルエットのセットアップがうれしい。

旧式の力織機で時間をかけて織られた滑らかな質感は、そのシルエットと相まって抜群の着心地に。同時にエレガンスも生むグレーストライプだから、クリーンな白シャツを1枚インするだけでもバッチリきれいにキマるのだ。

 

前田 晃=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 坂井辰翁=スタイリング 古川 純=ヘアメイク 小山内 隆、髙村将司、増山直樹=文

# スーツ# 部長びんびん“着回し”物語
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