ガシガシものを入れられて、ドサっと床に置いても気にならない。やはりバッグには実用品としての価値が最重要項目だ。
であれば選ぶべきは先端技術を用いたものにしろ、伝統的なファブリックにしろとにかく頑丈なヤツだ。担げば自ずとタフな印象を授けてくれるのも、儲けものかな。
AK457
エーケー457
スノーボードの本命ブランド、バートンの中でも、テクノロジーを最大限に活かしたアイテムを揃える、バックカントリーに特化したブランドよりピック。軽量で強度があり、見た目もグッド! と昨今話題の高機能素材「X-PAC」を使った「ジェットパック」だ。グローブをしたままでも扱いやすいジッパープルやフリースライナーのゴーグルポケットなど、ホンモノならではのスペックが男心を存分にくすぐる。
KARRIMOR
カリマー
ゴワゴワ硬くて、いかにも武骨な素材「ライノクロス」。そのネーミングはサイの皮膚のような生地を意味しているのだそう。分厚いナイロンに特殊な加工とワックスコーティングを施した独自のもので、経年変化も楽しめるのもポイントだ。
ARC’TERYX
アークテリクス
カナダ、バンクーバーにある大通りの名にちなんだ「グランヴィル バックパック」は、自転車で移動する都会のコミューターをイメージしている。耐水性と強度の高い高密度ナイロン、「N400p-AC²」を採用しているのも、雨が多いその土地柄を意識してのことだ。
ACUNEO
アクネオ
リゾートライクなストライプ柄のポーチは、テントやパラソルなどに使われる耐久・撥水性に優れたポリエステルキャンバスを使ったもの。リラックスムードを湛える外見にしてその“中身”はタフネスそのもの。こうしたギャップにもつい心が動く。
BELSTAFF
ベルスタッフ
“パリダカ”にインスパイアされた今季を象徴する、レトロなウォッシュドナイロン素材の「フィールドウェイバックパック」。軽くて耐久性にも優れており、昔ながらの山岳用バッグを思わせるデザインにぴったりマッチしている。
RIMOWA
リモワ
マットブラックのブリーフケース「ボレロ ノートブック」はお馴染みのポリカーボネートボディとケプロテック製フロントポケットからなる。特に後者は防弾チョッキにも使われるケブラー繊維を使っていると聞けば、その堅牢性へのこだわりがわかるはず。
HARVEST LABEL
ハーヴェスト・レーベル
耐久性と撥水性に優れるコーデュラのポリエステル地にポリウレタンコーティングを施した生地は、ブランドが誇る主要素材。ロールトップのセンターに位置するコブラバックルは米軍パラシュート部隊でも採用される。
鈴木泰之=写真 石黒亮一=スタイリング 持田慎司、今野 塁=文