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2019.08.02

ファッション

「Tシャツはアートだ」と証明した本に載せなかった自分遺産T


されど、Tシャツ。●これまで何枚着てきたか、Tシャツ。服としては何よりシンプルなつくり、Tシャツ。理想の一枚に出会ったと思ってもすぐに次が欲しくなる、Tシャツ。されどで探す、今年いちばんの、Tシャツ。


Tシャツ本を出してしまうほどTシャツが好きな人たちのマイベストTは、我々のTシャツ選びにおける羅針盤になる。アメ村の名店「ピグスティ」からバトンを受け取るのは、ヴィンテージTシャツのセレクトショップ「ハローテキサス(HELLO//TEXAS)」の店主、三好智之さん。彼の常識ハズレな目線も大いなる参考に。

三好智之さん●原宿でTシャツ専門のヴィンテージショップ「ハローテキサス」を営む。知らなきゃ辿り着けないような路地裏にもかかわらず世界中から客が集まる。エリック・クラプトンがお忍びで来たことも!

「もはやアート」という評価を得た“ある意味”Tシャツ本


アメリカの土産物や記念品、とあるイベントで配られていたであろうノベルティなど、我々がよく知るヴィンテージTとは明らかに違う「ハローテキサス」に集まるTシャツたち。その独特な世界は2015年に一冊にまとめられ、撮影はホンマタカシが担当。「これはもはやアート本」という評価を獲得した。

『HELLO//TEXAS』3000円/ショップで扱うTシャツのなかから、店主の三好さんが「絶対に売りたくない!」という99枚を厳選。それぞれを解説するテキストをバイリンガルでつけた。


つまりこれは逆説的なTシャツ本で、本書の帯にも“ある意味、Tシャツ本”と書かれている。今回は、そんな「ハローテキサス」による魅惑のTシャツワールドにみなさんをご案内する。



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