スニーカー世代を刺激する「一足触発」 Vol.48
2020.02.04
FASHION

話題のスニーカー店を“勝手ニシュラン”。三つ星以上の3店の見所案内

スニーカーショップで一足触発●昨年から今年にかけて、立て続けにオープンしたスニーカーショップの魅力を看板スタッフに聞く短期連載。

昨年末にオープンした話題のスニーカーショップの看板スタッフに、鉄板モデルを教えてもらう短期連載。第2回は、個性溢れる3つのショップの魅力に迫ってみたいと思う。

案内役はこの3人。彼らとともに店内を歩いたら、3店とも面白すぎて、勝手に三つ星あげたくなりました!

人気スニーカーショップの看板スタッフ

「スニーカーズエンスタッフ トウキョウ」堀 那由汰さん(25歳)
昨年11月に代官山にオープンしたストックホルム発のスニーカーショップ「Sneakersnstuff Tokyo(スニーカーズエンスタッフ トウキョウ)」、通称SNSに勤務。自他ともに認めるスニーカー好きで、コレクション数は自分でも把握できないほど。特にハイテク系が好み。
「エーティーエーディー」アディ子さん (25歳)
昨年12月に渋谷に誕生した、アディダスとアトモスのコラボショップ「A.T.A.D(エーティーエーディー)」の看板娘。アディダス好きインフルエンサーとしても活躍する。人生初スニーカーは、元NBA選手のパトリック・ユーイングのシグネチャーモデル「アティチュード」。
「ボース」村邉 裕三郎さん (35歳)
パリを拠点とするシューズブランド「both(ボース)」で働く傍ら、プロダンサーとしても活動。自身もオーシャンズ世代のため、来店する大人の男たちにくれる等身大のアドバイスが好評。ちなみにスニーカーは、カラーソックスと合わせて履きこなすのがマイルール。

 

プリクラ、アニメ、コタツ……“SNS”で繋がるスニーカーとニッポン文化

通称SNS(エスエヌエス)こと「Sneakersnstuff Tokyo(スニーカーズエンスタッフ トウキョウ)」は、スニーカーとアパレルアイテムが揃うスウェーデン・ストックホルム発のスニーカーショップ。ロンドン、ベルリン、パリ、ニューヨークなど世界の主要都市で展開してきたが、昨年12月、代官山に日本初のショップをオープンさせた。

商業施設「ログロード代官山」の3棟を利用して作られたスニーカーズエンスタッフ トウキョウ。入り口ではデッカいスニーカーがお出迎え。

ナイキやアディダスなど主要ブランドのオリジナルモデルはもちろん、ブランドとのコラボモデルなども数多く展開。早くも、国内だけでなく海外のスニーカーフリークからも注目される存在になっている。

「SNSのショップは、各店舗がある土地の風土やカルチャーにインスピレーションを受けてデザインされているのが特徴なんです」とスタッフの堀 那由汰さん。

もちろんSNS TOKYOも、東京ならではの空間に仕上がっている。さっそく見ていこう。

ジャパニメーションなどクールジャパンから発想されたデザインの4号棟の店内。

ハイテクスニーカーが並ぶひとつ目のエリア「テクニカル(4号棟-MODERN )」は、クールジャパンな要素を取り入れたデザイン。

金属風のノズルが組み合うユニークな什器は、排水管からデザインのヒントを得たとか。

ジャパニメーションから着想を得た什器や、プリクラや昭和テイストを醸し出す映画館をテーマにしたフィッティングルームなど、こだわった演出があちこちに見られる。

奥に見えるのはコタツ。和のモチーフを取り入れた3号棟の店内。

ローテクスニーカーが中心に並ぶ「ハンドメイド(3号棟-TRADITIONAL )」では、日本の伝統文化などからインスピレーションを得た、ハンドメイドの家具や什器による演出。人気ブランドのお馴染みのモチーフやロゴなどと和の要素の融合がユニークだ。

ヴァンズの人気モデルも数多く並ぶ。

ちなみに3月には「SNS cafe」もオープン予定。渋谷のサンドウィッチカフェ「CAMELBACK (キャメルバック)」とのコラボレーションにより、スウェーデンと日本の文化からイメージしたオリジナルメニューが楽しめるようになる。

「買い物をしなくても、アミューズメント感覚で遊びに来てくれるだけでもいいんです」と堀さんが語るように、面白い店内を撮って、それこそSNSに投稿する人やプリクラを楽しむ人など、ショッピング+αな体験を満喫するお客さんも多いそう。新たなスニーカーカルチャーの発信地として期待できそうだ。

