デニムと言えばブルーだし、デニムと言えばパンツ。うん、確かにそうだ。そうやって誰もが固定観念に縛られたデニム像を作ってきたはずだ。でも、今じゃカラーデニムやデニムのトップスなんてのは珍しいものじゃない。
そんな時代だからこそ、ピックアップしたのが鮮やかな発色のデニムや、ロング&ビッグなシルエットを採用した、攻めたデザインのデニムトップス。
これに挑戦した怖いもの知らず、その男の名は“マーシー”こと三浦理志さんだ。
鮮やかなイエローデニムでかなえるデニム・オン・デニム
上下デニムの着こなしは難しい。どうしても土臭さが強く出るからだ。でも、男たるもの一度は着こなしてみたい……。長きにわたりデニム好きを苦しめてきたこの問題に答えを示してくれたのが、リーバイス メイド アンド クラフテッドとコラボした小木基史氏。
鮮やかなイエローのサックコートは、何とデニム製! これを主役に黒でまとめたTシャツ&デニムと合わせれば、ご覧のとおり。派手色でも嫌みがないし、念願のデニム・オン・デニムがかくも素敵に楽しめるのだ。
ブナンな定番スタイルを刷新する良き一手として
気鋭のブランドとして、業界でも注目のブランドが手掛けたGジャン。トレンド最右翼のビッグシルエットで縦横に走るセルビッジのラインがアクセント、さてこれをどうモノにするか。答えは、定番コーデの“ハズし”のキーアイテムとして着る、だ。
例えば、GジャンにTシャツ、軍パン、ブーツと、これだけ聞くと王道のアメリカンカジュアル。だが、Gジャンをダブレット謹製の黒に変えるだけで、一気に今のムードが漂う。アメカジが手早く進化するというわけだ。
アウターとして着こなす新感覚なロングデニムシャツ
オーセンティックなウエスタンシャツがコートのようなロング丈にデザインされたもの。動きに合わせて揺れるその姿に武骨な印象はなく、エレガントにも見えるから不思議。さて、そんな新感覚なデニムシャツはずばり、アウター代わりに取り入れてみるといい。
具体的には、インナーにパーカを合わせる。薄手のコートくらいの感覚だ。ちなみにこのシャツ、パンツポケットに手が入れやすいように側面の生地をカットしていたりと、細やかな配慮もうれしい。
>平山祐介(47歳)が冒険する「ワイド&ハイウエスト」のデニム はコチラから 谷田政史(CaNN)=写真 菊池陽之介=スタイリング TAKAI=ヘアメイク