一目惚れ、もう迷わない サイコーッ!の夏カジ。 Vol.88
2019.07.29
FASHION

こだわりのお裾分け。業界の目利きが選んだ小物で、夏の装いを新鮮に

ファッション業界の目利きに聞いた、自分にとってサイコーッ!の夏服。同世代が独自の審美眼でピックアップしたそれらは、我々のサマースタイルをまたひとつ有意義にしてくれるヒントになるに違いない。彼らの夏のこだわり、分けてもらおう!

「ハレル」店長 加瀬善隆さん Age 40 が選んだ
「クバチ族」のジュエリー

「ハレル」店長 加瀬善隆さん Age 40 が選んだ 「クバチ族」のジュエリー

「今まで知らなかった歴史あるモノ作りが、装いを新鮮にしてくれる」
10代の頃からアメリカ古着に囲まれて過ごしてきた加瀬さん。しかし、近年ある心境の変化が。「変わらず好きなんですが、少し新鮮味が薄れてきてしまって。そんなときに目が向いたのが、ロシアだったんです」。軍モノに精通した加瀬さんの視野にはもともと入っていた国だが、彼の食指が動いたのはなんとジュエリー。

「アメリカンネイティブものと同じように部族があり、モノ作りの歴史も長いんです」。なかでもお気に入りは、はるか昔から銀細工を代々と受け継いできた、ロシア国内に住むクバチ族という少数民族の作家のもの。「繊細な彫金や柄使いと、程良い男らしさとか、アメリカものとは違う魅力がありますね。格好はいつも通りですが、小物を変えたらすごくフレッシュに感じられたんです」。

 

「デラックス」ディレクター HUEさん Age 47 が選んだ
「エンダースキーマ」のサンダル

「デラックス」ディレクター HUEさん Age 47 が選んだ 「エンダースキーマ」のサンダル

「ショーツに合わせて大人が履くのにちょうどいいデザイン」
ウェスタンブーツのようなステッチをあしらったレザーサンダル「チーク」。それがここ数年のHUEさんの足元の定番。「海外のパーティに出席したとき、知り合いがタキシードでこれを履いており、その格好良さが衝撃的で、帰国してすぐにオーダーしたんです」。HUEさんにとっては、あまり馴染みのない形だったが、実際に履き始めるとこれがなかなか活躍してくれる。

「夏はショーツをよくはくんですが、ビーサンだと海に行く人みたいになってしまうし、今はあまり革靴という気分でもなくて。若い頃なら刺さらなかったかもしれないけど、今はショーツの足元として、こんなシューズが見た目も使い勝手もちょうどいいと気がするんです」。

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スタイリスト 荒木大輔さん Age 43 が選んだ
「ナイキ」のスニーカー

スタイリスト 荒木大輔さん Age 43 が選んだ 「ナイキ」のスニーカー

「“今さら感”もいい。しばらくはきれいに履きたいです」
今も昔も、基本はスニーカーが荒木さんの足元の定番。とはいえ、よくあるレア物論争にはちょっと消極的な様子。「あまりハデなモデルは得意じゃないですね。“限定”というのも気恥ずかしいし」と言う荒木さんが最近ワードローブに加えたのが真っ白なこの一足。

「スタイリングではよく使ってたんですが、自分で履くのは初めて。ダッドシューズの流行りも落ち着いてきましたし、今さら感も心地いいかなと(笑)」。シンプルでも気の利いたデザインは、トレンドとは無関係に洒落て見える。「白いスニーカーを履くと夏が来たなって気がします。しばらくはきれいに履きたいから、子供と公園に行くときには履かないようにします(笑)」。

 

「ビームス」バイヤー、「ピルグリム サーフ+サプライ」MD
若松智之さん Age 39 が選んだ
「ハリソンジム」のアクセサリー

「ビームス」バイヤー、「ピルグリム サーフ+サプライ」MD 若松智之さん Age 39 が選んだ 「ハリソンジム」のアクセサリー

「手間がかかっている。だから自然と愛着も増すんですよね」
古着漬けだった若松さんがネイティブジュエリーに魅せられたのは今から15年ほど前、ビームス入社とほぼ同時期だ。その後、好きが高じてバイイングを担当するまでになったが、今も当初の熱気は健在。

「いいアーティストに出会うと、やっぱりアガります。最近で言えばコレがそうです」と見せてくれたのが、ナバホ族のベテラン作家にオーダーしたトライアングルデザインのリングとバングルだ。「できるだけクリーンなデザインでリクエストしました。トゥファキャストという技法でつくられているんですが、これってすごく手間がかかるんです。そのぶん、愛着も増しますね」。薄着の夏だからこそ、それを身に着ける高揚感もまた、格別なのだ。

 

鈴木泰之=写真 加瀬友重、谷中龍太郎、黒澤卓也=文

# エンダースキーマ# ナイキ# アクセサリー# スニーカー# レザーサンダル
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