ほんの少し前までは、街でスポーツブランドのロゴTを着るのはとても勇気がいる行為だった。
でも、ロゴモノが世界的にブームになってきているし、スポーツブランドもどんどん洗練されてきている。つまり、着るなら今がチャンスだ!
NIKE SPORTSWEAR / ナイキ スポーツウェア
年を取るとファッションをはじめ、新しいことに挑戦する気力が衰えてくる。でも、ナイキのスニーカーやTシャツは、いつの時代も僕らを鼓舞してくれる。「Just do it.(やるっきゃないでしょ!)」のロゴTもそんな1枚。ブランドスローガンがファッションとして格好良く映えるのもナイキだからこそ。
VANS / ヴァンズ
設立当初はスケーターやサーファーといったコアな人たち向けのブランドだったのに、今では広く、多くの人が愛用するブランドに成長したヴァンズ。カルチャーをファッションに昇華させた代表的なブランドだ。メジャーになっても、他人と被っても、僕らがヴァンズを履き、また着続けているのは、一つひとつの製品に不変の魅力があるからだ。
PUMA × BIG SEAN / プーマ×ビッグ・ショーン
プーマとヒップホップの関係性は深い。’80年代中盤のヒップホップの象徴的スニーカーは、アディダスの「スーパースター」とプーマの「スウェード」だったのだ。そのスウェードの50周年を記念してスタートしたのが、ヒップホップアーティストのビッグ・ショーンとのコラボレーション。オレンジにグリーンのロゴが入ったTシャツは、インパクト抜群だ!
ASICSTIGER / アシックスタイガー
2016年に一新されたアシックスタイガーのロゴマークは、自動車メーカーのGMなどのロゴを手掛けたグラフィックデザイナーの故アラン・ペコリック氏の手によるもの。グラフィック界の巨匠が制作した日本が誇るスポーツブランドのロゴは、アートでもあるのだ。
EVERLAST × BEDWIN & THE HEARTBREAKERS / エバーラスト×ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ
エバーラストは1910年にニューヨーク州で創業したアメリカを代表するボクシングブランド。今回初となる東京ブランド、ベドウィン & ザ ハートブレイカーズとのコラボレーションは、ボクシング映画を代表する『ロッキー』からインスパイアされたもので、星条旗柄のロゴがセンス良く映える。ファッションとスポーツのMIX、その好例がここに。
CPFU / シーピーエフユー
なんだか最近、ミレニアル世代に人気のチャンピオン。トリコロールタグの派手なのが人気を集めているけれど、チャンピオン歴30年のOC世代が選ぶべきは、機能性とミニマルなデザインを追求したCPFUライン。アスレチックウェアを起源としながらも、カレッジやミリタリーといったファッション分野で愛されてきたブランドは、当然街でも馴染む。
NEW BALANCE / ニューバランス
ニューバランスのスニーカーをファッションとして定着させたのは、オーシャンズ世代だろう。だからきっと、このロゴに見覚えのある人も多いのではないだろうか? そう、こいつはシューズボックスにプリントされているグラフィックなのだ! ニューバランス第一世代としては3色買い(グレー、ホワイトもあり)しちゃおうじゃないか。
ADIDAS ORIGINALS / アディダス オリジナルス
アディダスは、ブランドロゴをファッションに昇華させたスポーツブランドの先駆け的存在。ストリートウェアの新たなスタンダードとして提案する「カバル コレクション」のロンTは、素材などが表記された商品の品質タグを背中に大きくプリントしたグラフィックが面白い。色違いでブラックのボディにクリアミントのグラフィックバージョンもある。
鈴木 新(go relax E more)=写真 荒木大輔=スタイリング 高草木 剛(VANITES)、吉田太郎=ヘアメイク