トラックパンツは街着としても優秀である。これは
ファッションのプロも認めるところだ。
そして、“はくだけでスポーティ”な万能パンツは、トップスも選ばない。つまり、季節が深まっても、ボトムスにトラックパンツ、そしてトップスは重ね着でやり過ごせるのだ。
その着回しの変遷を、季節の移り変わり順に見てみよう。
【晩夏①】“スポーツバカ”に見せないためにアートなフォトTを
同じTシャツでもスポーツブランドではなく、このようにアーティスティックなフォトTを投入するとよりスタイリッシュに映る。サイドラインとアートの色みを赤で揃えるなんていう小技も使えるのだ。
【晩夏②】プリントもののロンTなら、ストリートな気分も堪能できる
ベストシーズン到来のロンTなら、ストリート感もバッチリ出せる。足元はミントカラーとチェッカーフラッグの遊びの利いたヴァンズでコーディネイトにアクセントを。
【初秋】コントラストが新鮮に映る、シックなトップス使い
羽織りものが欲しくなる時季を迎えたら、ぐっとシックに寄せたトップスとも実は好相性。この場合は、トラックパンツも落ち着きのあるものがベターだろう。また、スニーカーもレザー素材で格上げをお忘れなく。
【晩秋】ブルーグラデのレトロテイストなら、街感もUP
キャップやアノラックと合わせ、レトロスポーティなテイストに。ブルー系のグラデーションでまとめることで、街着としてのスマートさが高まっている。
【初冬】カシミヤのアウターが大人らしさを醸す秘訣
冷え込んだら防寒アウターの出番。ボトムスのスポーツテイストをキープしながらも、カシミヤを贅沢に使用したパーカで大人らしさを演出。
鈴木 新(go relax E more)=写真 荒木大輔=スタイリング 高草木 剛(VANITES)、吉田太郎=ヘアメイク