知ってるつもりの彼女のキモチ Vol.2
2019.11.16
FASHION

ストリート派の妻とアメカジ派の妻。2人が撮った街のシャレた大人たち

知ってるつもりの彼女のキモチ●あなたは、そばにいる女性の気持ちを、本当にわかっているだろうか? 服装、遊び、家事、仕事。どこか、ひとりよがりになってはいないだろうか? 会社の部下、同僚、取引先のあの人、妻……彼女たちの本音を知って、我がふり直せ。

自分の普段の着こなしに対して妻から口うるさい指摘もない=満足していると思ったら、大間違いかも。

いくつになっても大好きな「ストリートスタイル」や「アメカジスタイル」のオシャレを追求するのもいいけれど、パートナーの「いいね!」と喜ぶ顔がそこになければ、ただのひとりよがりってもんだ。

ならば、妻目線の「シャレた大人のストリート&アメカジスタイル」を見てみようということで、今回は実際に2人の奥様に、街角パパラッチをしてもらった。

そのコメントから妻たちの思う大人のオシャレを覗いてみよう。

街角パパラッチをしてくれた2人の妻

ご協力いただいたのは、ナノ・ユニバースのメンズプレスを担当する鳴海有加さん(左)とアーバンリサーチのウィメンズプレスの徳野茉奈美さん(右)。どちらも長らくファッション業界に身を置き、仕事と家庭を両立する奥様だ。さぞや夫に求めるハードルが高いのだろうと思いきや「極論、その人に似合っていれば何でもOKです」という優しいお言葉が。でも、そこには「ただ……」と最低限の条件がつくようで。果たして、2人の妻目線でのシャレた男とは!?
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「大人ストリートが好き♡」
な鳴海さんがパパラッチしたシャレた男は?

どちらかというと、ストリート系のスタイルに好意的な目を向けがちという鳴海さん。

ただ、’90s的だったり、ハイファッションがここ数年打ち出しているそれとはちょっと異なり、パートナーにはシンプルかつ大人っぽいストリートスタイルが良いとか。そんな彼女が実際にパパラッチした方々がこちら。

「脱力感のあるモノトーンって、なんかいい♡」

内山文博さん(34歳)アパレル関係

鳴海さんが絶賛したのはモノトーンに身を包んだこの方。「黒と白のスタイルは、ややもすると浮世離れした雰囲気に陥りがちですよね。でも、落ち感のあるシャツがなで肩の体型と相まっていい意味で脱力感があってナイス! しかも目深に被ったバケットハット、黒ベースのなか存在感を発揮するカーキのバッグ、きわめつけは足元のランシュー。周辺アイテムが絶妙なハズしになっていますよね。一緒に買い物へ出かけたら、隣を歩く私が誇らしく思えそうです(笑)」。

 

「“白”を自分のものにしてますね♡」

藤村琢磨さん(33歳)会社員

白は有無を言わさず清潔な男を演出する。それを我が物にしたところに鳴海さんも注目。「白のアウターは勇気がいると思います。大半は浮いてしまいがちですから。でもこの方はすごく自然。ちょっとした生地のアタリ感や、アイボリーのような色合いが白の“いい子”感を中和しているのかも。スニーカー、太デニム、キャップ、リュックと一歩間違えればキッズになりがちな組み合わせですが、ロングコートに濃紺デニムでグッと大人びた印象に昇華させた点が、オシャレですねぇ」。

 

「色使いの教科書に最適です♡」


樋渡暁人さん(33歳)アパレル関係

アースカラーの上下にたっぷりシルエット。通常であれば、重苦しく地味な印象になりそうだが、グラデ調の配色と一点カラフル主義で解決。「軸はブラウンですが、上から淡→濃のグラデーションを作っていますから、どよ〜んとした感じには見えません」。そして、「抜群に効いてる!」とベタ褒めするのが足元のパープル。「トップにカラフルな色を持ってきちゃうと合わせによっては悪目立ちしてしまいます。下手したら大人が頑張ってるように感じてしまうかも。足元でサラッとくらいがちょうどいいですよね。実にバランスのいいスタイリングだと思います」。

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「自分も夫もアメカジ派です♡」
な徳野さんがパパラッチしたシャレた男は?

古着がもともと好きな徳野さんは、同様の目線で男性のコーディネイトを見る傾向にあるという。そのため、「パートナーとファッション観を共有できるのが理想」と、気づけばアメカジベースのスタイリングに注視。男らしさがありながら、とはいえ直球的なアメカジではなく、しっかり今っぽさも取り込んでいるのがオシャレな男性だと思うとのこと。

 

「渋さ漂う王道スタイル♡」


鈴木哲也さん(50歳)コンサルティング / エディター

クラシカルなブルゾンにデニムといえば、アイテム選びや合わせを熟考しないと、ともすれば枯れ感が顔をのぞかせてしまう。徳野さんは「アイテムの選択はアメカジの王道といえるかもしれません。ただ、ジャストなサイズ感のブルゾンに、ワンロールさせてくるぶし丈にした濃紺デニム。それぞれのフィッティングが絶妙なので、古くささは微塵も感じませんね。むしろ渋さを感じます」と絶賛。

 

「男らしいのに、野暮ったさなし♡」


進藤ミチオさん(32歳)デザイン関係

MA-1タイプのジャケットを筆頭に、実に男らしい印象。しかし徳野さんは、男らしさ一辺倒じゃない合わせがシャレていると評価。「パンツにスラックスを持ってくるところが、いいなと思います。裾も詰めるのではなくラフにひと巻き。そのさじ加減が完璧です」。さらに、ポイントとなったのはバーガンディのニットキャップ。「色褪せた雰囲気のニットキャップがダークトーンの重い雰囲気を見事にいなしています」。男らしさをキープしつつ、野暮ったさを回避し、そのうえ色で茶目っ気まで出す気の利かせようにただただ拍手。

 

「小物使いが、お上手ですね♡」


TAKAO(45歳)スタイリスト

「ベースとしてはワーク系。でも印象はむしろモダンに見えます。合わせ方がうまいとやっぱり全然違うんですね。さすがスタイリストさん」と徳野さん。しかも、小物使いがさらにステージを高めているという。「垂らしたベルトと小ぶりなバッグもかわいい。あと、赤がインナーからチラッと見えているのもポイントですよね。こんな人と一緒に買い物デートするシーンを想像してしまいます(笑)」。

 

奥様2人が実施した今回の街角パパラッチ。ちょっとした清潔感だったり、ハズしだったり、遊び心だったり、やはり王道のストリート・アメカジだけに頼りっきりではダメな模様。

こんな妻の声は、きっと多かれ少なかれあなたの奥様にも……自分らしい「大人の◯◯◯スタイル」を確立すべく、この冬はいっちょ、妻の意見を取り入れてみては?

 

河野優太=写真 菊地 亮=文

# アメカジ# ストリート# 女性目線# # 街角パパラッチ
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