日本を代表する企業に籍を置くだけに、「働き方改革」の潮流へは自らの装いで牽引すべし。そう一念発起したユースケ部長が、思い切ってスーツを新調。はたしてイノベイティブに着こなせるか?
OCEANS人気企画「
部長びんびん“着回し”物語」の特別版ショートストーリー。テレワーク・スタイルの参考にも!
Day 1 MON.
クリエイターたちに一目置かれたボクシーなモノトーンルック
ビッグプロジェクトの合間も多忙なユースケ。今日は、自身の打ち合わせの間隙を縫って、部下の渡辺タケシ課長率いるプロジェクトの社外ミーティングに顔を出す。集まるのは、フォトグラファーやスタイリストなどのクリエイターたち。
選んだ黒のセットアップは、高密度に織られた光沢あるギザコットンを使用。品良く見えるのに、ボクシーなシルエットとゴム&コードのウエストで快適に。「部長、雰囲気変わりました?」なんて誰か言ってくれないかと、ほのかな期待を抱いている。
これまでの“かっちり”スーツから宗旨変え!?亞藤忠物産の繊維部門を統括するユースケ部長は、経産省案件から輸入ブランドのマーケティングまで、その業務は多岐。従来路線も一応キープしつつ、今年から新たなスタイルにも挑戦!
Day 2 TUE.
展示会巡りで、カーキグラデの思い切ったラフコーデに挑戦
思い切って、カーキのグラデーションコーデにトライしてみた。くだけた装いが許されるのも、展示会巡りだからだ。それも直接商談が絡まない気鋭ブランドばかり。
ステッチ、ポケット、カッタウェイのディテールからワーク感が漂うジャケットにクラシカルなベルトレス仕様のワイドストレートのパンツまで、かなりハイブロウなおじさんに映るだろう。若者にイケてるところを見せたいような気持ちが、ユースケのお洒落心に火を点けているのだ。
Day 3 WED.
終日の会議でも存分に活躍する、“楽&きちんと”な正統派
繊維部門一堂が集まる報告会に出席。長時間会議室に籠もるため、タイドアップの気分ではない。そこで“きちんと見え”するスリムフィットのネイビー上下が有効と見た。
ウールとモヘアが醸す光沢感で上質さとベーシックさを漂わせつつ、ストレッチの利いたウエストのリラックス感も享受。紺のポロシャツでもインするかな。
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