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2018.07.25

ファッション

気鋭の若手料理人が「ラドー」の腕時計でカウンターに立つ理由


他に先駆けてセラミックスを外装に用いるなど、時計界に革新的な風を送るラドー。その在り方は、各界で異彩を放つイノベイターと共通するものがある。
5回にわたって、そんなイノベーターたちに「クリエイティブ」についてインタビュー。2人目は……
目黒浩太郎 Koutaro Meguro
1985年、神奈川県生まれ。服部栄養専門学校を卒業後、国内店舗勤務を経て、フランスの三つ星レストラン「ル・プティ・ニース」へ。帰国後、岸田周三シェフ率いる三つ星レストラン「カンテサンス」にて修業。2015年、魚介に特化したフレンチ「アビス」のオーナーシェフに。今注目の若手料理人のひとり。

経験を積んで見えてくる「ラドー」の価値

世界と戦うための武器を持っているか否か。イノベーションにはその観点が欠かせない。ラドーが開発した独自素材、プラズマ ハイテクセラミックスは、いわば世界と戦う武器だ。
非金属にして金属と同等か、それ以上の輝きを誇っている。傷に強い、という特徴を逆手に取って、セラミックスケースをあえてメタリックに仕上げ、その魅力を浮き彫りにしているのだ。
そんなラドーの世界観に重なる人物が、魚に特化したフレンチ「アビス」を立ち上げた目黒浩太郎シェフ、33歳だ。名店「カンテサンス」出身の若手が独立したと、当時、料理界を騒がせた人物。
店名は、仏語で深海、深きものという意味。そのイメージに合わせ、ブルーが基調に。
意外なアプローチによる魚介料理の表現は驚きの連続。その評判は国内外に広まり、今や東京を代表する人気店のひとつとなった。
「やるからには一番でないと意味がない。そこで、フランスでの修業を思い立ち、トップレベルを知りたいと、三つ星レストラン限定で探しました」。
修業先「ル・プティ・ニース」で魚料理に強く惹かれていく。
「魚の扱いはもともと得意で、入店してまもなく魚部門を束ねる立場に。この頃から魚介を自分の武器にしたいと思い始めました」。
「アオハタのポワレ」は、フレンチの定番、スープ・ドゥ・ポワソンをソースに仕立てるという目黒シェフの独自性が冴える。
帰国後、岸田周三シェフが率いる名店「カンテサンス」に入門。
「当時26歳。30歳での独立開業を決めていたので、重要な最後の修業先で岸田シェフに出会えたのは大きかった。魅力でもある、“魚の火入れ”も学ぶことができました」。
魚料理の魅力とは何だろう。
「旬があることですね。食材に合わせて、四季を多彩に表現できる。これは世界で戦う強い武器。料理には完成形がないので、今後も研鑽を積み、世界に認められたいですね」。
アミューズ「海藻のクッキーと岩牡蠣のクリーム」。濃厚な岩牡蠣の風味を抽出。コースのみでランチ5800円、ディナー9800円(税・サ別)。
魚という武器で世界に伍さんとする目黒シェフにとって時間とは?
「料理人は常にゲストに提供する時間と向き合う。だから時計は不可欠。ラドーは軽くて傷に強いだけでなく、中身のムーブメントをあえて見せ、その美観の追求にも妥協がない。新たな表現方法を常に探す料理人として、そんなラドーの時計を着けてカウンターに立つのも素敵ですね」。

 

見えないものをあえて見せ、
時計の魅力を美しくデフォルメする

プラズマ ハイテクセラミックスケース、縦47.3×横40mm、自動巻き。22万円/ラドー(スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7330)
トゥルー オープンハート
金属を使用せずに、金属的な輝きを放つラドーの独自素材、プラズマ ハイテクセラミックス。高温焼成を要する高い技術力の賜物で、スクラッチレジスタンス性と同時に、軽量性なども備える。
さらにパワーリザーブ約80時間のエクスクリーシブキャリバーを搭載し、オープンダイヤルでストイックな美観を構築。目黒シェフから感じる研ぎ澄まされた感性や、ストイックな生き様とリンクする。
 
[問い合わせ]
スウォッチ グループ ジャパン(ラドー)
03-6254-7330
www.rado.com

星 武志(エストレジャス)=写真
石川英治(Table Rock. Studio)=スタイリング
髙村将司=文

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