それがミュージシャンやスポーツ選手、はたまた何かの商品であっても、「デビュー」という言葉には、海の物とも山の物ともつかない未知に出会うワクワク感や期待感みたいなものがある。
ファッションブランドもそうだ。将来有望な注目株の登場は、オッサンになっても思わず胸が躍ってしまう。
まだスタートから間もない、あるいは今から世に出る存在など、さっそくチェックしておくべき新鋭たちを一挙に招集。ぜひとも、お見知り置きを!
「ディスコ チューズデイ(DISCO TUESDAY)」のTシャツ、パーカ
’70年代ディスコカルチャーからのインスパイアをグラフィックへと落とし込むLA発のニューカマーは、ハイストリートなプリントアイテムが得意。
「サイ マーカンタイル(SCYE MERCANTILE)」の靴
英国のテーラーリングをベースに、独特なアレンジを加えた服作りを行うサイ。ブランド初となる直営店「サイ マーカンタイル」のオープンと同時に、同名のコレクションを発表。服とともに靴や小物などレザーアイテムも豊富に揃い、特に靴はイタリア製にこだわった確かな技術とエレガンスが同居する。
「メイク センス ラボラトリー(MAKE SENSE LABORATORY)」のパンツ
パンツをメインに据え、日々のシーンを楽しむための気の利いたデザインを目指す国内ブランド。このイージーチノは、ズドンと太いシルエット&右腰のスポーティなポケットが特徴。使わないときはパンツの内側に収納も可能。
「ライフ(LYPH)」のジャケット
巧妙なポケットワークを武器とするイギリスブランド。こちらの一枚では、用途に応じて前背面の各ポケットと袖をスナップボタンで着脱でき、外したパーツは同ブランドのほかのシャツへと移植することも可能だ。
「ノイク(NOYKU)」のエプロン
本誌でもお馴染みのサージュ デ クレの千田仁寿がデザイナーを務め、さらに人気スタイリストも参画し、アウトドアでも機能性に優れた実用的なモノ作りを打ち出す。こちらは男に似合うキャンプエプロンをイメージ。ちなみにブランド名は「野行く」「野育」を意味し、野に行き学び、野に育てられるというメッセージが込められている。
「エイチアイピー バイ ソリード(H.I.P. by SOLIDO)」のジャケット
パンツ専業のソリードから誕生の新ラインは、スポーツにもアーバンユースにもフィットするハイパフォーマンスウェアを展開。こちらは雨を弾きながらも蒸れにくく、超ストレッチも。
「ザ ハーヴィー(THE HARVEY)」の靴
20年にわたり、錚々たるブランドにシューズデザインを提供し、生産背景にも関わってきた山中勝登が設立したブランドは、エレガンス&ハードのバランスが最大の持ち味。デザインはブリティッシュテイストを基本に、すべての靴にグッドイヤーウェルト製法を採用する。