Sneakersnstuff Tokyo(スニーカーズエンスタッフ トーキョー)
住所:東京都渋谷区代官山町13−1 ログロード代官山2号棟、3号棟、4号棟
電話:03-6868-8801
営業時間:11:00〜20:00
無休

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人気スニーカーショップが作ったアディダス専門ショップ

12月20日、原宿にオープンした「A.T.A.D(エーティーエーディー)」。人気スニーカーショップのアトモスとアディダスがコラボした新しい業態のショップで、それぞれの頭文字2つを取った“AT”と“AD”の組み合わせが、ネーミングの由来となっている。

ガラス張りで開放的なA.T.A.Dの外観。

看板スタッフのアディ子さんが「今までにないストリートシューズ・バーをコンセプトにしています」と言うように、A.T.A.Dはこれまでのスニーカーショップとは一線を画すクールな雰囲気。イメージカラーのブラックにカラフルなスニーカーがよく映える。

レジカウンターにもスニーカーがずらりと並ぶ。背後には、細いネオンで表現された、A.T.A.Dならではの「スリーストライプス」が輝く。

ホワイトのネオン管で演出された内装やロゴのデザインは、グラフィックアーティスト/アートディレクターのYOSHIROTTEN氏が率いるクリエティブスタジオ「YAR」が手掛けた。イメージは、バーでドリンクを注文するような感覚でスニーカーを買える場所、だ。

「私たちスタッフとのコミュニケーションも楽しんでほしいです!」とアディ子さんも言う。

スニーカー愛とともにアディダス愛にも溢れるアディ子さん。

スニーカーは今後、限定モデルも数多く並ぶ予定だ。

店内には30周年にオリジナルカラーで復活した「ZX8000」もラインナップ。1万4000円/アディダス(A.T.A.D 03-6447-0862)

また、アディダスお馴染みのトレフォイルロゴを新たな解釈でデザインしたA.T.A.Dロゴを、購入したウェアに無料で圧着してもらえるショップ限定サービスを実施中。それだけでなく、今後はさまざまなアーティストとのコラボモデルなども登場予定なので、小まめなチェックが必要になりそうだ。

A.T.A.D(エーティーエーディー)
住所:東京都渋谷区神宮前4-29-1 真島ビル1F
電話番号:03-6447-0862
営業時間:11:00〜20:00
無休

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クラシックとモード。その“both”を用意するパリ発の話題店

11月29日、表参道に世界初の旗艦店をオープンしたパリを拠点とするブランド「both(ボース)」。30年間にわたり研究したラバー技術のノウハウを活かした、エッジィなデザインのスニーカーで注目を集めるブランドだ。

外観には和を感じる組み木デザインが取り入れられている。

日本での知名度はそれほど高くないものの、「多くのコレクションブランドがランウェイで採用してくれて知られるようになりました。最近ではラッパーのHIYADAMさんやモデルの秋元 梢さんも愛用してくれてます!」と、スタッフの村邉裕三郎さん。

左右で対照的な印象の店内。

プロダクトは、カジュアルなデザインでエントリーアイテムという位置付けの「クラシックライン」と、ブランドの世界観が詰まった「ファッションライン」の2軸で展開。それに合わせて、店内デザインも左右で分割。上の写真を見ても明らかなように、エントランスから入って右は組み木を用いた格子のスペース(クラシックライン)、左側は、スチールでまとめたソリッドな空間(ファッションライン)と、パッと見の印象だけで自分の好みがわかる仕組みだ。

アイコンモデルである「GAO RUNNER」。5万4000円/ボース 03-6712-6466

店内には、オーシャンズ世代には懐かしいカードダスやガチャガチャのマシンを設置。購入を問わず、来店者は無料で楽しむことができる。

店内の奥には無料で楽しめるカードダスとガチャガチャが置かれている。

何が出てくるのか、というと、デザイナーの三原康裕や写真家の鈴木親、イラストレーターのEri Wakiyamaなどのアートワークを採用したステッカーやキーホルダーだ。

今後は日本発信の限定モデルも登場予定。独自のスニーカーシーンを築く存在として、チェックしておきたい。

both(ボース)
住所:東京都港区北青山3-9-1
電話番号:03-6712-6466
営業時間:11:00〜20:00
不定休

 

齋藤ジン=写真 北村康行=文

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