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2019.05.30

ファッション

ランウェイで話題を呼んだディオールの「両A面」キャップ、普通に被る? 後ろ向きに被る?

「両A面」といっても音楽の話ではなくファッションの話。キム・ジョーンズ就任後、初のシーズンとなったサマー 2019 メンズ コレクション。そのランウェイに登場して話題を呼んだキャップがこちらである。
ディオールの「両A面」キャップ
フロントにはカーブが美しいレザーが。[上]11万円、[下]9万円/ともにディオール(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)
前面のブリム部分には、ディオールのアイコニックなバッグ「サドル」の形状をかたどったレザーピースがあしらわれている。後ろを見てもインパクト抜群。サイズ調整のストラップにはブランド名の頭文字を表すCDロゴバックルが取り付けられているのだ。
バックにはミリタリーなコブラバックルが。
ちなみにディオールのハット類は、かつてジョン・ガリアーノがデザイナーを務めた’90年代半ば以来、英国の帽子職人スティーブン・ジョーンズがデザインしているという。手練れの技によるその編曲たるや実に見事。
前向きに被っても後ろ向きに被っても、コーディネイトのなかで個性豊かな旋律を奏でてくれるはず。まさに「両A面」と呼びたくなるキャップなのだ。
 
鈴木泰之=写真 柴山陽平=スタイリング 加瀬友重=文


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